米FRB議長がタカ派に豹変! 後手後手の植田日銀に「9月利上げでも円安是正は絶望的」と専門家バッサリ
159円台で踏みとどまっていたドル円相場が、29日未明(日本時間)ついに再び160円の節目を突破してしまった。過去最大の15兆円超も使った日米協調の為替介入から4週間で元の木阿弥だ。
きっかけは、米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長の講演での発言。米国内でのインフレ率の高止まりが続けば「やるべき仕事がある」と断固たる決意を見せたことで、9月の金融政策会合での利上げ観測が一気に強まったのだ。
トランプ大統領に任命されたウォーシュ議長は、むしろトランプが求める利下げに踏み切る可能性すらあるとみられていただけに、突然の豹変にマーケットは驚愕。再び、日米金利差が拡大するとみて、円売りが進んだのだ。発言後、9月の利上げ観測は6割近くまで跳ね上がった。「インフレ退治」が後手に回っている日銀の植田総裁は顔面蒼白じゃないか。
「まさかのウォーシュ・タカ派発言です。米国が9月利上げなら、日銀が9月に利上げしても円安是正の効果は吸収されてしまう。日本は年内2回利上げするかもしれないと市場は見始めていますが、米国も2回なら効果はますます打ち消される。そのうえ日米の違いは、FRBは保有資産が大きすぎるとして機械的に減らしていく方針。つまり量的引き締めです。一方、日銀は高市首相の意向に従い、国債の買い入れ減額を来年4月に一時停止する方針です。量的引き締めには及び腰。これも、円安要因になります」(経済評論家・斎藤満氏)


















