ウクライナ侵攻
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どんどん攻め込まれているウクライナ「バイデンの戦争」にも大きな誤算
ロシアの侵攻が続くウクライナの現状は、本当のところどうなのか。 東部ルガンスク州の攻防は、ロシア軍が圧倒的に有利な戦況にあるようだ。ガイダイ州知事は25日、「州の95%がロシアに制圧された」と通信アプリ「テレグラム」に投稿。...
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地方議員、軍隊、宗教界…ロシア相次ぎ「反プーチン」のノロシ上がる
ロシアの地方議会、軍隊、宗教界から相次いで「反プーチン」のノロシが上げられている。 ロシア極東の沿海地方の議会で27日、野党・共産党の議員が、ウクライナでの軍事作戦の中止を訴えた。議会での反戦表明は異例中の異例だ。 ...
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赤っ恥プーチン大統領…ウクライナ南部2州の編入狙うも住民は「ロシア国籍」欲しがらず
プーチン大統領は25日、制圧下のウクライナ南部のヘルソン州、ザポリージャ州の住民を対象に、ロシア国籍を取得する手続きを簡素化する大統領令に署名した。両州をロシアに編入し、「戦果」としたいようだが、空振りに終わりそうだ。 ロシ...
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元ウクライナ侵攻後に“軟禁説”…ロシアの「灰色の枢機卿」スルコフとは何者か?
ロシアのプーチン大統領を独裁者と言う人もいるし、幾つかの政治勢力(治安機関や同郷の出身者など)の調整役と言う専門家もいる。程度の差こそあれ、政権というチームでやっていることには違いない。古い手法なのかもしれないが、その顔触れによって...
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ロシアのウクライナ侵略で迫られる「21世紀の指導者像」の再検討
人間社会は時代とともに暴力的な対立を避ける方向に向かっている、というのがこの種の研究によって裏付けられているそうだ。社会や国家をつくり得ていない時代には、殺戮、闘争死などは際限なく繰り返された。生きるため、あるいは種の保持のため、安...
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ロ軍入隊事務所「放火多発」の異常事態!プーチン大統領は国民世論と主戦論の板挟み状態
反戦世論に火が付いたのか──。ロシア軍によるウクライナ侵攻開始から3カ月余。プーチン大統領の最側近であるニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記は24日、「特定の期限を目指していない」と語り、長期戦の構えを見せたが、ロシア国民はついて...
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ゼレンスキー大統領が「権力志向型」だったら戦争は拡大しただろう
権力者の心理分析を試みていると、現在の国際社会の指導者に自国の国民を戦争に引っ張っていく危険なタイプはいるのだろうかと思う。ロシアによるウクライナへの軍事侵略は拡大するのだろうか、ということだ。 第2次世界大戦は、ヒトラーと...
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やりたい放題のロシア軍 占領地域で住民“カツアゲ”「通行料」に2万円要求
ロシア軍の侵攻開始から24日で3カ月。東部制圧に向けて攻勢を強める中、ロシア軍の手中に落ちた地域では、兵士によるウクライナ市民への“カツアゲ”が横行している。 南部ザポロジエ州のウクライナ軍当局によると、同州メリトポリの検問...
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ウクライナ世論調査「和平のために領土護らず」ロシア占領地域でも77%
ロシア軍に占領され、ロシア化政策が強制的に進められている地域でも77%もの人が、和平と引き換えに領土を割譲すべきでないと考えていることがわかった。ウクライナのキーウ国際社会学研究所が24日に発表した侵攻に関する世論調査結果だ。200...
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ロシアの軍事費はアメリカの12分の1…経済力がモノをいうウクライナ紛争
東西冷戦構造の復活? これはちょっと違う。西側(民主主義)陣営と強権国の対立である。いや、これも正しくない。両陣営は複雑に絡み合っている。ただ、いえることは戦後の国際秩序が崩壊、国連が機能不全に陥っている事実だ。ロシアの暴挙を止めら...
