語り部の経営者たち
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フルタイムシステム 原幸一郎社長<2>一山当てて世界旅行へ
同志社大学を卒業後、原氏はアメリカに渡った。 「在学中に小田実さんの体験記『何でも見てやろう』を読みましてね。僕も世界一周したいと思うとったんです」 ちょうど原氏が大学を卒業する前年の…
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フルタイムシステム 原幸一郎社長<1>宅配ボックスを開発
年間42億5000万個。これは国土交通省が発表した2017年度の全国宅配便取り扱い個数である。しかも、このうちの2割が不在などを理由に再配達となっていて、輸送効率の低下といった社会問題を生んでいる。…
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東急電鉄 髙橋和夫社長<4>「次の100年」見据えた長期戦略
東京急行電鉄は2022年、創立100周年の節目を迎えるのだが、社長の髙橋和夫は「2000年前後が正念場だったかもしれない。東急グループ各社がバラバラで、遠心力が働いていたような時期でした。その後、選…
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東急電鉄 髙橋和夫社長<3>「上からでなく同じ目線で話す」
東京急行電鉄社長の髙橋和夫はかつて、赤字に陥っていたバス事業を再生するべく、分社化して東急バスの設立に携わった。自らも東急バスに出向し、同社で取締役、常務を務めている。強い労働組合に真正面から向き合…
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東急電鉄 髙橋和夫社長<2>粘り強い交渉でバス事業を分社化
東京急行電鉄社長の髙橋和夫は1980年に同社に入社し、バス事業を手がける自動車部に配属。赴任した弦巻営業所(東京・世田谷区)では、自分の父親ほど年齢が上のバス運転手たちを束ねる役割だったが、労働組合…
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東急電鉄 髙橋和夫社長<1>同期の中で1人だけ“自動車部”に
関東の私鉄の雄といえば、東京急行電鉄。髙橋和夫は2018年4月に同社社長に就任した。出身は新潟県で、地元の六日町高校時代、すでに一人暮らしをしていたという。 「両親は2人とも学校の先生をしてい…
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QQイングリッシュ 藤岡頼光社長<4>受験英語を捨て会話する
セブ島を英語留学の聖地にした英会話学校の「QQイングリッシュ」。最近は、有名企業の経営者などもお忍びでやってくるという。 創業者の藤岡頼光は、まったく英語を話せなかったが、40代の頃、セブ島…
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QQイングリッシュ 藤岡頼光社長<3>競合ありきのブランド化
フィリピン・セブ島を、英語留学の本場にした英会話学校の「QQイングリッシュ」。20代、30代の日本人が、次々に英会話を学びに留学している。日本にいても英語を学べるように、24時間対応の「オンライン英…
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QQイングリッシュ 藤岡頼光社長<2>セブ島の語学留学に商機
若いサラリーマンの間で「英語留学するならセブ島」という声があがるほど、語学留学先として人気が高くなっているフィリピンのセブ島。火付け役となったのが、現地で英語スクールを経営する「QQイングリッシュ」…
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QQイングリッシュ 藤岡頼光社長<1>26歳でバイク便会社設立
フィリピンのセブ島は今、英語留学がブームとなっている。「英語留学ならセブ島」と考える日本人が増えている。格安でマンツーマン指導を受けられるからだ。 火付け役となったのが、日本人で初めてセブ島…
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TBM 山﨑敦義社長<4>社名に込めた“時代の架け橋”への思い
2011年、山﨑は、紙やプラスチックの代替品になる新素材「LIMEX」の製品化を目指してTBMを設立する。 社名は、「100年後も残る技術や事業を創り、時代の架け橋となる会社にしたい」という…
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TBM 山﨑敦義社長<3>ストーンペーパーの品質を高めて…
TBMは、紙やプラスチックの代替品になるという画期的な新素材「LIMEX」を開発・製造している。同製品の土台になったのが、台湾の企業が製造するストーンペーパーだった。 ヨーロッパ旅行中に、「…
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TBM 山﨑敦義社長<2>新たな目標を見つけたヨーロッパの旅
TBMは、紙やプラスチックの代替品になるという画期的な新素材「LIMEX」を開発・製造するベンチャーだ。 20歳の時、大阪府岸和田市に住んでいた山﨑は、地元の仲間たちと中古車販売会社を設立す…
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TBM 山﨑敦義社長<1>大工見習いから新素材「LIMEX」で起業
TBMは、紙の代替品にもプラスチックの代替品にもなるという石灰石を主原料とした新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発、製造するベンチャーだ。 取材時に山﨑から差し出された名刺は、LIME…
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オーセンティックジャパン 久我一総社長<4>会員急増の理由
年間3650円の会費で、居場所を知らせる発信機貸し出しとヘリによる捜索を提供し、登山愛好者から絶大な支持を得ている「ココヘリ」。そのコアとなる受発信機システムの試作がようやく完成したのは、2013年…
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オーセンティックジャパン 久我一総社長<3>会社を辞め起業
登山愛好者に向けて年間3650円で居場所を知らせる発信機を貸し出し、遭難に備えるサービス「ココヘリ」。低価格なのにヘリによる捜索サービスも付いてくる点などが評価され、月に1500人から2000人ペー…
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オーセンティックジャパン 久我一総社長<2>“苦情”に着目
年間3650円、1日当たり10円の会費で、10キロ先からでも居場所を探知できる発信機を貸し出す会員制捜索サービス「ココヘリ」。いざという時にはヘリによる捜索サービスも付いているとあって、登山愛好家の…
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オーセンティックジャパン 久我一総社長<1>ヘリ派遣の原点
登山愛好家の間で静かなブームになっている遭難時の会員制捜索サービスがある。「ココヘリ」だ。加入者に貸し出される、約20グラムの小型発信機を身に着けておけば、10キロ先からでも居場所を正確に特定できる…
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さくら事務所 長嶋修会長<3>仕事がなくストレスで激太りも
“不動産の達人”としてテレビのコメンテーターとしても知られる「さくら事務所」創業者で会長の長嶋修。 独立したのは20年前の1999年で、個人向けの不動産コンサルティングという未開拓領域での起業…
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さくら事務所 長嶋修会長<2>営業成績を買われ支店長に抜擢
“不動産の達人”として多くのメディアに登場している「さくら事務所」創業者で会長の長嶋修。バブル期に入社した広告代理店で抜群の営業成績を挙げた後、転職先として選んだのが、建売住宅を得意とする「ポラスグル…