ウクライナ侵攻
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マクロン大統領の「同盟は家臣ではない」、日本国民はどう考えるか
世界で今、最も深刻な問題はウクライナ問題である。同国の兵士がウクライナで戦い、死者を出し、国土が荒廃しているが、この戦闘は実質、米国を先頭とする西側諸国対ロシアの戦いである。 西側諸国の兵器提供が途絶えれば、明日にでも戦争は...
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ウクライナ研究の第一人者に聞く ロシアの侵攻から1年半…終わりの見えない戦いはどうなる
1991年8月24日、ウクライナ最高会議は独立を宣言し、国名から「ソビエト社会主義共和国」の名称を削除した。ソ連崩壊をとらえた無血の独立となった。それから約30年。ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、24日で1年半だ。終わりの見えな...
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森喜朗元首相「ロシアが負けることは考えられない」発言の正当性
森元首相が会合で「ロシアが負けることは考えられない」「(日露関係について)せっかく積み立ててここまで来ているのに、こんなにウクライナに力を入れてしまっていいのか」と発言し、袋叩きにあったことを記憶されているだろうか。1月下旬のことだ...
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ウクライナ軍「まもなくクリミア入り」の衝撃証言 本当ならロシアでプーチン降ろしが始まる
ウクライナ軍の進撃は想像以上なのか。反転攻勢を進めるウクライナ軍が、まもなくクリミアに入るという。ANNニュースが伝えている。 2014年にロシアに侵攻されたクリミア半島について、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は「ウク...
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ロシアの“裸の王様”に恨み骨髄! 認知症悪化の「プーチンおろし」を狙う3人組
「プーチンの戦争」はウクライナをメチャクチャにするばかりか、ロシアを疲弊させ、権力者の足元も揺るがせている。仏シンクタンク「国際関係研究所」(IFRI)によると、ウクライナ侵攻以降、ロシアから100万人超が流出。大半が教育も所得水準も...
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「核のボタン」握るプーチン大統領に認知症疑惑が再燃…「情緒不安定に拍車」と識者も指摘
ウクライナ戦争の開戦から1年5カ月。欧米の支援を受けたウクライナが反転攻勢に出てから2カ月近くが経った。 米国のブリンケン国務長官は23日(現地時間)に放送された米CNNで、「ウクライナはロシアに奪われた領土のおよそ50%を...
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米国のクラスター弾の提供、使用に沈黙する岸田政権は酷すぎる
戦争にルールもクソもないと思う。殺らなければ殺られる。武道やスポーツではないのだから、“フェアプレー”なんてあり得ない。だからこそ、絶対に始めてはならないのだ。 ではあるけれど。 これだけはやっちゃいけないという暗黙...
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何もしていない反体制派を弾圧 まだまだ続くプーチン政権は何を恐れているのか?
民間軍事会社ワグネルの蜂起時、モスクワが平穏で、チャイコフスキー国際コンクールも続行した話をこれまで書いた。物騒なニュースを目にして「すわロシア崩壊」と真に受けた日本人もいるだろうが、首都は食料不足もなく、ATMへの行列もなかった。...
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「ワグネルに拍手」は支持の証拠? 現地の反応にあおられる日本メディアのお寒い隣国理解
ロシア人は知性でなく感性、客観でなく主観で物事を捉えようとする人々だ。欧米人とは国民性が違う。少なくとも2度の駐在生活で彼らを見てきた私はそう思う。 読者がもし旧ソ連圏を旅行したことがないのなら、経験済みの身近なおじさんやお...
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米国によるウクライナへのクラスター爆弾供与で“人道的配慮”の姿勢も示せない日本
クラスター爆弾は、大型弾体の中に多数の子弾を搭載した爆弾である。空中で破裂して子弾が散布され、爆発して広範囲の目標に損害を与える。 目標が不正確なので、一般市民も被害を受ける。不発弾が終戦後爆発し、住民に被害を与える場合もあ...
