織田裕二「スーツ2」低迷 半沢直樹の熱量に飲み込まれた？

怪演はしている（Ｃ）日刊ゲンダイ

　そして「テレビ局の商売の仕組みと、視聴者の受け止め方のズレは確かにあります」と、亀井氏はこう続ける。

「ネット上の書き込みを見ると、否定的ながらも、じっくりと見ていないと分からないことまで言及しているコメントが多いのが『スーツ』。熱心に見続けている人はいます。ただ、強烈なインパクトがある『半沢直樹』の翌日に、同じテンションで『スーツ』をリアルタイム視聴するエネルギーが残らないというのも事実ですよね」

　TBSの日曜劇場とフジテレビの月９。両局の看板枠として、絶頂期のキムタクが他チャンネルのドラマには一切出ることなく、この２枠を往来し、高視聴率を獲得してきたのも今は昔。

　数字上では日曜の「銀行員」の熱量に、月曜の「弁護士」が飲み込まれてしまったように見えるが……。