楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る

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 破格なのは年俸だけではない。

 16日に楽天の本拠地で入団会見を行った前田健太(37)。今季はタイガースで7試合にリリーフ登板したのみで、勝ち負けなしの防御率7.88。5月に自由契約となり、カブス傘下3A、ヤンキース傘下3Aと渡り歩いたものの、メジャー登板は果たせなかった。

 日米通算165勝の右腕だが、往時の力がないのは明らか。楽天はそんな前田に2年総額4億円超ともいわれる高額契約を用意し、さらにエースナンバーの「18」まで与えるなど、下にも置かないもてなしぶりだ。

 楽天で18番を背負った選手は球団創設期に在籍していた渡辺恒樹、そして田中将大(37=巨人)の2人だけで、田中がヤンキースに移籍してからは空き番号となり、楽天に復帰した21年に18番も復活。楽天のレジェンドを象徴する背番号だった。前田も広島入団2年目から米国時代まで、一貫して18番を背負い続けているが……。

「『18番は田中』という印象を変えたいのではないか。もともと楽天は田中を球団の顔として扱っており、楽天復帰の際も日本球界最高額の年俸9億円で迎え入れた。それが安楽のパワハラ事件への関与がウワサされ、三木谷オーナーと決裂したともっぱら。最後はケンカ別れのような形で退団しましたから、球団内での18番の位置づけも大きく変わった。むしろ、『楽天の18番といえば前田』という活躍をしてくれれば万々歳でしょう」(球界関係者)

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