週末オススメ本ミシュラン
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嘘とプロパガンダに彩られた“安倍一味”の異常さ
「安倍でもわかる保守思想入門」(KKベストセラーズ)の著者が小池百合子、橋下徹、竹中平蔵ら“安倍(晋三)組”の異常さをまとめて明らかにする。 「安倍政権を彩ってきたのは、嘘とプロパガンダである」…
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紙の話なのにネット業界にいる私が発奮
著者は1959年生まれ。1980年代から雑誌を作り始め、そこで展開されたドタバタ騒ぎ(ただし筆致がクールなため、内容はむちゃくちゃなのにオシャレに感じられる)を描くとともに、その時々の文化を紹介して…
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問題を解く力と数学の能力はまるで無関係だった
数式をまったく用いずに、数学の重要性と実用性について解いた名著だ。小室直樹氏は、数学のオペレーション能力(計算や作図などの操作)と数学の論理を理解することは、別の問題であると考え、こう述べる。 …
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「天声人語」の筆者・深代惇郎の魅力
三島由紀夫が自衛隊に決起を促して割腹自殺したとき、深代惇郎は「朝日新聞」の社説にこう書いた。 「彼の政治哲学には、天皇や貴族はあっても、民衆はいない。彼の暴力是認には、民主主義の理念とは到底あ…
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巷にあふれる定年後指南書をメッタ切り
高齢者が田舎に移住し、そこでいかに楽しくイキイキと生きているかを描く「人生の楽園」(テレビ朝日系)が高視聴率を獲得している。それだけ「豊かな第二の人生」に憧れている人が多いということだろう。 …
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勇ましいことを言うことが国益に適うのか再認識させられる
著者の藤田直央氏は、朝日新聞政治部の外交・安保・憲法担当記者で、ていねいな取材で定評がある。評者も外交官時代に藤田氏の取材を何度も受けたが、よく調査した上で質問をしてくるので手ごわい記者だった。 …
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醍醐味は報道に至る経緯が詳述されている点だ
パラダイス文書の分析に基づく報道が、世界一斉に解禁されたのは、昨年11月のことだった。パラダイス文書というのは、タックスへイブンであるケイマン諸島やバミューダ諸島に設立された法人や組合に関する流出文…
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誰が五輪やリニアを必要としているのか
菱は山口組の代紋を指すが、「六代目山口組分裂の病理と任侠山口組の革命」というこの本を読んでいって、第5章の「五輪とリニアは極道の米櫃」に、なるほどと思った。 今、リニア新幹線の建設工事をめぐ…
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若き頃の活躍と死の直前インタビューの格差
最近では「サザエさん」のスポンサー降板など、東芝をめぐっては暗いニュースがもう何年も続いている。東芝といえば、新社長就任の発表の席で会長(西田厚聰氏)と社長(佐々木則夫氏)が罵り合う姿を新社長である…
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人間のやっていた仕事が近未来になくなる現実を先取り
恐竜ロボットがフロント係を務めることで有名な「変なホテル」をつくった経営者・澤田秀雄氏の経営観が縦横無尽に語られている。「変なホテル」の基本概念は、ロボットを用いることによる徹底的な合理化だ。 <…
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20年間泡沫候補を追った迫真の現場報告
泡沫候補というのは、何なのだろうと私が思ったきっかけは、小池百合子東京都知事が圧勝した昨年の都知事選挙だった。 この選挙には上杉隆氏が立候補していたのだが、選挙報道では上杉氏も泡沫候補のひと…
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「エビデンス?ねーよそんなもん」
何年前のことになるのか、新聞労連に呼ばれて記者たちに話をしたことがある。 いささか挑発的に、「新聞記者は上品な仕事ではない。その起こりから言っても、ユスリ、タカリ、強盗の類いなのだ」と扇動し…
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性被害に対してとことん緩い男性の感覚
「総理に最も食い込む男」と呼ばれたジャーナリスト・山口敬之氏からのレイプ被害を実名で訴えた女性による書。性被害が女性に与える心身への苦痛と、課題が残る法律、いかんともしがたい警察の捜査手法の現状を実体…
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欧米やキリスト教の強い国で働くビジネスパーソンの必読書
一冊で日本と世界のキリスト教の歴史と教義がわかる、とても便利な本だ。初刷が1979年、2刷りが1986年に出た。その後、絶版になっていたが、古本市場では1万円以上の値段がつくこともあった。著者の藤代…
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医学界が反論できなければ近藤理論を認めたことになる
著者の近藤誠氏は、独自のがんに対する考え方で有名になった医師だ。著者の主張では、がんと呼ばれているものには2種類あり、ひとつは転移をしないがんもどき、もうひとつは転移をする本物のがんだ。がんもどきは…
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どこかに詩人の心を潜ませている
日々、仕事というものに忙殺されているに違いないビジネスマンに、ふと立ち止まってこの本を手に取ってもらいたい。ある山里の人々の暮らしを描いたこの“つくりものでない童話”に「豊かさとは何か」「生きるとは…
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椎名誠を思い出させたたけしの小説
「たけしがたどりついた“究極の愛”。凶暴なまでに純粋な、書下ろし恋愛小説」とうたわれた本書だが、普段の「オネエチャンとコーマン」的なイメージのビートたけし氏とは趣を異にする。 メール、LINE…
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民主主義だから読書が真価を発揮する
読書の必要性について、理論と実践の両面から考察した良書だ。橋爪大三郎氏は、教養を付けるためには読書が効果的と考えている。 <教養こそは、組織のトップのような、意思決定をする立場になるとよくわかりま…
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あの話術は、その場のひらめきだけではなかった
本書は、「ニュースステーション」でニュース界に革命を起こした久米宏の自伝だ。ただ、単なる回顧録ではなく、有用なコミュニケーションの教科書の意味合いもある。 私は、2000年から04年の最終回…
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張学良が突きつけた日本人への問い
1936年12月12日に「西安事件」は起こった。その8年前に中国東北部の軍閥の長だった父、張作霖を日本軍によって爆死させられていた張学良は、国民党を率いていた蒋介石に、中国共産党と戦わずに日本軍と戦…
