語り部の経営者たち
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河内源一郎商店G 山元紀子社長<3>苦情をビジネスに繋げる
焼酎メーカー向け種麹の出荷シェア8割を誇る日本一の種麹屋「河内源一郎商店グループ」。グループを率いる山元紀子は4代目だ。3代目の夫・正博から経営を任され、社長に就任したのは2001年のことだった。 …
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河内源一郎商店G 山元紀子社長<2>地ビール解禁が追い風に
河内源一郎商店グループは、全国の焼酎用種麹シェア8割を誇る日本一の種麹製造会社である。現在、社員は全体で200人。鹿児島を代表する会社だ。 現社長の山元紀子は、4代目。3代目の夫・正博と二人…
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河内源一郎商店G 山元紀子社長<1>2代目と3代目が対立し…
河内源一郎商店グループは、鹿児島の税務署を退職した河内源一郎(故人)が1932年に設立した老舗企業だ。グループには6社の会社がある。同社の種麹は、「伊佐美」「魔王」「森伊蔵」をはじめ焼酎蔵元の8割が…
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大和証券グループ本社 中田誠司社長<4>未来を見る目が必要
持ち株会社、大和証券グループ本社社長の中田誠司は、2017年4月にトップに就いた。就任以来、腐心しているのが、営業部門の抜本的な改革だ。何を変えようとしているのか。 「上からの号令で仕事の数値…
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大和証券グループ本社 中田誠司社長<3>部下40人の詳細を記憶
持ち株会社の大和証券グループ本社と事業会社の大和証券、両社の社長を兼務する中田誠司。 中田が初めて部店長職に就いたのは2002年、事業法人営業部長の時だった。40人からの部下を持った中田は、…
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大和証券グループ本社中田誠司社長<2>“攻めの営業”が良かった
大和証券グループ本社は、大和証券や大和ネクスト銀行などを傘下に置く持ち株会社だ。社長の中田誠司は1983年に大和証券に入社し、翌84年から5年間、日比谷支店に勤務した。 支店時代は個人投資家…
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大和証券グループ本社中田誠司社長<1>日課以外の仕事を
大和証券グループ本社は、大和証券や大和ネクスト銀行などを傘下に置く持ち株会社。中田誠司は2017年4月に社長に就任した。 社長交代会見の際、「親がサラリーマンではなかったこともあって出世には…
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麺食 中原誠社長<4>外国人社員の活躍で国内100店舗目指す
アメリカ進出の原動力となったのは、意外なことに初めは反対していた父だった。会長職になってから、どこか手持ち無沙汰になっているのを息子は見逃さなかった。 「アメリカでもう1回、坂内の味を作ってほ…
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麺食 中原誠社長<3>大震災を機にこじれた父子間が雪解け
起業をあきらめて入社したものの、父・明氏とは頻繁に衝突した。まず、男性中心の客層を変えていこうと、デザイン面の刷新を試みた。 「父は店のデザインに思い入れが強かったので、『おまえは、わかってな…
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麺食 中原誠社長<2>妻と仲間失った窮地の父のため後継者に
自らの発明で起業する道を諦めた誠氏は、自分のルーツである食で事業を起こしたいと思うようになった。 「父とは関係なくやるつもりでしたが、食という部分で無意識に父の影響を受けていたと思います。卒業…
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麺食 中原誠社長<1>年商2倍にしても家業継ぐ気はなかった
透き通ったしょうゆ味の豚骨スープとちぢれ麺の上に、チャーシューを何枚も浮かべた「喜多方ラーメン」は、札幌みそ、博多とんこつとともに日本3大ラーメンのひとつに数えられる。「喜多方ラーメン坂内」を運営す…
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ユニボット 大槻正社長<4>万引き防止ロボ開発の依頼に衝撃
ソニーで犬型ロボットアイボを開発し、大ヒットに結び付けた大槻正氏。それから19年経った現在、今度はユニボット社長としてソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」を万引防止ロボとして活躍させるソフトウエア…
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ユニボット 大槻正社長<3>四足歩行ロボ見てアイボひらめく
ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」を万引防止ロボとして活躍させるソフトウエア開発に成功したユニボット。 社長の大槻正氏は、ナムコで次々とアーケードゲーム機のヒットを飛ばし、1996年末、…
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ユニボット 大槻正社長<2>スティービーワンダーとの思い出
ユニボット社長の大槻正氏は、ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」を万引防止ロボとして活躍させるソフトウエア開発に成功。クラウドファンディングで6500万円を超す資金を集めた。 大学卒業後の…
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ユニボット 大槻正社長<1>万引き防止に「ペッパー」を活用
ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」を万引防止ロボとして活躍させるソフトウエアを開発したベンチャー、ユニボット(本社・東京都品川区)。社長の大槻正氏はソニー出身の技術者で、これまで犬型ロボのアイボ…
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ジュピターテレコム井村公彦社長<4>現場の対話力と営業力
ケーブルテレビ最大手で、テレビ、インターネット、固定電話の主力3事業に加え、最近は電力の小売りやスマホなどのモバイル事業も手がける「ジュピターテレコム」(J:COM)。KDDIと住友商事が親会社だ。…
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ジュピターテレコム井村公彦社長<3>バナナ事業で修羅場を
ケーブルテレビ、インターネット、固定電話、さらに最近は電力小売り事業も手掛けるジュピターテレコム(J:COM)。親会社はKDDIと住友商事だ。 社長の井村公彦は住友商事出身。その住商で井村は…
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ジュピターテレコム井村公彦社長<2>20代で海外事業の撤退
ケーブルテレビやインターネット、固定電話などの事業を展開する「ジュピターテレコム(J:COM)」社長の井村公彦は住友商事出身。 1981年に住商に入社し、人事部で数年を過ごした後、建設機械部…
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ジュピターテレコム井村公彦社長<1>高校時に米留学で感銘
ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコム(J:COM)は、テレビ、インターネット、固定電話の主力3事業に加え、近年は電力小売り事業やスマホなどのモバイル事業も手がけている。親会社はKDDIと住友商事…
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西武ライオンズ居郷肇社長<4>仲間を見て感じたプロへの壁
西武ライオンズ社長の居郷肇は、2011年3月に球団社長に就いた。今年、10年ぶりの優勝を果たしたことで、着任から7年半の苦労や思いがさまざまに駆け巡ったはずだ。 「ほかの球団は、みんな100万…