東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

公開日: 更新日:

 夏真っ盛り、今年2度ある「土用の丑」は、31日に2回目がやってくる。スーパーの店頭には、香ばしく焼き上がったウナギがずらり。だが、値札を見て思わず目をそらしてしまった。1尾3000円超えは当たり前、中には5000円近い高級品もある。とてもじゃないが手を出せない。それでも、いや、だからこそ、食べたい。現実と欲望のはざまで揺れた末、ひとつの結論にたどり着いた。

「ならば、自分で釣るしかないーー!」

  ◇  ◇  ◇

「都内の荒川河川敷で、夕方から数時間が“激アツ”らしいぞ」

 暇さえあれば竿を握っている雑誌編集者の知人の言葉を信じ、本紙記者は7月中旬、東京都北区の赤羽岩淵駅に降り立った。ウナギは多くの河川で漁業権の対象魚種に設定され、釣るには遊漁券が必須だが、ここら一帯はその適用外区域で“穴場”になっている。

 まずは釣具店でミミズを購入。「けっこう釣れるよ」という店主の言葉に胸が躍った。

 目的のポイントに着くと、すでに先客が。東南アジア系の外国人グループが釣り糸を垂れていた。少し距離を置き、竿を組み立てる。仕掛けはシンプル。竿から伸ばした糸に12号(45グラム)のオモリを付け、そこに針を結んでミミズを装着。川に投げ入れた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差