「ちいかわ」「踊る大捜査線」が稼ぐフジテレビ…ドラマは苦戦も視聴率だけでは見えない“映画・IP戦略”の強さ
実際、『踊る』のほか、『海猿』『コード・ブルー』『コンフィデンスマンJP』などを映画化し、長く収益を生むシリーズに育ててきた。だが、“限界”も見え始めている。『コード・ブルー』は2008年、『コンフィデンスマンJP』も18年に始まった作品だ。
「過去の人気作というストックは有限です。フジも自覚しているのでしょう。『教場』では前編『Reunion』をNetflixで独占配信し、後編『Requiem』を劇場公開。配信で作品に触れた視聴者を映画館へ呼び込む形で、興収24.7億円とまずまずの結果を出した。さらに24年放送の『全領域異常解決室』は27年春に映画2作を連続公開予定。新しいドラマを早い段階から大型IPへ育てる試みです」(同前)
もっとも、近年のドラマから巨大IPに育つ作品はまだ少ない。
「過去IPなら何でも復活させれば当たるわけではない。今年7月には『GTO』を28年ぶりに連ドラとして復活させましたが、期待ほどの盛り上がりには至らなかった。今は過去IPから映画などで再利用できるコンテンツを探っているようにも見えます。約30年前の『踊る』が今も観客を呼べるのは大きな財産ですが……」(同前)


















