植田和男
-
円安&物価高止まらず弊害だらけ…日銀植田総裁の追加利上げ断行「非常に高い」発言に市場恐々
「また金利を上げるつもりなのか」──。日銀の植田総裁の発言に市場がざわついている。「追加利上げ宣言」と受け取られる発言を連発しているからだ。 植田発言があったのは、米ワシントンで開かれた「G20財務相・中央銀行総裁会議」(18...
-
見透かされている「円安に打つ手なし」 もう化けの皮が剥がれてきた新NISAの熱狂
「ランダムウオーク理論」。株価の動きは予測不可能で、千鳥足のように動く──との意味で、米ウォール街などで長い間、支持されてきた相場の格言だが、最近の日本株の動きが当てはまる。 3月4日に日経平均が史上最高の4万円台を付けて「お...
-
日銀は17年ぶりの利上げだが…生活者視点では「ゼロ金利」継続中
不景気だと「黒」がはやる。いまも、街を歩くと高校生から高齢の男女まで黒の服装ばかりが目立ち、中にはマスクまで黒の人がいる。市中を走る車も役員送迎車でもないのに黒が多い。いまや「黒一色」の日常か。 この不景気のような世相の中、...
-
緩和終焉なのに円安のカラクリ 騙されていたのは日本のメディアと日本人だけ
日銀のマイナス金利解除から1週間余り。政策金利を17年ぶりに引き上げても、円安が止まらない。27日は一時1ドル=151円97銭近辺と1990年7月以来、約34年ぶりの円安水準となった。 植田日銀が11年も続いた異常な金融緩和...
-
日銀マイナス金利解除の副作用…植田総裁うかつ発言で円安・賃上げWインフレ圧力の悪循環
まさかの「副作用」だ。日銀がマイナス金利を解除。17年ぶりの利上げに踏み切ってから急激な円安が続く。 理論上、利上げは円高に振れるはずが、22日も一時1ドル=151円80銭台まで下落。政府・日銀が円買い介入した2022年10...
-
あるぞ日銀の追加値上げ…「次のタイミング」は7月か? 悩める植田総裁の“胸の内”
日銀がマイナス金利を解除して「利上げ」したのに1ドル=151円台の円安に進んでしまった。想定外の事態になり、物価高加速で家計を圧迫する懸念が強まっている。 そんな中、日銀の植田総裁は21日、参院財政金融委員会に出席。19日に...
-
異次元緩和終焉へようやく一歩 副作用への覚悟とアベノミクスの総括が必要だ
ようやく日本も「金利のある」正常な世界に戻ることになった。 日本銀行が19日、11年間もつづけた「異次元の金融緩和」を終えると決定した。異次元緩和は、「マイナス金利政策」と「長期金利操作」の2本柱。 日銀はマイナス金...
-
日銀マイナス金利解除で…年金生活者を待ち受けるのは「賃上げ値上げ」の地獄
日銀は19日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の柱であるマイナス金利政策の解除を決めた。2007年以来17年ぶりの値上げとなる。 連合の集計によると、今年の春闘の平均賃上げ率は5.28%と、33年ぶりの高水準が実現。賃...
-
日銀副総裁「緩和的な金融緩和維持」発言で株価急騰も…この先に「年3回」の利上げシナリオ
日経平均株価は8日、またしてもバブル後最高値を更新。上げ幅が一時800円を超え、3万6900円台まで上昇した。 株価急騰のきっかけは、日銀の内田真一副総裁が奈良市で行った講演で次の発言をしたことを市場が好感したからだという。...
-
植田日銀が4月大型補選に配慮しマイナス金利解除を前倒しか…3.19株大暴落「暗黒の火曜日」に
株高バブルに浮かれていられるのも今のうちか──。日銀は23日の金融政策決定会合で、マイナス金利の解除を見送り、緩和維持を決めた。能登半島地震による影響や今年の春闘の動向などについて議論し、物価上昇と賃上げの好循環がまだ実現できていな...
