巻頭特集
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犠牲は弱者 “景気暗転”むき出しになるアベノミクスの真実
景気動向指数の1月の基調判断について内閣府が先週7日、これまでの「足踏み」から「下方への局面変化」に引き下げた。この表現の使用は、消費増税の影響を受けた2014年以来。景気の現状を示す「一致指数」は…
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「私が向き合う」の仰々しさ 場当たり首相の北朝鮮利用
この6年間、まったく何もしてこなかったくせに、よくもヌケヌケと口にできたものだ。 先月27、28日に行われた2回目の「米朝会談」の後、拉致被害者家族と官邸で会った安倍首相が、「次は、私自身が…
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統計不正の安倍首相「ムキになって否定」はモリカケと同じ
「経済指標を良くしようという行為とは、全く、関わりがない」「まるで私たちがですね、統計をいじってアベノミクスを良くしようとしている、そんなことできるはずないじゃないですか。そんなことできるはずがないん…
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ゴーンの反撃と検察が狙う再逮捕 今後の攻防を徹底予測
■保釈されたゴーンに海外メディアは一刻も早い記者会見を促している 鋭い眼光にたぎる闘志は、変装でも隠せなかった。 5日東京地裁から保釈を認める決定が出された日産自動車前会長のカルロス…
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弁護士交代で流れ激変 ゴーンvs東京地検“第2R”の攻防
世界を唖然とさせた“ゴーン事件”は異例の展開をたどっている。東京地裁は6日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の保釈を認めた。地裁の決定を不服とする東京地検が準抗告したが、退けられた。昨年11月…
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ロクでもない予兆ばかり 安倍政権で新元号に嫌~な予感
「5月4日に一般参賀」――。4日正午のNHKニュースのトップは、このスクープだった。 皇太子が5月1日に新天皇に即位するのに伴う一般参賀は、当初、前例を踏襲し、即位を内外に宣明する10月22日…
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予算通過 安倍政権「国会なんてチョロいもんだ」と高笑い
先週末、あっさり衆院を通過した2019年度予算案の審議が、4日から参院でスタートする。 野党は衆院で「一連の統計不正の審議が尽くされていない」「実質賃金がプラスかマイナスか分からない状況では…
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予算案衆院通過 嘘がまかり通り嘘つきがのさばる国の末路
野党の抵抗もむなしく、2019年度予算案が2日未明、衆院を通過した。憲法の衆院優越規定により年度内成立が確定。2月28日の衆院通過を目指した自公与党のほぼ狙い通り。桜田五輪相の遅刻で衆院予算委が5時…
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専門家はどう見るか 土壇場で米朝決裂の内幕と今後<後>
交渉決裂で改めてハッキリしたのは、北朝鮮は「絶対に核を手放さない」ということだ。 「核は北朝鮮にとって、体制を維持するための虎の子です。手放すとは思えません。リビアの最高指導者だったカダフィ大…
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専門家はどう見るか 土壇場で米朝決裂の内幕と今後<前>
世界中が唖然ボー然だ。28日、ハノイのホテルで行われた2回目の米朝首脳会談。数時間前まで「私の直感では良い結果が出ると信じている」(金正恩委員長)などと、和やかな雰囲気に包まれていたのに、結論はまさ…
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これは政治ショーか劇的な一歩か 米朝会談の魑魅魍魎
ベトナムの首都ハノイで開催されている2度目の米朝首脳会談。トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の顔合わせは8カ月ぶりだ。焦点は北朝鮮の完全な非核化に向けた具体的な措置と米国の見返りだが、協議は金正…
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総理秘書官“闇支配”の暗黒 「官邸圧力」公然と否定の驚き
国会では相変わらず、安倍首相が子どもの喧嘩のような答弁を繰り広げている。 25日の衆院予算委員会では、立憲民主党会派の小川淳也議員に対し、ヒステリックに色をなして反論した。テーマはもちろん、…
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「真摯に受け止める」の軽さ 県民投票で分った首相の正体
「投票の結果を真摯に受け止め、これからも基地負担軽減に向けて、全力で取り組んでまいります」――。24日の沖縄県民投票の結果を受け、安倍首相は25日、こうコメントした。聞き飽きた、お決まりのセリフだ。県…
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沖縄投票は圧倒的な辺野古NO この日を境に世界は変わる 下
そもそも辺野古沖での基地建設は、あらゆる面から無理筋である。 防衛省は「マヨネーズ並み」の軟弱地盤改良に、約7.7万本の「砂杭」を海水面から最大90メートルもの深さに打ち込む予定。使う砂の量…
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沖縄投票は圧倒的な辺野古NO この日を境に世界は変わる 中
安倍は「沖縄の皆さんの心に寄り添う」と繰り返しながら、沖縄県民を散々、愚弄し痛めつけてきた。14年に「辺野古ノー」の民意を背負った故・翁長雄志前知事の当選後、4カ月以上も会談を拒否。翁長知事の在任中…
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沖縄投票は圧倒的な辺野古NO この日を境に世界は変わる 上
安倍政権は、もはや言い逃れのできない「辺野古ノー」の声を沖縄県民から突き付けられた。 名護市辺野古の米軍新基地建設の是非を問う沖縄県民投票は24日、投開票が行われた。この問題の賛否に絞って、…
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沖縄県民投票 安倍政権はこの圧倒的民意を無視できまい
辺野古基地の新設を認めるのかどうか――。沖縄県民に「是非」を問う県民投票が、いよいよ、24日行われる。 どうやら「反対」が圧倒的多数になるのは間違いなさそうだ。共同通信の世論調査では、投票に…
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アベノミクスの“虚構”も限界 統計不正には動機がある
安倍首相(第2次内閣発足以降)の連続在任日数が21日で2249日となり、吉田茂元首相を抜いて歴代2位となった。あすには第1次内閣を含めた通算在任日数が歴代4位になるが、多くの国民にとっては悪夢、国難…
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役人に責任転嫁で幕引?統計不正「官邸関与陰謀説」の笑止
新たな事実がボロボロ出てくる。厚労省の「毎月勤労統計」のインチキ調査を巡り、中江元哉前首相秘書官(現財務省関税局長)の関与が決定的になった。 2015年1月分の確報公表直前の3月31日に、姉…
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トランプ隷従で沖縄の民意無視 安倍政権と日米同盟の正体
トランプ米大統領を「ノーベル平和賞」に推薦した事実があるのかどうかについて、国会で質問された時の安倍首相のバツの悪そうな表情ったらなかった。 「トランプ大統領は北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に…
