巻頭特集
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この戦争は複雑怪奇 プーチンのあまりの悪魔ぶりが覆い隠していること
ウクライナの首都キーウ近郊のブチャやボロディアンカでの大量虐殺が判明して以来、ロシア軍の非道ぶりが連日、報道されている。 無数の民間人に殺人や拷問、身体的および性的暴行を加え、無差別攻撃を強…
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プーチン失脚か第3次世界大戦か…停戦合意などもう絶望
侵攻を続けるロシア軍の地上部隊は一時、ウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺から撤退していたが、束の間の平穏はすぐに破られた。15日未明からキーウ市内では空襲警報と爆発音が鳴り響いていると現地メディア…
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犠牲になるのはいつも庶民 1ドル=130円ならば政権交代が必要
円の下落が止まらない。抵抗ラインとみられていた1ドル=125円をあっさり突破し、とうとう13日、126円31銭まで売り込まれてしまった。126円台に突入するのは、約20年ぶりのことだ。ただでさえ物価…
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NHKもウクライナ当局情報をタレ流し 怪しい戦争報道をどう読むか
「ジェノサイド(集団殺害)だ」 ロシア軍のウクライナ侵攻について、12日、こう怒りの声を上げたバイデン米大統領。バイデンはこれまで、記者団から、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャなどで…
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ロシア侵攻に“便乗” 自民党と安倍元首相「戦争する国」への前のめり
ロシアによるウクライナ侵攻を受けた“火事場ドロボー”のような議論がどんどん加速している。 政府が年末に予定する国家安全保障戦略など3文書の改定に向け、自民党の安全保障調査会(会長=小野寺五典…
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ウクライナは東部を死守できるのか それ次第で世界が変わる
「プーチンの戦争」が終結する日は果たしてくるのだろうか。 ウクライナ猛襲を続けるロシア軍に新たな動きだ。侵攻開始から6週間あまり。プーチン大統領が言う「特別軍事作戦」を統括する司令官に、201…
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殺戮を止めない国際社会 このまま東部の激戦に突っ込むのか
ロシアによる軍事侵攻はもはや制御不能で、ウクライナでは民間人の犠牲者が相次いでいる。ウクライナ国防省は9日、首都キーウ(キエフ)近郊のマカリウで、民間人132人の遺体が見つかったと発表。射殺されてい…
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岸田政権と欧米の「寄り添うふり」 制裁は腰が引けている
地獄だったに違いない。ウクライナの首都キーウ近郊のブチャで見つかった民間人の遺体の9割には、銃で撃たれた痕があったという。ロシア軍は、民間人とわかりながら殺害をつづけた可能性が高い。 さすが…
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プーチンを見誤るな 「この戦争は数年」米軍トップの衝撃発言
一体、どれだけ無辜の民の命が奪われれば終わりが訪れるのか。暗澹たる思いを抱いた国民は少なくないだろう。ロシアの軍事侵攻によるウクライナでの戦争について、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が「少…
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この戦争を“利用”しようと前のめり 岸田政権と大メディアの危うさ
「ウクライナから避難してくる20人を乗せた政府専用機が、まもなく羽田空港に到着する予定です」 5日の正午前、NHKは30分弱の特別番組を組んで、林外相と一緒に訪日するウクライナからの避難民を乗…
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ロシアはもう国際社会に戻れない 虐殺で世界は大きな転換
「プーチン包囲網」が一段と狭まった。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から40日が経過し、市民を大量虐殺した疑いが濃厚となる中、ゼレンスキー大統領は5日の国連安全保障理事会でオンライン演説。「ロシア軍…
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政府専用機で到着 ウクライナ避難民「たった20人」をどう見るか
なぜ20人しかいないのか──。林外相らが4日までポーランドを訪問。帰国時にウクライナからの避難民を政府専用機に乗せる準備を進めていたが、搭乗させたのは「20人」とは耳を疑った。 ポーランドに…
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狂乱物価高に後手後手 まず“日本橋のプーチン”黒田総裁のクビを切れ
スーパーや、日用品なども扱うドラッグストアで、値札とスマホの画面をにらめっこする客の姿が珍しくなくなった。1円でも安い商品を求め、ネット通販と比較する。賃金は一向に上がらないのに、今月に入ってありと…
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形だけの「やっているふり」 ウクライナ避難民支援の欺瞞
「助けて、助けて!」 そう叫ぶ外国人男性を黒ずくめの制服を着た職員たちが7人がかりで冷たそうな床に押さえ込む。男性は上半身裸でパンツ一枚だ。「はい制圧!」「ワッパをかけろ!」と大声を出しながら…
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願望なのか真実なのか「プーチンはもうオシマイ」報道の真偽
「いったい、どこで間違えたのか」──。いま頃、プーチン大統領はそう思っているのではないか。ロシアがウクライナに侵攻してから、すでに1カ月。ロシア軍が大苦戦している。 とにかく、ロシア軍の損失は…
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ロシアにも円安にも重大責任 安倍元首相の断罪が必要
依然として予断を許さない緊迫した状況にあることは間違いない。 ロシアによるウクライナ軍事侵攻で3月29日、トルコ最大都市イスタンブールで行われたロシア、ウクライナ両国代表団による停戦交渉。同…
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円安・インフレに支離滅裂 岸田・黒田コンビで干上がる庶民
29日、トルコで行われたロシアとウクライナの停戦交渉に進展があったと伝えられ、マーケットにも安堵感が広がった。 28日に1ドル=125円台まで急落した円安も一服。29日のニューヨーク外国為替…
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ただ追随の岸田政権 「戦争」「制裁」で支持率上昇の危うさ
岸田首相がロシアへの追加経済制裁を次々打ち出している。 28日の参院決算委員会で、暗号資産の取引を通じた制裁逃れを防止するため、今国会で外為法を改正する準備を進めると表明した。24日にベルギ…
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バイデン米国は黙殺 ゼレンスキー大統領の悲痛な叫び
「みなさんが持っている戦闘機の1%、戦車の1%をウクライナに送ることができる。1%だ」──。ゼレンスキー大統領の悲痛な叫びが黙殺されている。24日にベルギー・ブリュッセルのNATO本部で開かれた加盟3…
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欧米は世界大戦の準備か どうやら10年戦争になる覚悟が必要
いったい、いつ終わりが見えてくるのか。ロシア軍によるウクライナ侵攻から1カ月。もはや、この戦争は長期化を避けられそうにない。 そもそも戦争とは、いったん始まったら簡単には止められないものだ。…