ウクライナ侵攻
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11月は牛乳など800品目超が値上げ…「1ドル=150円」円安物価高騰は来年2月に本格化
2022年は残すところあと2カ月。年の瀬まで値上げラッシュに襲われる一年になりそうだ。もっとも、来年の雲行きも相当に怪しい。 今年最多の食品値上げが実施された10月に続き、11月も幅広い品目が値上がりしている。帝国データバン...
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ロシアが「ウクライナ“汚い爆弾”使用の恐れ」としつこく喧伝…お粗末すぎる偽装工作だった
世界中が総スカンだ。放射性廃棄物をまき散らす“汚い爆弾”をめぐり、ロシアが「ウクライナによる使用の恐れ」を、しつこく触れ回っている。 ロシアのショイグ国防相は23日、アメリカの国防長官、イギリス、フランス、トルコの国防相と相...
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ロシアがチラつかせる「汚い爆弾」の恐怖と効果 住民退避は使用の布石?
やっぱり使ってくるのか。放射性物質をまき散らす「汚い爆弾」をめぐり、ロシアが攻撃を自作自演する「偽旗作戦」に打って出るのではないか、と欧米各国は警戒感を強めている。 米原子力規制委員会の資料によると、「汚い爆弾」とは〈ダイナ...
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外交評論家・河東哲夫氏が読むロシアの行く末 「プーチン大統領はシロビキに引導を渡される」
ロシアがウクライナへ軍事侵攻してから約8カ月が経ち、ウクライナ戦争はドロ沼の様相を呈している。クリミア大橋が爆破され、プーチン大統領は報復措置としてウクライナ全土をミサイル攻撃。市民が以前の生活を取り戻しつつあった首都キーウを再び恐...
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ウクライナへの核兵器攻撃の可能性に言及したプーチン大統領の狙い
日本は1945年8月6日に広島、同9日に長崎の両市に原爆が投下された。なぜ投下されたのか。 米国は日本の降伏を目指したが、日本は本土決戦を目指していた。本土決戦になれば大量の米兵が亡くなる。それを避けるためというのが、今日、...
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ロシア国内で横行する「動員逃れ狩り」の惨状…狙いは“反プーチン”取り締まりか
ロシアのプーチン大統領が発令した部分動員令をキッカケに、ずさんな動員実態が浮き彫りになっている。対象外の高齢者や重病患者などに招集令状が届く事態を受け、プーチン大統領は「全ての誤りを正すべきだ」と表向き是正を求めたが、実際は改善どこ...
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プーチン大統領が仕掛ける真冬の“極寒責め”…ミサイル大攻撃でインフラ破壊、ウ国民を苦しめる
完全に市民を狙い撃ちしている。 ロシア軍がウクライナ全土に実行した10~11日の一斉攻撃では、80発以上のミサイルが撃ち込まれ120人以上が死傷した。22カ所の発電所が狙われ、少なくとも300居住区で停電が発生。電力施設の破...
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悪夢のような報復連鎖 狂ったプーチンに世界はどう出る
このまま報復の連鎖で泥沼化となるのか。 8日に起きたロシア本土とクリミア半島を結ぶ「クリミア大橋」の爆破。これをウクライナによる「テロ」と決めつけたロシアのプーチン大統領がウクライナ全土を攻撃し、欧米が一斉に非難した。G7は...
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北方領土問題の解決願う鈴木宗男氏が…ゼレンスキー大統領令に「有難迷惑」と持論のなぜ
日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)が自身のブログに投稿した「持論」をめぐり、ネット上で反発の声が広がっている。きっかけは10日に更新したブログでこうつづっていたことだ。 《ウクライナのゼレンスキー氏が7日、「ウクライナはロ...
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激怒のプーチン大統領が「報復」開始 ウクライナ首都キーウは開戦直後のような雰囲気
一気に緊張感が高まっている。ロシア軍が10日、ウクライナ全土をミサイルで一斉攻撃した。 ウクライナ非常事態庁によると、少なくとも全土で11人が死亡、64人が負傷したという。プーチン大統領は安全保障会議で、クリミア半島とロシア...
