巻頭特集
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恐るべき政治の劣化 亡国TPPに群がる“卑しい面々”
TPP特別委員会が紛糾している。当たり前の話だ。7日からTPP承認案と国内対策を盛り込んだ関連法案の実質審議が始まったが、政府・与党側の対応があまりにひどいからである。 自民党が提出してきた…
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悪がますます肥えていく 「パナマ文書」こそデフレの正体
タックスヘイブン(租税回避地)への法人設立を代行するパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」の金融取引に関する内部文書が大量に流出。今では「パナマ文書」として知られるようになった機密文書が世界を揺…
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「中小のベア、大手を上回る」は誤解を招く偏向報道
一体、日本のメディアは誰のために報道しているのか。国民のためなのか。政権のためなのか。 大手紙が一斉に報じた「ベア中小が大手逆転」「ベア中小が大手上回る」という記事は、疑問だらけだ。 …
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すべてが元の木阿弥となった アホノミクスの恐ろしい今後
「飛べるかどうかを疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまう」 昨年6月に都内で開かれた国際会議。童話ピーターパンのセリフを引用して日銀の金融政策を説いたのは黒田東彦総裁だったが、もはや「アベノミ…
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何が介護離職ゼロだ! 「殺人まで考えた」介護現場の惨状
先月31日の毎日新聞に、正社員として働いてきた女性が介護のために会社を辞めざるを得なくなり、その後の職場も会社の勝手で解雇され、娘がやっと入った大学を除籍になったという話が出ていた。 娘の学…
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どの面下げて? 経済サミットで“主役気取り”の安倍首相
この男の勘違いぶりには、世界ものけぞっているのではないか。ワシントンで開かれた核安全保障サミットに出席した安倍首相のことだ。 安倍首相は当地で、世界銀行のキム総裁やFRBのグリーンスパン元議…
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ならず者の挑発に喜々とし…日米韓「三国同盟」の行方
国際会議に出席すると、毎回、異常なハイテンションになる安倍首相。ワシントンで開かれた「第4回核安保サミット」でも、案の定、勇ましい発言を連発している。喜々として北朝鮮の核の危機を煽り、コブシを振りあ…
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唐突に子育て介護支援を打ち出した偽善政権に騙されるな
本予算が上がったと思ったら、早くも与党から補正予算の話が流れてくる。それも「5兆円超だ」「いや10兆円規模」だと総額先行で、財源の出どころはよく分からない。これじゃあ当初予算は何なのかということにな…
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失言では片づけられない 「妄言集団」自民党の醜悪な正体
来年度予算成立までの前半国会は、甘利前経再相の口利き辞任に始まり、ゲス不倫議員の辞職、「保育園落ちた」の匿名ブログ批判、「巫女さんのくせに」発言などなど、閣僚を含む自民党議員らの醜聞や失言がとにかく…
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経済失敗を認めない混迷政権 増税強行ならばオシマイだ
2016年度予算が29日、参院本会議で可決・成立。これを受けて安倍首相が会見を行ったが、よくぞここまでデタラメが言えるものだと唖然とする内容だった。 冒頭、例によって「この予算によって、1億…
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危機をデッチ上げた安保法制より原発テロ対策が急務だ
国民的な反対運動の中、強行採決された安全保障関連法が29日、施行された。 憲法学者の大半が「違憲」と断じた同法に対しては依然として、抗議運動が活発だ。きのうも国会前でデモがあり、有権者は参院…
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安倍政権何でもあり 経済対策の場当たりと共産潰しの横暴
まさか、今年度予算案が正式に成立する前に、補正予算案の“青写真”が飛び出すとは……。27日の日経新聞の1面トップ記事には驚いた。「サミット前に経済対策」という大見出しが躍り、安倍首相が5月の伊勢志摩…
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民進党に必要なのは山尾代表のような人心一新サプライズ
民主と維新が合流する「民進党」が、あす(27日)、ようやくスタートする。しかし、衆参150人以上の巨大野党が誕生するというのに、盛り上がりはいまいち。お祝いムードはゼロだ。 街のラーメン屋や…
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ゾンビ企業シャープを巡る大混乱のアホらしさ
身売りをめぐる一連のドタバタ劇は、まるで日本の製造業の行く末を暗示しているようだ。 「偶発債務」の発覚などで契約が延びていたが、シャープは今月中にも台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収契約…
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「テロに屈しない」が招く “報復と憎悪”の連鎖に日本も
ベルギーの首都ブリュッセルを襲ったIS(イスラム国)による「同時多発テロ」に世界中が震撼している。 ベルギーの政府当局者によると、これまでにブリュッセル国際空港や地下鉄マルビーク駅で計31人…
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大企業も春闘失速…中小企業と弱者の惨状
世間は桜の開花にはしゃいでいるが、この間にも恐ろしい勢いで、日本経済はヘタっている。それに拍車を掛けているのが、安倍政権のトンチンカンな経済政策だ。 ズバリ、弱者を切り捨て、消費を完全に冷え…
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永田町緊迫…やるのか?祖父の野望のための“衆参ダブル”
安倍首相が衆参同日選に踏み切るという観測が日増しに強まっている。先週から官邸で「国際金融経済分析会合」が開かれ、経済学者が消費税増税の先送りにお墨付きを与える提言をする。それと同時に新聞各紙に「増税…
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この国は法治国家か “眠る巨悪”甘利元大臣を放置する異常
真っ昼間の大臣室。業者からスッと差し出された「黒いカネ」をニタニタしながら、わしづかみで胸ポケットに入れる─―。テレビの時代劇に出てくる悪代官さながらの前代未聞の汚職事件が“野放し”にされている状況…
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あまりに姑息 ノーベル賞学者を使った失政隠しの茶番劇
とんだ茶番劇だ。 政府は16日、安倍首相らが有識者と意見交換する「国際金融経済分析会合」を初開催。講師に招いたノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授は、「世界経済…
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経歴詐称のコメンテーターよりも悪党たちが官邸にいる
見るからに怪しげなムードは漂っていたが、まさか、これほどまでとは……。テレビ朝日の「報道ステーション」などのコメンテーターを務めていたショーン・マクアードル川上氏(47)の経歴詐称は底ナシだ。 …