民事再生トイザらスをドンキが取得 少子化なのに拡大する玩具市場はトレカが牽引
少子化にもかかわらず日本の玩具市場は近年、拡大している。日本玩具協会によると、市場規模(ビデオゲームを除く)は20年度まで8000億円台前半を推移していた。だが、翌年度から急増し、23年度には1兆円を突破。25年度は1兆1664億円で、過去5年間で1.4倍に成長した。
牽引役はトレカなどのカード類で、規模は1000億円規模から3000億円台に拡大した。典型的な玩具である乗り物やぬいぐるみ、ままごと類を合わせた額より大きい。なぜカードが今更人気なのか。
「子供の頃に遊んだ大人がSNSやインフルエンサーをきっかけに再び遊ぶようになり、ブームが再燃した。大人は自分のお金で買うため消費額が大きい。人気が人気を呼び、レアカードは数万円単位で取引されている」(前出の流通関係者)
昨年、マクドナルドが景品として提供したポケモンカードに転売ヤーが殺到した事態は記憶に新しい。街中やロードサイドではカード専門店が増え、家電量販店の玩具コーナーではカード売り場が拡大した。
冒頭のPPIHも、トイザらスではキャラクターなどのIP(知的財産)商材やトレカを充実させ、顧客層を従来の子供から大人にまで拡大する方針だ。少子化が進む中、玩具業界は大人のおもちゃと化したカードに頼らざるを得なくなっている。
(山口伸/ライター)


