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ロシア国内でプリゴジンの“武装反乱”は「ピエロ」の絵文字で総括された
前回、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者による「プリゴジンの乱」の最中、首都モスクワが極めて静かだったとする自分の体験談を書いた。西側諸国の騒ぎ方が異常ではないかという問題提起も。 実際、MKAD(環状道路)の内側の市域に...
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ワグネル反乱中でもモスクワ「赤の広場」前は平穏…チャイコン鑑賞から歩いて帰れた
白夜に近いその夜、私はモスクワ音楽院にいた。4年に1度のチャイコフスキー国際コンクール。ピアノ部門で日本人が2次審査に進んだとあって、大ホールに連日通い詰めた。仲良くなった音大生が大絶賛するロシア人出場者が、ムソルグスキーの「展覧会...
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IOCが「2030年ウクライナ冬季五輪」の英断を下せば商業主義批判にも答えが出せる
「ウクライナで冬季五輪2030を」は絵空事か? 私は世界に問いかけた。思いを英文にし、FrancsJeuxに寄稿した。 同誌は国際スポーツ界の動向を専門的に扱う初のフランス語圏メディアで、日々コアなニュースを電子配信している。...
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プーチンはオリンピック休戦決議を踏みにじりながら…最高位勲章剥奪の汚名をそそぎたい
ウクライナ戦争を始めたのはプーチン大統領となっているが、本人はロシアの自衛のための手段というのが大義名分。戦争は立場の違いの戦いなので判決は歴史に委ねられるのだろうが、オリンピズム(五輪哲学)からは一刀両断でプーチンの罪は明らかだ。...
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ゼレンスキーが連日SOS…プーチンが計画する欧州最大級「原発テロ」情報の真偽
「ロシアは局所的な爆発を起こす技術的な準備ができている」「放射性物質放出につながる可能性があり、深刻な脅威だ」──ウクライナのゼレンスキー大統領がここ数日、重大警告を連発だ。ロシアが占拠する南部ザポロジエ原発に地雷を敷設し、大規模テロ...
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プリゴジン氏とロシア国防相が軍トップ拘束を画策 決起の原因は情報漏れだった
米紙ウォールストリート・ジャーナルは28日、ロシアで武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が当初、ショイグ国防相と軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長の拘束を計画していたと報じた。複数の西側諸国の当局者が同紙に明ら...
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プーチン大統領をイラつかせるプリゴジン氏の“浪花節” 「ワグネルの乱」尻すぼみで所在不明
消息を絶っていたロシアの民間軍事会社ワグネル創始者のプリゴジン氏は26日、反乱収束後、初となる音声メッセージを発表した。反乱は「抗議のためであり、政権転覆のためではない」と自らの行動を正当化。所在は明かさなかった。 ウクライ...
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ワグネル騒ぎは一夜で収束 戦争偏向報道のトンチンカン
反乱を起こした“汚れ役”が丸1日で、あっさりと方針転換。ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者・プリゴジン氏がプーチン政権に反旗を翻した決起は、あっけない幕切れを迎えた。 プリゴジンは現地時間24日夜、首都モスクワへの進軍停...
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亡命した反乱首謀者「ワグネル」プリゴジン氏の異常な人気…プーチン大統領は暗殺に動くのか
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が起こした「武装反乱」は、たった1日で終結。ワグネルの創設者プリゴジン氏が24日夜(日本時間25日未明)、首都モスクワへの進軍停止を表明した。ロシア正規軍との大規模衝突は避けられたが、メンツを潰された...
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敗走ロシア軍「放射能テロ」の恐怖…ウクライナのザポロジエ原発奪還作戦に揺さぶり
ウクライナ軍が反転攻勢に転じてから2週間あまり。進軍が想定より遅れる中、新たな「エコサイド」が懸念されている。ロシア軍による放射能テロ計画だ。 ゼレンスキー大統領は22日、ロシア軍が占拠する中南部のザポロジエ原発について「ロ...
