巻頭特集
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何が「ワナ」だ! ハレンチ“甘利疑惑”の謎と裏側の全貌
予算案の審議がスタートした国会は、甘利明経済再生担当相の「政治とカネ」一色になっている。 なにしろ、1200万円のワイロを渡した建設業者が「実名」で告発したのだから衝撃は大きい。スクープした…
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「麻薬」の次は「戦争」を渇望か? 狂乱マネーの刹那
週明け25日の東証は前週末比152円38銭高で、1万7000円台を回復して引けた。先週の金曜日からの続騰で、2営業日続伸はナント、今年初である。 市場はようやく、ほっと一息というか、沸いてい…
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官邸が宜野湾市長選でやってきたこと、これから企むこと
安倍首相も大ハシャギだ。選挙結果を聞き、自民党幹部に電話で「この勝利は大きい」と話したという。 24日投開票された沖縄県宜野湾市長選。普天間基地の辺野古移設をめぐって政府と沖縄県が全面対決を…
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目を覆う政治家の劣化の象徴…“賄賂疑惑”甘利大臣の素性
まるで海外逃亡だ。1200万円の賄賂疑惑でシドロモドロの甘利明・経済再生相が23日未明、スイスに飛び立った。同国東部のダボスで開かれる世界経済フォーラム年次総会に出席するためだ。 疑惑発覚で…
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TPPも黒い利権とカネまみれか…安倍周辺から漂う腐臭
これほどスキャンダルにまみれた政権が過去にあったか。これまでは、閣僚不祥事が頻発しても、野党の力不足や大メディアの及び腰報道に助けられてきたが、今回ばかりはそうもいかない。甘利経済再生相は政権中枢の…
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デフレ脱却の大ウソ モラルなき値下げ競争の凄惨
安倍首相によると、日本経済は「緩やかな回復基調」が続いていて、「もはやデフレではない」そうだ。それでも、「デフレ脱却宣言」をしないのは「戻ってしまう可能性がある」などと言っている。「脱却宣言」まであ…
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歴史認識も二枚舌 安倍首相の反知性と薄っぺら
珍しく殊勝に謝ったかと思ったら、ちゃぶ台返しで居丈高に出る。この一貫性のなさは何なのか。歴史認識をめぐる安倍首相の言葉は、あまりにチャランポランで、これで彼の言動を信用しろという方が無理だ。 …
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原油は10ドル、株価は9000円…地獄の本番が始まる
まずはこの〈表〉を見てほしい。青と赤の折れ線グラフが気持ち悪いほど、ピタリと重なる。シグマ・キャピタルのチーフエコノミスト、田代秀敏氏が作成したもので、青い折れ線グラフは1989年12月29日の日経…
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「デフレから脱却」でなぜ、こんなバス事故が起こるのか
19、21、22歳――。若々しい数字の羅列に胸が痛む。長野県軽井沢町で起きたスキーバス転落事故は一瞬のうちに、学生12人の命とともに「将来の夢」まで奪い去った。教師になりたい。病院で働きたい。福祉の…
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週明けはブラックマンデーか 日本発世界恐慌の恐怖
乱高下の激しさは、断末魔の様相だ。15日も日経平均は下落。1万7147円まで落ち込んだ。 「一時は前日比356円高まで上がったのですが、午後になるとみるみる値を下げ、終値は前日比93円84銭安…
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首相ブチ切れ答弁の裏の幼児性と反知性、独善主義
この男のアタマの中は一体どうなっているのか。通常国会が始まって10日が過ぎたが、そう思わざるを得ないほど、安倍首相のブチ切れ答弁は聞くに堪えない。 民主党の枝野幹事長が会見で「聞かれたことに…
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野党共闘の壁 「共産党アレルギー」の歴史と正体
安倍政権の国会答弁は相変わらず、むちゃくちゃだ。 野党の批判に対し、真摯に答えず、「民主党時代はどうだったんだ」「対案を出せ」と感情的にわめき散らして終わってしまう。憲法学者の小林節氏との対…
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バブル崩壊時を彷彿させる年明け乱高下株価の今後
株価の下落が止まらない。とうとう、平均株価は大発会から6日連続で下落してしまった。 12日の日経平均株価は、479円安の1万7218円だった。6日間の下げ幅は1814円に達している。株式市場…
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憲法破壊者の安倍首相が「改憲」を言い出す笑止
いよいよ安倍首相が憲法改正の野望を隠さなくなってきた。10日のNHK「日曜討論」に出演した安倍は、夏の参院選について「自公だけでなく、改憲を考えている未来に向かって責任感の強い人たちと3分の2を構成…
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鉄火場と化した株式市場 「年金マネー」が溶けていく
下がり続ける相場を呆然と眺めているしかないのか。8日の日経平均株価は、大発会から5日続けての下落を記録。これは戦後初めてのことだ。株価が下がれば日銀やGPIFが買い支える官製相場に慣れっこになってい…
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イスラム国の次は北朝鮮…ならず者への国際包囲網の危うさ
北朝鮮が水爆実験に成功したと発表したことを受け、国連安保理が緊急会合を開き、非難声明を出した。会合は日本と米国、韓国が要請。新たな制裁決議に向け動いているが、安倍首相はこれを「日米で主導する」と言い…
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安倍ペテン政権 いつまで続ける「賃上げ要求」という猿芝居
大新聞は「異例の呼びかけ」と書いていた。 日銀の黒田総裁が5日、連合の新年交歓会に出席し、「賃金上昇は日本経済の成長に不可欠だ」とあいさつ。しかも2%の物価目標に向けて「必要と判断すれば、さ…
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通常国会で憲法破壊を問わない 裏切り野党の“与党ボケ”
とうとう、本心を隠さなくなったということか。1月4日に官邸で行われた年頭会見。安倍首相はこう明言した。 「憲法改正について、参院選でしっかり訴えていく」 昨年11月、保守系の会合でも「…
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自画自賛の安倍外交 その裏のトリックの姑息
4日から始まった通常国会。異例の早い召集もそうだが、召集日の本会議で安倍首相が外交報告、麻生財務相が15年度補正予算案について説明する財政演説を行ったことも、過去に例を見ない変則スタートとなった。 …
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衆参同日選で安倍政権が勝てば「憲法破壊」が常態化する
2016年は、この国と国民にとって、最大の岐路になる。 安倍暴走政権が、さらなる憲法破壊をもくろんでいるからだ。それを国民が阻止できるのか。結果次第で、国の形は完全に変わってしまうことになる…