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プーチン大統領の“忠臣”ショイグ国防相は遊牧民の血、母はウクライナ人
ロシア国防相セルゲイ・クジュゲトビッチ・ショイグ。ウクライナ侵攻で、プーチン大統領の右腕となって戦争を指揮している男だ。「元スパイ」の陰に隠れてなじみが薄かったところ、名前を聞く機会が多くなった。 そのミドルネームから分かる...
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ロシア軍は戦力“ジリ貧”で停戦渇望か 交渉団代表「対話を続ける用意」発言の意味深
ロシア軍がウクライナに軍事侵攻を開始してから24日で3カ月。欧米からの武器供与で“戦力充実”のウクライナ軍とは対照的に、ロシア軍の戦力はジリ貧だ。今後、劣勢に立たされる見方もあり、プーチン大統領が「停戦」を渇望している可能性が出てき...
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重病説のプーチン大統領が6.12「ロシアの日」に作戦終了か…後継候補に36歳の“危険な男”
進退を考えているのか。ロシアのプーチン大統領(69)に重病説が浮上する中、ある人物が後継候補として注目されている。36歳という若さながら、大統領府の局長を務めるドミトリー・コバリョフなる人物だ。話題になったのは、5月9日の「対独戦勝...
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ロシアのベテラン外交官が抗議の辞任「外務省は役割を果たしていない」
「今年2月24日ほど、母国を恥ずかしいと感じたことはなかった」──。国連欧州本部があるスイス西部ジュネーブ駐在のロシアの外交官のボリス・ボンダレフ氏が23日、プーチン大統領によるウクライナ侵略を痛烈に批判する声明を出して辞任した。国連...
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ウクライナ侵略のキーマン ショイグ国防相は目立ちたがらない側近中の側近
ロシアのウクライナ軍事侵攻について、もう何日たったか忘れるほど報道が続いた。「ショイグ」という名前は聞き慣れたに違いない。世界第2位を自負するロシア軍の責任者、セルゲイ・ショイグ国防相だ。21世紀の侵略戦争を遂行するに当たり、指導者...
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プーチン大統領「老兵&障害者」まで戦場投入の非情…ロシアの兵士不足が深刻に
ロシア軍によるウクライナ侵攻開始からまもなく3カ月。想定外の長期戦で死傷兵や従軍拒否が増え、ロシア軍の兵士不足が深刻になっている。プーチン大統領は年配者や障害者まで戦場に送り、戦争を続けるつもりだ。政権を支えるエリート層は我慢の限界...
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ロシア国防相がプーチン大統領に「マリウポリ完全制圧」報告 今度は東部ドンバスで無差別攻撃
ロシアのショイグ国防相は20日、プーチン大統領に「ロシア軍がウクライナ南東部マリウポリとアゾフスタル製鉄所を完全に解放し、作戦は終了した」と報告した。 これに対して、英国防省の20日付の戦況報告は、ロシア軍はマリウポリの完全...
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女性リーダーが活躍できない日本は世界に後れを取っている
プーチンの思考回路は20世紀のままらしい。手前勝手な理屈をもとに力で他国の主権を踏みにじるさまは、かつてのヒトラーを思わせる。時代錯誤も甚だしい。彼がよりどころとする武力による統治は、すでに過去の遺物となりつつある男性優位、マッチョ...
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焦るロシア軍が投入した最新兵器「ターミネーター」は切り札か? 装備強力も実力は未知数
ダダン・ダン・ダダン──。あの超有名映画のテーマ曲が聞こえてきそうだ。ロシア国営のRIAノーボスチ通信は18日、ロシア軍が戦車支援戦闘車BMPT、別名「ターミネーター」をウクライナ東部に投入したと報じた。劇中のヒト型ロボットさながら...
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欧米の脱ロシア依存制裁がジワリ効果…薄給の兵士に“賃上げ”できず士気が急低下
ロシア連邦統計局は18日、今年1~3月の実質GDP(国内総生産)を発表。前年同期比3.5%増と、前期の5%増から鈍化した。次期以降は、西側の経済制裁の影響が本格化し、通年では10%超のマイナス成長に陥るのは必至とみられる。西側の経済...
