巻頭特集
-

ゾンビ企業シャープを巡る大混乱のアホらしさ
身売りをめぐる一連のドタバタ劇は、まるで日本の製造業の行く末を暗示しているようだ。 「偶発債務」の発覚などで契約が延びていたが、シャープは今月中にも台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収契約…
-

「テロに屈しない」が招く “報復と憎悪”の連鎖に日本も
ベルギーの首都ブリュッセルを襲ったIS(イスラム国)による「同時多発テロ」に世界中が震撼している。 ベルギーの政府当局者によると、これまでにブリュッセル国際空港や地下鉄マルビーク駅で計31人…
-

大企業も春闘失速…中小企業と弱者の惨状
世間は桜の開花にはしゃいでいるが、この間にも恐ろしい勢いで、日本経済はヘタっている。それに拍車を掛けているのが、安倍政権のトンチンカンな経済政策だ。 ズバリ、弱者を切り捨て、消費を完全に冷え…
-

永田町緊迫…やるのか?祖父の野望のための“衆参ダブル”
安倍首相が衆参同日選に踏み切るという観測が日増しに強まっている。先週から官邸で「国際金融経済分析会合」が開かれ、経済学者が消費税増税の先送りにお墨付きを与える提言をする。それと同時に新聞各紙に「増税…
-

この国は法治国家か “眠る巨悪”甘利元大臣を放置する異常
真っ昼間の大臣室。業者からスッと差し出された「黒いカネ」をニタニタしながら、わしづかみで胸ポケットに入れる─―。テレビの時代劇に出てくる悪代官さながらの前代未聞の汚職事件が“野放し”にされている状況…
-

あまりに姑息 ノーベル賞学者を使った失政隠しの茶番劇
とんだ茶番劇だ。 政府は16日、安倍首相らが有識者と意見交換する「国際金融経済分析会合」を初開催。講師に招いたノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授は、「世界経済…
-

経歴詐称のコメンテーターよりも悪党たちが官邸にいる
見るからに怪しげなムードは漂っていたが、まさか、これほどまでとは……。テレビ朝日の「報道ステーション」などのコメンテーターを務めていたショーン・マクアードル川上氏(47)の経歴詐称は底ナシだ。 …
-

何が女性活躍だ アナクロ首相の「女性観」を検証する
「子供を産み育てる若い家族を取り巻く環境を、もっと温かく配慮に満ちたものにしなければならない」 ママたちの怒りに恐れをなしたのか、「保育園落ちた日本死ね!!!」のブログに端を発する待機児童問題…
-

借り換えが増えているだけ 「マイナス金利効果」の大ウソ
追加緩和の「バズーカ4」があるのかないのか。日銀の政策決定会合のたびに市場は注目、期待しているが、このこと自体が異常なことだ。 黒田日銀の思惑通りに事が運べば、物価上昇期待が高まり、とっくに…
-

女性活躍も大ウソ 満天下に晒された舌先三寸の冷血政治
まさか「保育所」と「保健所」を間違うとは――。「保育園落ちた日本死ね」という匿名ブログが火をつけた「保育園」騒動。日本中の母親が、安倍首相に対して怒りの声を上げている。 ところが、安倍首相は…
-

政権を取って言え! 鬼が笑う野党の小沢、共産党アレルギー
東日本大震災の発生から5年を迎えた。思い返せば、今なお続く民主党の大凋落は、あの瞬間から始まったのだ。当時の民主党政権は大震災と福島原発事故の対応に右往左往。菅首相がみっともないほど取り乱す姿に国民…
-

高浜原発差し止めはヌカ喜び 日本の司法と政治はグルである
これを機に脱原発の動きが広がるのか。大津地裁が9日、関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じる仮処分決定を出した一件のことだ。 「福島原発事故の原因も解明されていない中で、高浜原発の再稼…
-

憲法学者・小林節氏も激怒…浅慮で野蛮な首相の改憲物議
私の在任中に憲法改正を成し遂げたい――。3月2日の参院予算委員会でのこの発言で、安倍首相がついに本心をあらわにし、物議を醸している。 当然、今夏の参院選で3分の2の勢力の獲得を目指すことにな…
-

値下げ競争の裏に原発再稼働 電力自由化に騙されるな
来月から家庭向けの電力小売り自由化がスタートする。ガス会社や石油会社、商社など、全国で100社以上が新たに参入予定で、大手通信会社は携帯料金とのセット割を打ち出すなど、ド派手なCM合戦が連日、繰り広…
-

何がダブル選だ! 官邸騒然「内閣支持率急落」を徹底分析
余裕をかましていた安倍官邸が慌てている。内閣支持率が急落しはじめたからだ。 毎日新聞の調査では、「支持する」は1月の前回調査から9ポイント減の42%、「支持しない」は8ポイント増の38%だっ…
-

景気大失速もどこ吹く風 異様な躁状態の首相を見る目
安倍首相が異常なほどハイテンションだと、自民党内で話題になっている。 「16年度予算案が衆院を通過した1日、予算委員長や予算委理事を公邸に招いて慰労したのですが、総理は上機嫌で、いつにも増して冗…
-

結論は変わらず 「辺野古工事中断」の姑息な裏側
またお得意のペテン政治だ。 米軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる国と県の代執行訴訟で、4日、和解が成立。福岡高裁那覇支部が示した和解案に従い、双方は再び協議のテーブルに…
-

参院選の争点は目くらまし改憲ではなくアホノミクス鉄槌だ
財務省の元トップの苦言が波紋を呼んでいる。財務事務次官経験者にして元日銀副総裁、現在は大和総研理事長の武藤敏郎氏が2日、都内で講演し、日銀が導入したマイナス金利政策やアベノミクスを痛烈に批判した。 …
-

消費税をオモチャにして選挙に勝とうという悪辣政治
「総理はヤル気だ」 自民党内が浮足立ち、衆参ダブル選挙のムードが高まってきた。解散に備えて、選挙事務所の確保に動き出す衆院議員も出てきている。 もともと、安倍首相悲願の憲法改正のため参…
-

おぞましいトランプ旋風と安倍人気 “極右政治家”跋扈の謎解き
米大統領選で候補指名争いの趨勢を決するスーパーチューズデー。日本時間のきのう(1日)夜から投票が始まり、前評判通りに民主党はヒラリー・クリントン、共和党はドナルド・トランプが抜け出した。 ト…