-
マイナス金利解除「4月」は困難か…自民裏金疑惑で補選ラッシュなら投票日直前に日銀会合
11日の日経平均は前日比608円高の3万5049円で終了した。終値で約34年ぶりに3万5000円を回復し、バブル崩壊後の最高値を3日連続で更新。3日間の上げ幅は1600円を超えた。 「能登半島地震の甚大な被害が徐々に明らかにな...
-
日銀のシナリオを狂わせた能登半島地震…ゼロ金利解除遠のく、メインシナリオの4月も後ずれか
巨大地震によって日本銀行のシナリオも崩れるのか──。能登半島地震の後、「円安」が進行している。年明け2日に1ドル=142円台をつけ、4日は143円台前半まで円が売られた。東京市場で大方の取引を終えた12月29日に比べ、2円程度、円安...
-
日銀は大規模金融緩和を維持 植田総裁に突っぱねられる岸田首相「デフレ脱却宣言」構想
日銀は19日の金融政策決定会合で大規模金融緩和を維持することを全員一致で決めた。植田総裁は7日の国会で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と答弁。年末の今回、緩和を修正するとの観測も一部あったが、大方の見方通り、現状維...
-
安倍派ガタガタで植田日銀「脱アベノミクス」へ舵? 金融政策めぐり相次ぐ“意味深発言”
学者出身の総裁は政治的嗅覚が鋭いのか──。異次元金融緩和の「出口」を巡り、日銀幹部から“意味深発言”が相次いでいる。日銀の植田総裁は7日の参院財政金融委員会で、今後の金融政策運営への抱負を問われ、こう答弁した。 「年末から来年...
-
お気楽な黒田前総裁の日経連載 異次元緩和修正ならばこれだけの出血と覚悟が必要だ
異次元緩和が招いた副作用で、止まらない円安と物価高に庶民が喘いでいる。そんな中で今月1日から始まった黒田東彦・前日銀総裁の日経新聞の連載。後任の植田和男総裁が“負の遺産”の扱いに手間取るのを尻目に、退任からわずか7カ月で厚顔無恥にも...
-
アベノミクスに縛られて予測を間違え続ける「物価の番人」日銀の悲惨
11月8日の衆院財政金融委員会の質疑で立憲民主党の階猛議員が、「税増収分を還元して減税する」との岸田文雄首相の言い分について、そのような財源は存在しないという答弁を鈴木俊一財務相から引き出して大いに話題になった。 が、彼の質...
-
白旗なのか? 植田日銀総裁があっさり非を認める前代未聞、今後政策が変わる可能性は
「あのプライドが高い日銀が」──と、驚いた金融関係者も多いのではないか。 ■「物価見通しに誤りあった」 日本銀行の植田和男総裁が8日、日銀が物価上昇率見通しの“上方修正”をくり返していることについて、「見通しに誤りがあっ...
-
支離滅裂な政府・日銀の「一時しのぎ」を見透かした投機マネーの気になる動き
日銀の金融緩和政策が危うくなっている。 10月31日の金融政策決定会合では、上限金利を「1%」から「1%をめど」に見直したが、これは投機マネーの攻撃を肩透かしするための一時しのぎの戦略に過ぎない。 前任の黒田日銀は、...
-
後任は混乱の真っただ中 もう「私の履歴書」に登場した黒田前日銀総裁に唖然
いやはや、驚いた。日本経済新聞が朝刊最終面で掲載している「私の履歴書」。政治や経済、文化、スポーツなどの領域で大きな業績を残した人物が月替わりで自らの半生を語る。1956年から続く日経の名物コラムに1日からナント、日銀の黒田東彦前総...
-
植田日銀が長期金利上限「1%めど」に微調整…円安に歯止めかかる? エコノミストの見立て
「前もって柔軟化し、将来の金融市場による副作用を防ぐ」──。日銀の植田総裁は31日、大規模金融緩和の一部を修正した狙いについて、そう説明した。31日の金融政策決定会合で、日銀は長期金利の上限を1%から「1%めど」に微修正。1%を超える...
