巻頭特集
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安倍首相こそ本紙を読んでほしい…目に余るすり替え答弁
「帰りに日刊ゲンダイでも読んでみてくださいよ。これが萎縮している姿ですか」 これは、4日の衆院予算委での安倍首相の発言だ。民主党議員が「表現の自由を制限し、言論機関を萎縮させる」と、自民党の憲…
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詭弁と居直りに拍手!? 喜劇的な安倍政権の高支持率
摩訶不思議な現象だ。安倍内閣の支持率が軒並みアップしている。 大臣室で現ナマを受け取ったことを認めた甘利前経済再生相が辞任した直後、先月末に行われた各社の世論調査の結果は、この国の倒錯ぶりを…
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口利き大臣がやっていたTPP交渉と成長戦略も利権の巣窟
週刊文春の衝撃的なスクープから2週間弱。同誌以外では沈黙していた告発者が、ついにしゃべり始めた。 辞任した甘利明前経済再生相とその秘書らに現金を手渡したと証言した建設会社の総務担当者・一色武…
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預金者から罰金 禁じ手の劇薬を歓迎するおかしさ
預金に罰金を科すような“禁じ手”がもろ手を挙げて歓迎される光景は、異常だ。先週29日に日銀の黒田東彦総裁が唐突に打ち出したマイナス金利の導入。円安・株高に転じ、年初来のパニック相場に収束感が生じて「…
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日銀「最後の禁じ手」も一時しのぎ アベノミクスの断末魔
さすがに不意を打たれたのか、「マイナス金利」という金融緩和策に市場は大混乱だった。 日本銀行が史上初となる「マイナス金利」の導入を発表すると、29日の株式市場は、ジェットコースターのような乱…
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笑止千万 ハレンチ大臣「美学」辞任の薄汚い裏側と今後
「アベノミクスの司令塔」を自任してきた甘利経済再生相。28日の会見で金銭授受を認め、大臣辞任を表明した。 甘利は「政治家としての美学、生きざま」を持ち出し、「国会議員としての秘書の監督責任、閣…
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甘利続投は安倍“お友だち”内閣の命取りになるだろう
疑惑発覚から1週間。甘利経済再生相は28日夕方に記者会見を開くが、さて、どう釈明するのか。 週刊文春は28日発売号で、甘利大臣のワイロ授受疑惑について、告発者の証言をもとにした続報を掲載。神…
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何が「ワナ」だ! ハレンチ“甘利疑惑”の謎と裏側の全貌
予算案の審議がスタートした国会は、甘利明経済再生担当相の「政治とカネ」一色になっている。 なにしろ、1200万円のワイロを渡した建設業者が「実名」で告発したのだから衝撃は大きい。スクープした…
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「麻薬」の次は「戦争」を渇望か? 狂乱マネーの刹那
週明け25日の東証は前週末比152円38銭高で、1万7000円台を回復して引けた。先週の金曜日からの続騰で、2営業日続伸はナント、今年初である。 市場はようやく、ほっと一息というか、沸いてい…
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官邸が宜野湾市長選でやってきたこと、これから企むこと
安倍首相も大ハシャギだ。選挙結果を聞き、自民党幹部に電話で「この勝利は大きい」と話したという。 24日投開票された沖縄県宜野湾市長選。普天間基地の辺野古移設をめぐって政府と沖縄県が全面対決を…
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目を覆う政治家の劣化の象徴…“賄賂疑惑”甘利大臣の素性
まるで海外逃亡だ。1200万円の賄賂疑惑でシドロモドロの甘利明・経済再生相が23日未明、スイスに飛び立った。同国東部のダボスで開かれる世界経済フォーラム年次総会に出席するためだ。 疑惑発覚で…
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TPPも黒い利権とカネまみれか…安倍周辺から漂う腐臭
これほどスキャンダルにまみれた政権が過去にあったか。これまでは、閣僚不祥事が頻発しても、野党の力不足や大メディアの及び腰報道に助けられてきたが、今回ばかりはそうもいかない。甘利経済再生相は政権中枢の…
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デフレ脱却の大ウソ モラルなき値下げ競争の凄惨
安倍首相によると、日本経済は「緩やかな回復基調」が続いていて、「もはやデフレではない」そうだ。それでも、「デフレ脱却宣言」をしないのは「戻ってしまう可能性がある」などと言っている。「脱却宣言」まであ…
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歴史認識も二枚舌 安倍首相の反知性と薄っぺら
珍しく殊勝に謝ったかと思ったら、ちゃぶ台返しで居丈高に出る。この一貫性のなさは何なのか。歴史認識をめぐる安倍首相の言葉は、あまりにチャランポランで、これで彼の言動を信用しろという方が無理だ。 …
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原油は10ドル、株価は9000円…地獄の本番が始まる
まずはこの〈表〉を見てほしい。青と赤の折れ線グラフが気持ち悪いほど、ピタリと重なる。シグマ・キャピタルのチーフエコノミスト、田代秀敏氏が作成したもので、青い折れ線グラフは1989年12月29日の日経…
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「デフレから脱却」でなぜ、こんなバス事故が起こるのか
19、21、22歳――。若々しい数字の羅列に胸が痛む。長野県軽井沢町で起きたスキーバス転落事故は一瞬のうちに、学生12人の命とともに「将来の夢」まで奪い去った。教師になりたい。病院で働きたい。福祉の…
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週明けはブラックマンデーか 日本発世界恐慌の恐怖
乱高下の激しさは、断末魔の様相だ。15日も日経平均は下落。1万7147円まで落ち込んだ。 「一時は前日比356円高まで上がったのですが、午後になるとみるみる値を下げ、終値は前日比93円84銭安…
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首相ブチ切れ答弁の裏の幼児性と反知性、独善主義
この男のアタマの中は一体どうなっているのか。通常国会が始まって10日が過ぎたが、そう思わざるを得ないほど、安倍首相のブチ切れ答弁は聞くに堪えない。 民主党の枝野幹事長が会見で「聞かれたことに…
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野党共闘の壁 「共産党アレルギー」の歴史と正体
安倍政権の国会答弁は相変わらず、むちゃくちゃだ。 野党の批判に対し、真摯に答えず、「民主党時代はどうだったんだ」「対案を出せ」と感情的にわめき散らして終わってしまう。憲法学者の小林節氏との対…
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バブル崩壊時を彷彿させる年明け乱高下株価の今後
株価の下落が止まらない。とうとう、平均株価は大発会から6日連続で下落してしまった。 12日の日経平均株価は、479円安の1万7218円だった。6日間の下げ幅は1814円に達している。株式市場…
