中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました
「全部オレの責任だ。おまえたちの長所を最後まで伸ばしきれなかった。試合中も、調子を取り戻させてやれなかった」
3年生の最後の夏を終わらせてしまった千葉大会5回戦の中央学院戦の後、私が選手たちにかけた言葉です。
おごっているつもりはありません。ただ、中央学院は間違いなく、我が専大松戸との一戦にピークを合わせてきた。そう思わざるを得ないほど、春とはまったく別のチームに仕上がっていました。
試合は中央学院の攻撃から始まり、初回にいきなり3ランを被弾。これは仕方がない。しかしその裏、我々はあっさり三者凡退。この時に感じた嫌な予感は的中しました。
試合中盤からは、「あの練習をしておけば」と、後悔する場面が何度もあった。失策絡みで余計な点を与え、相手の勢いに気おされたのか、最後まで流れを呼び込むことができませんでした。終わってみれば、わずか1安打の完封負け。半世紀近い指導歴の中でも、ここまで一方的にやられた記憶はほとんどない。それほどの完敗でした。