巻頭特集
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こっそり政策転換の安倍政権 戦犯リフレ派の放逐が必要
「コイツ、頭は大丈夫か?」 欧州の首脳はこう思ったのではないか。連休中にイタリア、フランス、ドイツ、英国などを回って、「機動的な財政出動の協調」を呼びかけた安倍首相のことである。 ドイ…
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過去の教訓無視 「災害対策なら自民党」の真っ赤な嘘
熊本地震の対応で、安倍晋三首相や河野太郎防災担当相が「自分たちはよくやっている」と自画自賛している。安倍首相は夕刊フジのインタビューで「政府としてできることは全てやる」と意気込み、河野に至っては現地…
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連休狂騒の裏に見え隠れ 国民のやりきれない不安と苛立ち
いったい何をしに行ったのか。安倍首相のゴールデンウイーク(GW)は、例によって外遊に費やされた。イタリア、フランス、ベルギー、ドイツ、英国を訪問。欧州連合(EU)や各国の首脳と会い、最後はロシアのソ…
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円高株安に打つ手なし…「日米同盟深化」の喜劇的結末
「私たちの同盟を“希望の同盟”と呼びましょう!」――。安倍首相が日本の首相として初めて、米国の上下両院合同会議で演説するという栄誉を与えられてから、丸1年。あのスタンディングオベーションのしらじらしさ…
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“死の商人”外交も大失敗 破綻はアベノミクスだけではない
熊本県・大分県を中心とした地震は収まる気配がない。発生から2週間で震度1以上の地震は1000回超。29日も由布院温泉などの観光地を抱える大分県中部で震度5強の地震があった。予断を許さない状況が続いて…
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市場に翻弄される黒田日銀 “麻薬漬け”日本経済は末期症状
市場関係者は大型連休の突入前に、いきなり巨大ジェットコースターに乗せられた気分だったろう。GW前の最後の取引となった28日の東証は大荒れ。平均株価はすさまじい乱高下となった。 理由は日銀の追…
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なぜ大企業の不正が続くのか 不況下の「拝金思想」の醜悪
日本の名門企業がなぜ、こんなことになってしまったのか。燃費試験データの不正が発覚した三菱自動車は26日、社内調査の状況を国土交通省に報告し、公表した。それによると、国の規定と異なる方法で燃費試験デー…
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エンブレムは不評、都知事は豪遊…東京五輪のドッチラケ
これほど次から次にケチがつくオリンピックは初めてではないか。 ようやく五輪エンブレムが「組市松紋」に決まったが、予想以上に評判が悪いのだ。デザインだから個人の好き嫌いはあるだろうが、「地味だ…
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自民党はバラマキ放題 ボケナス野党「参院選」への不安
今月24日に投開票された衆院・北海道5区の補選は与党の和田義明が1万2000票差で逃げ切った。 もともと、自民党が強い地盤。今回は故・町村信孝衆院議長の弔い合戦選挙でもある。 当初は…
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善戦じゃダメなのだ 衆院補選・野党共闘「惜敗」の絶望
24日、投開票された衆院の2つの補欠選挙は、自民が北海道5区で勝ち、民進が京都3区で勝利という結果に終わった。 もともとは両選挙区とも自民の議席だったことを考えれば、自民が議席を1つ減らした…
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お呼びじゃない! 安倍首相の被災地訪問パフォーマンス
いったい、日本列島になにが起きているのか。「本震」から1週間が経つのに、熊本地震は終息する気配がない。 震度1以上の地震は800回を超えた。実に、1時間に4回のペースである。しかも、震度5以…
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失政隠し 安倍自民に「いいタイミング」だった大地震
「大変タイミングのいい地震」と非常識な発言をして謝罪・撤回に追い込まれたのは、おおさか維新の会の片山虎之助共同代表だが、熊本県や大分県を襲っている連続地震が、安倍自民の命運に影響を与えたことは確かだろ…
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問題は生き延びてから「首都直下地震」避難所は地獄絵に
熊本県で最大震度7の巨大地震が発生してから、21日で1週間。今なお10万人を超す人々が避難生活を余儀なくされている。 14日以降、これまで震度1以上の地震は700回を超えた。実に約15分に1…
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震災対応は不手際だらけ 口先政権への怒りと失望
「天災」が「人災」に向かってまっしぐらだ。 熊本県や大分県などで続く地震は、最大震度6を記録した16日未明の「本震」から5日目を迎えた。大規模な土砂崩れが起きた熊本県南阿蘇村では、19日も自衛…
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黒幕は誰なのか それでも原発を止めない狂気
一体、黒幕は誰なのか。その黒幕の狙い、思惑は何なのか。 思わず、こう問いかけたくなる。これだけの巨大地震が起こったのに、再稼働している川内原発を止めようとしない安倍政権に対してである。 …
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NHK会長は“粛清”強行 北朝鮮化するメディアから漂う腐臭
鈴木敏文会長兼CEOが辞任を表明したセブン&アイHDは15日、指名・報酬委員会を開き、新しい経営体制の選任案を決める。新社長には、セブン―イレブン・ジャパンの井阪隆一社長(58)の昇格が有力。鈴木会…
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すべてが裏目…「サミット」と「五輪」で日本は沈むゾ
衰え知らずの円高圧力だ。 円相場は今週明けに、いきなり1ドル=107円台後半まで上伸した。直近になって「買い」がようやく一服し、109円台まで下がる場面もあるとはいえ、昨年12月半ばには1ド…
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大新聞は選挙PR屋か “サミット礼賛”チョーチン報道
「G7外相『広島宣言』採択」「未来志向で訪問実現」――。 5月の伊勢志摩サミットの準備会合として、広島で開かれたG7外相会合が11日に閉幕。12日の新聞各紙は1面トップで報じ、数ページにわたっ…
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ドル安容認 「対米隷従政権」が招く円高の地獄絵
日銀が今年1月にマイナス金利導入を発表して以降、それをあざ笑うような円高と株安が続いている。11日の外為市場でも円が上昇、1ドル=107円後半まで円高が進み、それにつられて、日経平均株価も一時、30…
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甘利疑惑 このタイミングの強制捜査をどう見るべきか
甘利明前経済再生相の口利き賄賂事件で、検察がようやく強制捜査に着手した。 8日夜、甘利側にカネを渡した千葉の建設会社や同社と補償交渉をしていたUR(都市再生機構)に東京地検特捜部が家宅捜索に…