1ドル=160ドル突破に片山財務相「断固たる措置」牽制も効果なし…追加利上げでも円安止まらず物価高も続く

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「常に断固たる措置をとる用意がある」

 1ドル=160円の節目突破から一夜明けた9日午前、片山さつき財務相は市場牽制の常套句を繰り出した。しかし、口先介入の効果は表れない。足元を見透かされているからだ。総額11兆円を投じた為替介入から2週間足らずで、もう一段の米国債売りにつながる所業をトランプ政権が容認するわけがない。ジリジリとする中、日銀がついに追加利上げすると報じられた。インフレに拍車をかける円安は是正されるのか。

 日銀は15日からの金融政策決定会合で、政策金利を現在の0.75%程度から1.0%程度に引き上げる見通し。利上げは昨年12月以来、4会合ぶり。1.0%の政策金利は1995年以来31年ぶりの高さだ。

■日銀OBらが援護射撃

 アベノミクスの片棒を担ぎ、異次元緩和で日本経済をおかしくした黒田東彦前総裁が「中立金利の1.5%前後まで上げなきゃいけない」と触れ回っているのは神経を疑うが、植田和男総裁の2代前にあたる白川方明元総裁もNHKの取材に「現在の経済あるいは物価と、金利水準について見合っていない」と指摘。「もう少し早く金利は引き上げるべき」と苦言を呈した。2011年の大規模な為替介入を指揮した中尾武彦元財務官もまた、時事通信の取材に「持続的に円安を是正するには金融政策の修正が必要だ」と強調している。

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