巻頭特集
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溢れる人出 ワクチンは来るけど“後は野となれ山となれ”
2カ月半ぶりに「緊急事態宣言」が全面解除された。待ってましたとばかり、案の定、人出が急増している。 全日空によると、22日の国内路線の予約件数は5万5000人と、緊急宣言期間中の2倍に達した…
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官製相場も限界 この政権では経済暗転、コロナ第4波の必然
先週19日に決まった日銀の金融政策の“修正”。黒田総裁は「金融緩和の限界がある、マイナス金利の深掘りはできないと見る向きがあるが、そういうことはない」と強弁したが、市場は正直だ。発表直後に株価は一時…
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五輪もコロナも経済も 亡国の首相、その存在自体が疫病神
新型コロナウイルスの新規感染者が再び増加し、感染力の強い変異株も拡大。世論の約6割が延長を望む中、菅首相は「もう打つ手なし」の本音をひた隠し、緊急事態宣言の解除を決めてしまった。 18日の正…
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打つ手なしで“コロナ無政府状態”と化した後進国日本の今後
首都圏1都3県で延長されていた緊急事態宣言が21日で解除される。18日、菅首相が記者会見で正式に表明した。 だが、足元の新規感染者数は増加の傾向が見られる状況だ。東京都の7日間の平均は17日…
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案の定の国民愚弄 武田大臣はそれでも居座り、居直るのか
疑惑を持たれている組織が自らを調査する。 泥棒が泥棒を調べるようなもので、全く期待できないと言わざるを得ないのではないか。菅首相の長男が勤務する放送関連会社「東北新社」や「NTT」から総務省…
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武田総務相の鉄面皮、NTT社長のタヌキ、総務省の魑魅魍魎
国会で2日間かけて審議された「総務省疑惑」は、案の定、一つも真相解明されなかった。 NTTの澤田純社長と、東北新社の中島信也社長が参考人として出席して行われた15、16日の集中審議は、ほとん…
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マトモに答えない国民愚弄 【社長招致】消化試合の茶番劇
野党も菅政権と握っているのか。そう勘繰りたくなるほど、総務省汚染をめぐる国会審議は期待外れのスッカスカだ。第1ラウンドとなったのは、菅首相と関係閣僚が出席した15日の参院予算委員会集中審議。政務三役…
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【総務省汚染】社長招致 どこまで疑惑の核心に迫れるか
参考人招致で疑惑の核心を炙り出すことができるのか。 総務省総汚染の接待問題で、ようやく「接待した側」の参考人招致が実現。野党の要求に応じ、東北新社の中島信也社長とNTTの澤田純社長が15日の…
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差額を返せばいいのか 高市前総務相らの居直りには唖然
いったい、どこまで広がるのか。NTTによる“接待汚染”は、底が見えなくなってきた。 総務省の高級官僚だけでなく、自民党議員も高額接待を受けていたことが明らかになった。過去7年間に総務省の“政…
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菅首相はよく正気でいられるものだ 長男と子飼いの総汚染
「政治責任の定義というのはないんじゃないでしょうか」――。この言い草はないんじゃないでしょうか。5日の参院予算委員会における菅首相の答弁だ。立憲民主党の小西洋之議員に総務省接待問題に「政治責任があると…
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総務省総汚染 首相がらみで政官“電波・通信”疑獄の腐臭
出るわ、出るわの接待攻勢。総務省汚染は底なしだ。通信事業の許認可権を握るNTTグループにゴチになっていたのは官僚にとどまらなかった。許認可に直接関わる大臣、副大臣、政務官の政務三役までもが高額接待を…
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NTT社長招致で幕引きのつもりか 総務省身内調査の噴飯
違法接待問題が拡大し、総務省が対応に追われている。武田大臣は9日、「可能な限り対象職員を広げる。事実関係の確認を正確に、徹底的に行う必要がある」と発言。元検事の弁護士らを入れて徹底調査する考えを示し…
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戦略なき緊急事態宣言延長 これでは“出口なし”の無間地獄
東京や神奈川、千葉、埼玉の首都圏4都県に対する新型コロナウイルスの緊急事態宣言が8日から21日まで、再延長期間に入った。 菅首相は8日の参院予算委で、「何としてもこの2週間で感染拡大を防止す…
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偽善と冷血の政治露わ この惨状で「復興五輪」と騒ぐのか
あの東日本大震災から10年。節目の年を迎え、今週は震災関連の特別番組、特集記事を目にする機会が多い。 6日には菅首相が福島県を訪れ、復興に取り組む姿勢をアピールした。南相馬市にあるドローンな…
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お気に入りが出世のなれの果て 菅首相の天領は腐臭まみれ
総務省の違法接待問題は底なしなんじゃないか。菅首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」に繰り返しゴチになっていただけでなく、NTTグループからも頻繁に高額接待を受けていたことが発覚。許認可権限を握…
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緊急事態延長なのに「なぜ五輪?」亡国政権の政治ゲーム
1都3県に発令されている「緊急事態宣言」が延長される。菅首相は4日、「2週間程度の延長が必要」と改めて国会で表明。5日の夜、政府の対策本部で正式決定し、その後、会見する予定だ。 緊急宣言の再…
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菅政権下で“形だけ”女性登用ラッシュ 違和感と胡散臭さ
菅首相の長男が勤める「東北新社」からの違法接待問題で事実上引責辞任した山田真貴子内閣広報官の後任がようやく決まった。 外務省の小野日子外務副報道官(55)。内閣副広報官や東京五輪・パラリンピ…
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【予算案あっさり衆院通過】コロナと五輪を“人質”の狡猾
「来週は誰が辞めるんだ」――。2日の毎日新聞が報じた自民党ベテラン議員の自嘲気味に語った言葉だ。 「遅い。首相は『なんとか耐えよう』と思っていたんだろう」 「この問題を軽く考えすぎた」 …
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法を犯すか左遷の二者択一 菅政権で官僚たちは死屍累々
飲み会は絶対に断らないけれども、国権の最高機関である国会の招致は平気でドタキャンする。 菅義偉首相の長男、正剛氏が勤める放送関連会社「東北新社」から、総務審議官当時の2019年11月に約7万…
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止められなければ戦前と同じ 破れかぶれ政権の五輪暴走
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が1日、6府県で先行解除された。とはいえ、解除された地域で社会経済活動が一気に正常化するわけではなく、飲食店などへの時短営業要請は続く。大阪府では対象を府内全域か…