-
「早ければ来春にも到達」株価4万円時代の儲け方 またもや来る大幅下落が最後の買いチャンス
長くて暗いトンネルを抜け出したのか──。物価高に見舞われ、庶民生活の苦労が絶えないなか、株式市場は波乱含みとはいえ中長期的には上昇傾向を見せている。この波に乗り遅れると損をしそうな気もする……という人は多いはず。 「知らなきゃ...
-
日銀・植田総裁には「金融緩和の出口」が見えないのか…“二度とない好機”を放置した先にあるもの
「これだけ条件が揃うのは二度とないかも」──。市場関係者はこうつぶやく。今月末の日銀の金融政策決定会合が金融緩和の出口に向かう好機との見方だ。 米ブルームバーグ(17日付)は、10月会合で、日銀が物価見通しを上方修正する公算が...
-
経済を左右している「金利」ってそもそも何? いずれ訪れる引き上げに備え、日本人が知っておくべきこと
円安、株式市場の上げ下げに一喜一憂する毎日だが、その背後にある長期金利(10年物国債利回り)について注目すると少しは先が見通せるはずだ。 ◇ ◇ ◇ 10月4日、日経平均株価は前日比700円下げと大きく荒れた。こ...
-
植田日銀が物価上昇見通し大幅引き上げへ 国民生活より政治家とのあつれき回避のガッカリ
日銀が物価見通しを大幅に引き上げる方向だ。2023年度の消費者物価上昇率の見通しについて、7月に示した前年度比2.5%から3%近くに上方修正する検討に入った。共同通信が10日にスクープし、今月30、31日の金融政策決定会合で決定する...
-
「1ドル=150円」で介入を明言できない政府日銀に敗北の予兆
日本時間の今月3日深夜に、為替レートが1ドル=150円を突破。直後、急激に147円台まで円高が進行した。日本政府が為替介入した、との観測が広がったが、結局、あっという間に149円台に戻ってしまった。 鈴木財務大臣も神田財務官...
-
1ドル=150円突破で「為替介入」と「脱金融緩和」は焼け石に水…長期化する円安はどこまで進む?
ドル円相場は、3日のニューヨーク市場で1ドル=150円台を付け、“防衛ライン”とされる150円を突破してしまった。円安は輸入に頼るエネルギーや原材料価格を引き上げ、値上げラッシュを招く。円安はどこまで進むのか。 「3日のニュー...
-
日銀短観で中小企業の苦境鮮明…「ギャップ14円」想定外の円安が招くコスト高と人手不足
日銀が2日9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表。大企業の景況感が改善する一方、中小企業はパッとしない結果だった。中小企業は先行きも製造業、非製造業ともに悪化すると見込んでいる。将来に悲観的な要因としては、想定を大きく超える円...
-
植田総裁は弱すぎる物価見通し継続…“物価の番人”日銀がインフレ放置、国民の足を引っ張る愚
インフレに鈍感な物価の番人だ──。日銀は22日の金融政策決定会合で異次元金融緩和の現状維持を決めた。市場の大方の予想通りだったが、驚いたのがこの先の物価の見通し。足元、原油高と円安が進行し、物価高の再燃懸念が広がっているのに、植田総...
-
異次元緩和“一気に修正”今しかない4つの好材料 9.21からの金融政策決定会合に市場が注目
今週は日米の中央銀行が金融政策会合を相次いで開く「中銀ウイーク」。とりわけ、21日から2日間、開かれる日銀会合に市場の注目が集まっている。植田総裁が9日付の読売新聞のインタビューで、年末までにマイナス金利を解除する可能性をにおわせた...
-
植田バズーカ炸裂! “タカ派発言”で金利上昇、一気に円高に…あるか「年末の利上げ」
“植田バズーカ”炸裂だ──。日銀の植田総裁は9日付の読売新聞のインタビューで、賃上げを伴う物価上昇を条件にマイナス金利の解除の可能性に言及。「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」と時期まで踏み込んだ。 ...