ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”
「最近2~4週間くらいで、三振数は確実に増えている。2ストライクからでも、有利なカウントであるかのような大きなスイングをしている。スイングをよりコンパクトにして、ボールを前に飛ばす意識が必要だ。とにかくインプレーにして何かを起こさなければいけない。改善が必要だ」
日本時間3日のレイズ戦で11三振、完封負けを喫したドジャースのロバーツ監督は、三振の山を築いた打線にこう言って苦言を呈した。「ショウヘイも高めのボール球を追いかけていた」と、矛先が3三振(4打数1安打)の大谷翔平(31)にも向いたのも当然と言えば当然だろう。
3日までの14試合は26三振。7月30日には4打席連続三振を喫し、ロバーツ監督から「完全に振りにいくモードに入ってしまっている。もっと広角に打たなければ」と言われたばかり。その4日後の3三振なのだ。
とはいえ、大谷にとって、首脳陣の発言は馬の耳に念仏。右から左に聞き流せるメンタルがあるからこそ、メジャーで頂点を極める選手になったという指摘がある。
「日本ハムにいたときからそう。首脳陣のアドバイスを『ハイ、そうですよね』と、ニコニコしながら聞き流してましたから(苦笑)。フツーは監督やコーチにお小言を言われようものなら多少はこたえますけど、大谷はへっちゃら。そういう強さはありましたね」(日本ハムOB)