「東京チカラめし」はなぜ消えた? 一時130店舗から国内わずか2拠点に…焼き牛丼チェーンの栄枯盛衰
2010年代前半、首都圏の駅前で次々と看板を掲げた牛丼チェーンがあった。「東京チカラめし」だ。
看板商品は、牛肉を煮込むのではなく焼いてご飯にのせた「焼き牛丼」。11年6月に東京・池袋で1号店を開業し、オープン当初には並盛280円という価格でも話題を集めた。
運営していたのは、居酒屋「金の蔵」などを展開する三光マーケティングフーズ(現・SANKO MARKETING FOODS)。出店を加速させ、13年6月末には130店舗に達した。
ところが、急拡大の勢いは長く続かなかった。同年7~12月の半年間に39店舗を閉鎖。新たに7店舗を出店したものの、閉店数が出店数を32店舗上回った。
14年2月に発表された運営会社の13年7~12月期決算では、売上高が103億5300万円と前年同期比20.8%減少。営業損益は前年同期の2億円の黒字から16億2500万円の赤字に転落した。これらは東京チカラめし単独ではなく、会社全体の業績である。
わずか数年で、なぜ店舗網を見直すことになったのか。
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