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話題沸騰 皮ごと食べられる「奇跡のバナナ」の正体<後編>

日本の農業を応援! 社会貢献型ファンドを運営

 こうした中、早くから「もんげーバナナ」に注目していた企業がある。東京の「みんなで大家さん販売株式会社」だ。

 同社は不動産特定共同事業法に基づく不動産投資商品「みんなで大家さん」を扱っている会社。これからの本格的な高齢化社会の到来を踏まえ、老後の生活不安を払拭する新しい年金型商品の必要性から「共生の理念」に基づき、「オーナーシップ」・「オープン」・「参加型」の3つのコンセプトに沿った年金型不動産商品として開発されたのが「みんなで大家さん」であり、社会のニーズを的確にとらえながら不動産を金融商品として派生させることにより、長期的に安定した利回りの資産運用ができるよう出資者をサポートすることを事業の大きな目的としている。

 平成19年に「みんなで大家さん第1号」を販売して以来、同社ではこれまでに、オフィスビルやホテルに加え、三重県伊勢市にある安土桃山・戦国時代の歴史や文化を扱うテーマパーク「伊勢・安土桃山城下街」の一部など様々な不動産を対象とし、それらから得られる賃貸利益を分配するファンドを40本ほど販売。1つとして想定利回りを下回った商品はないというというから驚く。

 今年3月から運用開始がされた「みんなで大家さんファーム1号」の対象不動産のテナントが、もんげーバナナと同じ、凍結解凍覚醒技術を施した苗を使用して鹿児島を中心に栽培事業を展開する「農業法人 神バナナ株式会社」である。青い状態で収穫されたバナナを熟成、梱包、配送を行う南九州市(鹿児島県)の施設「青果熟成加工物流センター」を農業法人に賃貸し賃貸利益を分配する仕組みだ。

農薬を一切使わず有機100%の肥料・堆肥・土で

「農業法人神バナナ」は、バナナの栽培に最適な南国鹿児島の南九州市川辺町神殿にハウスを構えている。

 バナナの栽培には大量の水が必要となるが、川辺町は名水百選にも選ばれたミネラル豊富な清水が湧き出ており、井戸水や水道水、農業用水は一切使用することなく、その清水だけを使ってバナナを育てている。

 また、現在国内で一般的に目にするバナナは、実は栽培中に虫や病気にならないようにさまざまな農薬が散布され、加えて収穫後には殺菌剤や防腐剤なども多く使用されているのが普通だ。

 しかし、そうした中にあっても神バナナでは農薬を一切使わず、自然のものでできた有機100%の肥料、堆肥、土でバナナを育てるとともに、葉を食害する虫が発生した際にも薬剤には頼らず、1匹1匹を人の手で取り除くなど徹底した有機無農薬栽培を行っている。

24時間体制で徹底管理

 この農業法人が生産するバナナは、日々、田中さんのアドバイスも受けながら、24時間体制で徹底した管理を行っている上、名水百選にも選ばれた天然水、厳選したこだわりの土・肥料を用い真心のこもったバナナを作っている。こちらは「ともいきバナナ」と称し、新聞やテレビ、雑誌などに取り上げられネットでも大きな話題となって売れ行き上々もとのこと。「ともいきバナナ」は「伊勢安土城下街」のホームページまたは、場内で購入することが可能。まだまだ流通量が少ないが後にはデパートなどでも購入できるようになるという。

 ちなみに、「みんなで大家さんファーム1号」は出資金は1口100万円で分配率は年7.1%(税引前)を想定。募集総口数は2400口で販売はほぼ完売。新たに同農業法人がテナントとなる商品を準備している。

 今回の事業について、販売業務を行っているみんなで大家さん販売営業本部営業課の坂井宏光部長は、「元本の安全性を重視した資産運用としてだけではなく、現在さまざまな課題を抱えている日本の農業に対する問題解決の一助ともなる事業ではないでしょうか。これまでにはなかった社会貢献型のファンドとして当社も、その結果を大いに期待しています」と抱負を述べる。

 日本では絶対に栽培不可能と思われていた常識を覆した奇跡のバナナと、ユニークな不動産投資商品がドッキングした今回のファンド事業がどこまで成果を上げるのか、大いに注目だ。

みんなで大家さんの資産運用サービス

 不動産特定共同事業法に基づく資産運用サービスである「みんなで大家さん」は、優良な不動産をみんなで保有し、その賃料収入を享受し続けることで「共に豊かになってもらおう」という考え方の事業だ。

 そして、その事業のベースになっていることとして賃料は経済市況に左右されにくい収入の1つだということが挙げられる。例えば人々の記憶にもまだ新しいサブプライム問題、リーマンショックが起きた直後も不動産の取引価格は暴落したにも関わらず、賃料はさほど大きな影響を受けなかったという歴とした事実もある。

 同社では顧客の財産・生活をサポートするには「安定した利回り供給と安定した事業展開」が何よりも大切だという。年金の受給不安がささやかれ、将来の生活資金を補填するための資産運用サービスが求められている中、「みんなで大家さん」への期待はますます大きくなっていくはずだ。

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