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映画「キャロル・オブ・ザ・ベル」の監督に聞く 戦禍のウクライナで製作、公開を続ける理由
ミサイルの轟音と爆発音、そして悲鳴。ロシアの猛攻撃で、市民や子どもたちが逃げ惑う姿が連日中継されている。そんなウクライナの首都キーウに残り、同地出身の映画監督オレシャ・モルグネツ=イサイェンコさん(38)は新作「キャロル・オブ・ザ・...
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ウクライナついに反転攻勢!「現代的な兵器が足りない」と弱音のプーチンが頼る最後の手段
ついにウクライナの“反転攻勢”がはじまった。 ロシアのプーチン大統領は9日、「ウクライナ軍の攻撃がはじまったと断言できる」と表明し、ウクライナのゼレンスキー大統領も10日、「反転攻勢が進行中だ」と初めて認めた。戦闘は新たな局...
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ダム爆破でウクライナの反転攻勢本格化 中国・習近平の「仲介案」は宙に浮いてしまった
ロシア軍の占領下にあるウクライナ南部ヘルソン州のダム爆破は和平機運をまたもブチ壊し、事態の泥沼化を加速させることになりそうだ。侵攻開始以降の民間インフラ被害としては最悪で、深刻な環境汚染も懸念される。 ■ダム破壊で4万人超避難...
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緊張続く今日の米中関係と「トゥキディデスの罠」
米中両国間の緊張が続いている。 私はこの緊張は心理的側面が強いと見ている。 日本では、十分認識されていないが、中国の米国に対する追い上げは激しい。米国情報機関CIAが公開しているサイト「WORLD FACTBOOK」...
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日本政府が米国に砲弾用火薬の輸出を検討、ウクライナ軍事支援のため
政府が、ウクライナへの軍事支援を続ける米国に対し、日本企業が砲弾の原料となる火薬を輸出することが可能かどうか検討しているという。8日のテレビ朝日が関係者の話として報じた。 ウクライナへの軍事支援を継続する米国では、砲弾の増産...
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ウクライナのダム決壊で死者多数か…国連事務総長「ロシア侵攻の結果」と緊急声明で非難
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は6日の記者会見で、ウクライナ南部のカホフカ水力発電所の巨大ダム決壊で「多数の死者が出た恐れがある」と語った。ただ、現時点で正確な死傷者数は不明だとして、状況を注視していると強調し...
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近づくウクライナ反転攻勢 プーチンを焦らせる「ファクターX」…ヤマ場は6.4前後と専門家
いよいよその時が近づいてきた。ウクライナのゼレンスキー大統領が29日(現地時間)、ロシアに対する反転攻勢に言及。「タイミングこそが最も重要であり、いかに前進していくのか、決定が下された」とし、大規模な反攻が迫っているとにおわせた。ウ...
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ウクライナ軍「史上最大の作戦」カウントダウン…ロシア軍の防衛ラインを突破できるのか
ウクライナ軍が反転攻勢に打って出る。同軍のザルジニー総司令官は27日、通信アプリ「テレグラム」に「われわれのものを取り戻す時が来た」とのメッセージと共に、戦場に向かうウクライナ軍の動画を投稿。軍のトップが大規模な反転攻勢の開始を表明...
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日本精蝋×ピーピー・カストロール ウクライナ問題が絡む石油関連業界を比較
広島サミットにウクライナのゼレンスキー大統領が参加し、ロシアとの戦争についてG7で話し合いが持たれました。 ロシアによる侵攻から1年以上が経過。ウクライナ問題は食料や資源など世界の供給体制を揺るがしています。石油もその一つで...
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サミットで有頂天なのは首相だけ 列島を覆う「新たな戦前」のキナ臭さ
G7広島サミットで注目された岸田首相は有頂天だ。サミット期間中の週末に実施された世論調査では、内閣支持率が10ポイント近くも上昇。自民党内では、「ゼレンスキー効果だ」「この勢いなら圧勝できる」と、早期解散を望む声が高まっている。 ...