3人に1人が「手書き」に信頼感 AI時代に加速する「アナログ回帰」の意外な“正体”
「世界の万年筆の市場規模は、現在のレートで約1700億円ともいわれますが、35年までに2000億円を超えるという予測もあります。高級な嗜好品が売れているからですが、日本でも“文具女子”なんて言葉が定着しているように、手帳に手書きが『エモい』という若者は増えているように感じますね」(前出の生活情報誌編集者)
写真もフィルムの方がエモいし、写りが悪い初期のデジカメも純喫茶もエモい……ちなみに「エモい」は、「感情が揺り動かされる」といった意味の若者スラングだ。
■「新鮮な驚きがある」
とはいえ、電話のダイヤルすら回したことがない、アナログ未経験のデジタルネーティブの若者が回帰もへったくれもないのでは? ITジャーナリストの井上トシユキ氏がこう言う。
「AIでイラストや画像を生成して喜んでいるのはむしろ“昭和・平成レトロ”な中高年で、『イラストレーターの作品の方が価値がある』『AI使用と表記すべきだ』などとAIに批判的な主張をしているのは、デジタルネーティブだったりします。アナログに回帰しているのではなくて、未経験ゆえに、人間が介在する手作りのものに純粋に新鮮な驚きを感じ、新たな価値を見いだしているのでしょう」
実はアナログ世代の方がデジタル信者?
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