どうする植田日銀「10月利上げ」あるか? 米国の圧力強まり「見送りの公算大」に暗雲
今月29~30日の日程で金融政策決定会合を控える中、日銀は「10月利上げ」を見送る公算が大きいとみられるが、どうにも先行きが怪しくなってきた。米国からの利上げ圧力が強まっているからだ。
足元の政策金利は9月利上げで、中立金利の下限を超える1.25%に到達したばかり。10月利上げに関する市場の予測も低い。米ブルームバーグは13日、「日銀は今月会合で利上げ見送る公算大、12月の可能性排除せず」と報じた。
ところが、である。15日、日銀の小枝審議委員が熊本市内の講演で「利上げに過度に慎重になることはない」と発言。米国では14日に発表された9月のCPI(消費者物価指数)が前年比3.7%上昇と、市場予想を上回ったことを受け、しぼんでいた「10月利上げ論」がインフレ懸念を背景に再浮上した。
もっとも、米FRB(連邦準備制度理事会)が今月末に開く会合は中間選挙の1週間前。利上げ観測が高まっているとはいえ、選挙直前は動きにくい。利上げか見送りか、米市場予測は五分五分だ。FRBが利上げに踏み切るとなると、日米金利差が拡大しないように日銀も動かざるを得ない。


















