巻頭特集
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トランプ国賓、蜜月演出 安倍政権の姑息な目論見は逆効果
2つの衆院補選に大敗した直後の4月22日、逃げるように欧米に出かけた安倍首相。 一番の目的は、トランプ大統領との日米首脳会談である。ゴキゲン取りなのか、わざわざメラニア夫人の誕生日会(26日…
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増税延期なら安倍退陣が筋 ドサクサW選という狂った論法
統一地方選が終わり、永田町には解散風が吹き始めた。最大の誘因は、大阪12区と沖縄3区の衆院補選で自民党が「ダブル敗北」を喫したことだ。夏の参院選でも議席を大幅に減らすのではないかと、与党内では警戒感…
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野党が一つになれば勝てる 期待される共産党の党名変更
夏の参院選の前哨戦となった衆院2補選。与野党一騎打ちの沖縄3区では、玉城県知事の後継で野党統一候補の屋良朝博氏は、21日午後8時の開票と同時に当確マークがともり、自公候補を約1万7000票差で引き離…
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とんでもない監視国家 ギャンブル依存対策に顔認証の是非
政府が19日の閣議で、カジノ実現をにらんだギャンブル依存症対策の基本計画を決定した。計画の策定は、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備に向け、昨年成立した「依存症対策基本法」に基づく。 「…
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貿易交渉の暗澹 国賓、相撲でトランプを懐柔できるのか
新たな日米貿易交渉の初会合が、2日間の日程を終えた。 「貿易交渉 まず日本ペース」(産経新聞) 「日米、TPP水準で一致」(日経新聞) 「第一段階 日本ひとまず安心」(朝日新聞) …
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一億総活躍の国民だまし 年金改悪で暴動が起きない不思議
なぜ暴動が起きないのか、不思議なくらいだ。また、安倍政権がとんでもない「年金改悪」を進めていることが分かった。厚生年金の受給開始を70歳まで延長するつもりなのだ。 <厚生年金加入、70歳以上も 厚…
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ポスト安倍に浮上の背景 菅義偉「黒い野望」を読み解く
新元号発表で「令和おじさん」と呼ばれるようになった菅義偉官房長官の存在感が増している。定例記者会見で政権に都合の悪い質問をぶつけられると、「その指摘はまったく当たらない」と強弁し、冷酷な表情で記者を…
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喜ぶのは金持ちだけで庶民は悲鳴 10連休は「世紀の愚策」
皇位継承に伴う史上初の10連休まで、あと10日。この記事を読んでいる方々も、そろそろ疲労のピークを迎えているのではないか。 何しろ、誰もが体験したことのない超大型連休を控えて皆、大忙し。取引…
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韓国の輸入禁止は当たり前 「日本の食品は安全」への疑問
ある意味、当然の結果と言うべきではないのか。 2011年の東電福島第1原発事故後、韓国が福島など8県産の水産物輸入を禁止している問題。世界貿易機関(WTO)の最終審に当たる上級委員会が11日…
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桜田更迭の本質は安倍内閣「復興に寄り添う」というペテン
安倍首相は14日、福島県を訪問。廃炉作業が続く福島第1原発を視察する予定だ。2013年の五輪招致演説で、福島原発の汚染水について「アンダーコントロール(管理下にある)」と大嘘をついた手前、来年に控え…
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桜田クビは目くらまし? 安倍政権が抱える“すさまじい闇”
「復興以上に大事」と暴言を吐いた桜田義孝五輪相(69)が更迭され、大新聞テレビは朝から晩まで大騒ぎだ。競泳の池江璃花子選手が白血病を公表した時「がっかり」と口にしたことなど、過去の失言も大々的に取りあ…
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息苦しい時代の懸念 「令和」を仕切る一強政権の不気味
「たまたま重なった」と麻生財務相は言ったが、誰も信じてなどいない。9日の「紙幣刷新」の発表は、1日の新元号発表に続く政治ショーの一環だ。新紙幣になる2024年は20年周期で実施されてきた刷新のタイミン…
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統一地方選前半戦の深刻 このままでは参院選で野党は惨敗
アベノミクスを偽装する統計不正、迫る景気後退、消費増税の強行、「安倍・麻生道路」を巡る国交副大臣の忖度発言――。6年にわたる安倍政権のデタラメがさらに噴出する中で実施された統一地方選の前半戦は、フタ…
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野党は減税で戦うべし 世界が懸念する「安倍錯乱増税」
7日投開票された統一地方選の前半戦。岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄を除く41道府県で行われた道府県議選では、自民党が1158、立憲民主党が118、国民民主党が83、公明党が166、共産党が99、…
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モリカケに続く3度目の正直 国民は「忖度」で騙されない
あくまで安倍政権は、「バカな男が虚偽発言をして世間を騒がせた」――ということにして幕引きを図るつもりらしい。「忖度」発言が批判された塚田一郎国交副大臣(55)が、「事実と異なる発言をしたことで迷惑を…
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銭ゲバのゴーンにも一分の理「異例の再逮捕」は検察の焦り
作業員に扮したマヌケな変装の保釈劇から約1カ月。日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が東京地検特捜部に4度目の逮捕で、再び拘置所に逆戻りだ。 毎年、約10億円もの報酬を得ながら、日産のカネで海…
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何でも「忖度」にして首相は安泰 副大臣クビで済む話か
安倍政権はさながら厚顔無恥の量産マシンだ。「安倍・麻生道路」と呼ばれる北九州市と山口県下関市を新たに結ぶ下関北九州道路計画を巡り、露骨な利益誘導を明言した塚田一郎国交副大臣が国会で大炎上、ついに5日…
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だから翼賛報道 新元号「有識者懇」にマスコミ代表ズラリ
「してやったり」とほくそ笑んでいる安倍首相の姿が目に浮かぶようだ。共同通信社が1、2日に行った世論調査で、内閣支持率が52.8%となり、前回調査(3月)と比べて9.5ポイントも上昇したからだ。 …
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「私が国家」の安倍首相が主導「令和」選考過程も異常
新元号が「令和」に決まった2日から、新聞・テレビが選考過程の舞台裏を詳報している。知れば知るほど、「歴史に名を残したい」安倍首相による安倍首相のための一大セレモニーだったことがよく分かり、その異様か…
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首相談話の空疎、寒々しい演出 「令和」で何が変わるのか
新元号関連のニュースで埋め尽くされた一日だった。 1日、政府は5月1日からの新元号を「令和」に決定。午前11時40分ごろ、菅官房長官が発表し、午後0時5分から安倍首相が会見を開いて、新元号に…