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更迭説飛び交っていたロシア軍参謀総長は生きていた! 米軍制服組トップと電話会談
プーチン大統領の不評を買って「更迭されたのでは?」との観測が広がっていたロシア軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長が19日、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長と電話で会談したことが分かった。米国防総省のカービー報道官は19日の記...
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ヒトラー政権さえやらなかったロシア軍の“蛮行”…世界最大級「種子バンク」破壊の深刻度
〈蛮行だ〉〈何という悲劇〉──。ロシア軍がウクライナの種子貯蔵庫を破壊し、ネット上で批判が噴出している。 ロシアの反政府系調査報道サイト「ザ・インサイダー」(17日付)によると、ウクライナ北東部ハルキウにある「シードバンク」(...
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政界一寸先は闇「参院選での自民圧勝」を庶民は警戒
参院選は予定される公示日(6月22日)まであと1カ月強となっているのに、まったく盛り上がっていない。新聞テレビが相変わらずウクライナ戦争一色なこともあるが、あまりの野党のふがいなさから「自民圧勝」の下馬評が広がっていることも理由だろ...
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あの国営放送が“プーチン戦争”批判を展開!ロシアでいま起こっていること
いよいよロシア国内で表立った造反の動きが出てきた──。ロシア軍が苦戦し、ウクライナ侵攻の行く末が見通せないこともあって、有力者や政権内部からの批判を、国営放送が公然と放送し始めている。もう誰もプーチン大統領についていけないということ...
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「NATO北欧2国の加盟申請」トルコが交渉入り阻止、難色を示す
スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)の加盟には時間がかかりそうだ。NATOは18日、両国の加盟申請を受けて大使級の北大西洋理事会を開いたが、正式な加盟交渉開始を決めることすらできなかった。トルコが「テロ組織支援」...
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プーチン大統領の最側近で軍参謀総長「行方不明」報道の不気味…粛清かケガ療養か
ウクライナ侵攻を続けるロシア軍にまた異変だ。ショイグ国防相に続き、ゲラシモフ参謀総長が行方不明に……。プーチン大統領の周囲で何が起きているのか。 プーチン体制のツートップとして、常に大統領の両脇を固め、“助さん・格さん”のよ...
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ウクライナ投降兵士を待ち受ける「尋問」という名の拷問…ロシア当局が方針発表
ウクライナ南東部マリウポリで17日、アゾフスタル製鉄所に立てこもるウクライナ精鋭部隊「アゾフ大隊」約600人のうち、負傷兵を含む260人以上が、包囲するロシア軍に“投降”し、身柄を拘束された上、東部ドンバス地方の親ロシア派支配地域に...
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ウクライナ出身女性 射撃の金メダリストが国家警備隊への入隊決意!
「こんなことになるなんて想像もできませんでした」 実弾が装填された銃を手にしているのは、ウクライナ出身のクリスティーナ・ドミトレンコさん。2016年リレハンメル・ユース五輪のバイアスロンで金メダルを獲得したアスリートだ。 ...
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敵基地攻撃能力を考える(2)すでに第3次世界大戦は始まっている
今回のウクライナ侵攻に際して、ロシアが核兵器の使用も辞さないと宣言したためか、世界の諸国は今回の戦争を第3次世界大戦に発展させないように、慎重に関わっている。 アメリカ、欧州を中心に日本も加わって、自由と民主主義を信奉する国...
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プーチン劣勢をどう読むか 戦時下報道だけにヌカ喜びは禁物
「ウクライナ反撃で1000以上の集落を解放」「東部の川を渡ろうとしていたロシア軍の70以上の戦車などの破壊に成功」「ロシア軍北東部にある第2の都市ハルキウから完全撤退か」──。まるで戦争当事国のような情報の渦だ。 16日も日本...