巻頭特集
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安倍政権を世界はどう見ているか 終戦記念日裏側の緊迫
終戦記念日の15日、安倍内閣から高市早苗総務相と丸川珠代五輪相の2閣僚が靖国神社に参拝したが、姿が見えなかったのが稲田朋美防衛相だ。衆院に初当選した翌年の2006年以降、行革担当相時も含め毎年8月1…
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劇場型ケンカ政治の末路は? 小池百合子と橋下徹の共通項
また同じことの繰り返しになるんじゃないか。東京都の小池百合子知事が立ち上げる「都政改革本部」のことだ。小池は12日の定例会見で、改革本部の顧問に就任予定のメンバーを発表。橋下徹前大阪市長の政策ブレー…
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首相はゴルフ三昧夏休み 五輪狂騒の裏で無能政権の大迷走
昼はひねもす夜は夜もすがら、リオ五輪に甲子園と、世の中はスポーツ報道一色だ。安倍首相も“スポーツの夏”を満喫。山梨県鳴沢村の別荘を拠点に10、11日と連日のゴルフを楽しんだ。7月にもこの別荘で1週間…
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「生前退位」という難題を課せられた安倍口先政権の今後
詭弁政権にとっては手に余る問題だ。宮内庁が8日に公表した天皇のビデオメッセージは、「国政の機能を有しない」とする憲法4条の規定を意識して、ギリギリまで文言を調整したのだろう。直接の言及こそ避けたもの…
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平成の「玉音放送」に騒然の世相と安倍政権のこれから
国民に向けて語られた天皇の「お言葉」。8日午後3時、生前退位への思いを表明した11分間にわたるビデオメッセージが公表された。NHKだけでなく、民放各局もこれを一斉に放送。駅や空港、街頭の大型ビジョン…
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北も中国も遠慮なし もう大ウソがバレた安保法の抑止力
「海洋強国」を掲げる中国が、東シナ海で日本に対する挑発行為を繰り返している。 7日午前10時ごろ、沖縄・尖閣諸島の接続水域を航行していた中国海警局の「海警」2隻が領海に侵入したのを、第11管区…
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安倍総裁任期延長論も! 五輪で全てが狂ってきたこの国
なんとか開幕にこぎ着けたリオ五輪だが、ここに至る騒動でいよいよハッキリしたのが、オリンピックというイベントの欺瞞ではないか。 競技場建設の大幅な遅れ、選手村の不備やジカ熱対策、ロシアのドーピ…
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安倍「働き方改革」小池「東京大改革」 大言壮語の共通項
「小池さんにはきつい一本を取られました」――早速、仲直りだ。4日午前、官邸で会談した安倍首相と小池新都知事の2人は笑顔でガッチリ握手。その足で自民党本部に向かった小池は新幹事長の二階俊博とも会談し、二…
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戦争内閣の正体露呈 稲田防衛相とは背筋も凍るおぞましさ
3日、第3次安倍再改造内閣が正式に発足。パッとしない顔ぶれが並ぶ中、「目玉人事」とされるのが、稲田朋美前政調会長の防衛相就任だ。 稲田は当選4回にして、すでに行革担当相、政調会長を歴任するな…
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“茶坊主”と“お友達”だけ優遇 安倍改造内閣の恐怖人事
安倍晋三首相の独裁がエスカレートするのは間違いない。 3日に行われた内閣改造で留任閣僚がズラリ並んだ。麻生太郎財務相、岸田文雄外相、菅義偉官房長官という2012年末の第2次政権発足時からのメ…
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株買い支えの無意味 黒田日銀が踏み込んだ悪魔の選択
連日続いた嵐のようなテレビの「都知事選ショー」番組の裏で、亡国の経済政策がどんどん進行している。 先月29日の金融政策決定会合で、日銀が公表した追加の金融緩和策。ETF(株価指数連動型上場投…
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小泉流の改革者面に都民コロリ 小池圧勝の舞台裏と今後<下>
それにしても、ジャーナリストの鳥越俊太郎(76)は、見るも無残な惨敗だった。 先月の参院選の東京選挙区での得票を見ると、自公や維新など保守系が約287万票。対する野党系は約296万票と拮抗し…
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小泉流の改革者面に都民コロリ 小池圧勝の舞台裏と今後<上>
投票が締め切られた午後8時ちょうどの「当確」速報。都知事選は小池百合子元防衛相(64)の圧勝に終わった。選挙戦では自民党都連を「ブラックボックス」と批判。戦う姿勢を前面に出して、改革イメージを振りま…
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死角はないのか? 怪しい「小池優勢」世論調査を徹底検証
東京都知事選の投開票日がいよいよ、31日に迫った。選挙戦を伝えるメディアの裏側では先週末に報道各社が実施した「情勢調査」の結果とされるデータが出回っている。その数値はおしなべて、小池百合子候補がぶっ…
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ナチが出てきた 相模原19人刺殺に全体主義の予兆と不安
「助けて!」――。戦後最悪の惨殺事件を辛うじて免れ、病院に救急搬送されていた20代の男性入所者は意識を回復したベッドの上で、開口一番、こう叫んだという。 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井や…
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安倍政権はしてやったり? 現代のアヘン「ポケモン狂騒」
まさに猫も杓子も、という状況である。「ポケモンGO」が日本全国を席巻している。若者だけではなく、背広姿の大人までスマホを片手に、ふらふらと街を彷徨っているありさまである。 近所をうろつくだけ…
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卑しい五輪の成功を真面目に語る都知事選のアホらしさ
ロシアの国家ぐるみのドーピング問題で、IOC(国際オリンピック委員会)は結局、厳罰を下せなかった。それどころか、判断を各競技団体に丸投げ。自らの存在意義すら否定するような逃げ腰対応だった。 …
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下馬評でリード 小池百合子の「危うさ」を識者が指摘
都知事選もいよいよ終盤。がぜん優位に立っているのが、元防衛相の小池百合子候補(64)だ。大手メディア各社の最新の情勢調査では軒並みトップを走り、有力3候補の混戦からアタマひとつ飛び抜けたようだ。 …
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場外乱闘都知事選 文春拡声器に堕した大メディアの本性
31日の投開票日まで1週間あまり。都知事選も佳境のタイミングで飛び出した有力候補者のスキャンダルに、メディアは大騒ぎだ。 今週発売の「週刊文春」が、鳥越俊太郎候補の“女子大生淫行疑惑”を報道…
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軽業、曲芸のポピュリスト トランプ・安倍・小池の共通項
まさに「小池劇場」である。 都知事選(31日投開票)の情勢調査で先頭を走る元防衛相の小池百合子候補(64)の選挙手法は小泉純一郎元首相のそれそっくりだ。 2005年の郵政選挙で小泉は…