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NATO対ロシアの核戦争の瀬戸際…投資家は「現金の保有」を大きく増やしている
1914年7月、オーストリアがドイツに支持されてセルビアに宣戦、セルビアを支援するロシアは総動員令を発して対抗、第1次世界大戦の戦端が開かれた。38年にはドイツがオーストリアを併合、チェコスロバキアのズデーテン地方併合を経て、イギリ...
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ウクライナの東・南部4州併合で自ら退路を断ったプーチン大統領
ロシアのプーチン大統領は9月30日、ウクライナの東・南部4州を併合する演説を行い、各州の代表と併合の文書に署名した。 留意しなければならないのは、この併合はロシアが攻め入り、有利な状況の下で行ったのではない。米国の巨大な軍事...
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ロシア下院議員が激怒! 「軍服150万人分消失」の怪事件はクーデターの予兆か
弱り目にたたり目だ。ウクライナ戦争で苦戦を強いられているプーチン大統領の足元で“怪事件”が発生。ナント、招集兵に用意していた軍服150万人分が消えたというのだ。 モスクワ・タイムズ(電子版3日付)によると、ロシア下院議員で元...
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ロシアでは五輪メダリストに軍への召集令状が…スポーツ大国いよいよ崩壊秒読み
「例外」はなさそうだ。 ウクライナとの紛争が続くロシアで、2人のフィギュアスケート選手に自国軍隊への召集令状が届いたという。ロシアのスポーツ専門チャンネル「マッチTV」が28日に報じたもので、受け取ったのは2018年平昌五輪で...
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プーチンついに“最後のカード”切った…「30万人動員令」に透けるロシアの焦り
とうとう「動員令」である。 ロシアのプーチン大統領が21日に放映されたテレビ演説で、ウクライナ侵攻をめぐり、国民の部分的動員令に署名したと発表、即日発効した。軍務経験のある予備役を招集するもので、ショイグ国防相によると対象は...
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ゼレンスキー大統領がビデオ声明 ウクライナ東部奪還地域に「拷問部屋10カ所以上」
ウクライナのゼレンスキー大統領は17日のビデオ声明で、東部ハルキウ州のロシアから奪還した地域で10カ所以上の拷問部屋が発見され、電気で拷問を加える器具も残されていたと明らかにした。 ゼレンスキー大統領は、以前400人以上が殺...
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抽象画から浮かぶウクライナ 戦争は我々の感性を変えたのか
ロシアのプーチン大統領が戦争を起こして半年が経過しようとする8月、東京国立近代美術館でドイツの画家「ゲルハルト・リヒター展」を見る機会があった。ウクライナ侵攻とは関係がないことを断った上で、コラムの1回分を素人批評で埋めることをお許...
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ロシア音楽業界も独裁者に決別…思い出の歌姫・ゼムフィラは侵攻当日、母国を去った
戦争になってから誰も行きたがらないプーチン大統領の国。筆者が駐在した2010年代に「ああ、自分はこのために来たんだ……」と思える瞬間があった。そのひとつが、絶大な人気を誇る女性シンガー・ソングライター、ゼムフィラのコンサート。第2外...
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武器を与え「戦争ヤレヤレ」とあおった西側をインフレが襲う想定外
ロシアのウクライナ侵攻以降、米国が主導する西側の政策は明確だった。 ウクライナに武器支援を行い、ロシアが勝利しないよう、かつ、ロシアを完全撤退させるまでやっつけない。そして戦争を長期化させ、ロシアを疲弊させる。さらに経済面で...
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もうひとつの新語「マクロンする」誕生の背景 戦争阻止も停戦仲介もままならい“口だけの人”
引き続き、ロシアのプーチン大統領の戦争で生まれた「新語」の話。侵攻を防げなかっただけでなく、泥沼の長期戦にもつれ込んだ背景の一つとして、国際社会による仲介が機能しなかったことが挙げられる。それを象徴するような動詞がウクライナなどで誕...
