植田日銀総裁は「高市官邸の壁」を突破できるのか? 景況感6期連続改善で10月は利上げの好機
1日発表の9月の日銀短観(全国企業短期経済観測調査)。大企業製造業の景況感は、業況判断指数がプラス24で、前回6月から2ポイント改善し、6四半期連続での改善となった。AIや半導体関連の需要拡大、原材料コスト上昇分の価格転嫁が進んだことなどが要因だ。
非製造業はプラス35で5四半期ぶりに悪化したが、AI関連のデータセンター需要がある建設は改善した。企業の1年後の物価見通しは前年比2.6%上昇と高水準が続く。
1日は日経平均株価も一時2200円超値上がりし、約1カ月半ぶりに6万8000円台を回復した。
これで気になるのは、日銀が今月、追加利上げをするのかどうかだ。景況感としては、利上げの好機になるのではないか。
日銀は今年6月の利上げ後、9月にも利上げし、半年ごとだった利上げペースを3カ月に速めた。政策金利は現在1.25%。普通に考えれば2カ月連続の利上げは考えにくいが、米FRB(連邦準備制度理事会)に今月利上げの観測がある。
9月30日に発表された米国の4~6月の実質GDP(国内総生産)確定値は前期比2.2%増で改定値から0.7ポイントも引き上げられ、大きく上振れした。インフレ率も3%超でFRBの目標の2%を大幅超過している。


