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ウクライナ侵攻で数々の「新語」が誕生…戦争が「Z」の意味まで変えた
ロシアのプーチン大統領が起こした戦争により、数々の「新語」が誕生した。それだけ、世界に激動のニュースがあふれ、ウクライナでは国の命運や人の生死が日々語られたということだろう。後に歴史家だけでなく、辞書編集者も悩ませることになるかもし...
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ルカシェンコ大統領の存在は大きい ウクライナ侵攻を可能にした2年前のベラルーシ介入
「歴史にイフは禁物」といわれるが、ウクライナ北部キーウ州をめぐる戦いは回避できたのではないかと、もうひとつの隣国を見ていると思えてくる。ロシアのプーチン大統領が東スラブ民族の「三位一体」に数える国、ベラルーシのことだ。盟友のルカシェン...
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ウクライナ軍がロシア占領の南部へ攻撃開始 「4村解放」と戦果を主張
ウクライナ軍の報道官は29日、ウクライナ軍がヘルソン州など南部で、ロシア軍に対する多方面の攻撃を始めたことを明らかにした。占領地奪還を目指す本格的な反転攻勢につながる可能性がある。 ウクライナ軍筋は米CNNテレビに対し、ヘル...
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プーチン大統領は高級ワインに夢中…「清貧」アピールも政敵が暴いた趣味
「皇帝」とあだ名されるプーチン大統領。ロシア国内で「清貧」をアピールし、庶民に寄り添うのが基本姿勢だ。2012年の通算3期目就任直前、「馬の小便」とやゆされるソ連風ビールで乾杯したのは一例。ただ、宮殿やヨットなど「隠し資産疑惑」が持ち...
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誰が得するのか 原発新増設という悪魔の選択
これを火事場ドロボーと言わずして、何と言うのか。岸田首相が24日、これまで否定してきた原発の新増設を検討する方針を示したことだ。 2011年の東日本大震災で起きた東京電力の福島第1原発事故以降、新増設や建て替え(リプレース)...
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慈善コンサートでカラオケ熱唱 プーチンの意外な音楽趣味とピアノの実力
友達や知り合いになった人に聞く質問に「どんな音楽を聴くの」というのがある。趣味は人となりを反映するし、共通点があればさらに親しくなるかもしれない。 公務から浮かび上がってこないが、ロシアのプーチン大統領はどんな音楽を好むのか...
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ロシアが誇る最強部隊「空挺兵」は文化公園の噴水に“ドボン”で大迷惑
ロシア首都の地下鉄環状線の南西部に位置する「文化公園」(通称ゴーリキー公園)。筆者にとっては思い出深い場所で、2000年に短期留学したモスクワ国立言語大と学生寮は文化公園駅が最寄り。11年から5年間の駐在時も近くの外国人アパートに住...
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プーチン大統領はソ連の愛車をブッシュに自慢「白タク」の過去はあえてアピール?
ロシアのプーチン大統領は「車好き」なのだろうか。本人に聞けば「ダー」と肯定する答えが返ってくるのではないか。クリミア半島併合のかどで主要8カ国(G8)への参加を停止されるはるか前、2006年に議長を務めたサンクトペテルブルク・サミッ...
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ウクライナ侵攻から半年「ロシアはウクライナの新聞社を乗っ取りニセ情報を流しています」
今年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、まもなく半年を迎える。最近は現地の報道も減っているが、その裏側では35人超のジャーナリストが亡くなった。現地のメディアや市民生活は今、どうなっているのか。ウクライナ・ジャーナリス...
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高給提示でウクライナに派遣 日常も戦争も“労働移民頼み”のロシアの現実
日本では社会機能を支えるエッセンシャルワーカーの一部を外国人が務めているが、ロシアも事情は同じ。首都を訪れれば、工事現場やカフェ、清掃などで汗を流しているのはいわゆる「白人」ではなく、中央アジアの旧ソ連構成国出身者であることに気づく...