巻頭特集
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菅首相とTVは別の地平か 空疎に響く「金メダル」の絶叫
23日に開会式が行われ、本格的に競技がスタートした東京五輪。早くもテレビは朝から晩まで五輪一色で、日本選手のメダル獲得に沸いている。 25日は競泳女子400メートル個人メドレーの大橋悠依、ス…
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汚れた東京五輪開会式 実況生中継するテレビ局の正体
いまだに国民の4割、都民の5割が「中止」を求めている東京五輪の開会式が、23日夜8時から行われた。 NHKは、夕方5時から「東京2020オリンピック開会式直前SP」という特別番組を放送し、前…
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ついに東京五輪開幕 国民を敵に回した菅内閣はご臨終
「五輪をやめることは一番簡単なこと、楽なことだ」――。21日掲載の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、高慢ちきな精神論をブチかました菅首相。そんなに簡単なら「今からでも中止し…
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世界が呆れる五輪 “呪われている”のではなく全てが“必然”
「ついにここまで来ることができた。選手が輝き、世界中を刺激する舞台は整った。選手たちの喜びや涙がつくり上げるものこそ、五輪の魔法だ。日本にとっても輝く瞬間になる」 20日開かれた国際オリンピッ…
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まだまだ下がる菅支持率 「五輪強行」すべてが裏目
世論の大半が反対する東京五輪の開催まで、あと3日。都内はすっかり五輪モードに突入だ。大会期間中の交通混雑の緩和などを目的に、政府が官民挙げた協力を呼びかける「テレワーク・デイズ」(9月5日まで)が1…
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世紀の愚行始まる ぼったくりに“国賓級”歓待のアホらしさ
本当に五輪をやるのか。開幕をいよいよ4日後に控え、今回ばかりは陰鬱な気分になってしまう国民が少なくないのではないか。世間のしらけムードをよそに、18日、東京・元赤坂の迎賓館では、バッハ会長ら国際オリ…
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恐らくテレビの実況だけ大騒ぎ 東京五輪はドッチラケ
東京五輪の開会式(23日)まで1週間を切った。選手村もオープンし、選手も続々と来日しているが1週間前と思えないのは、まったく高揚感がないことだ。国民も「来週には五輪」という実感がないのではないか。 …
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「西村暴言」は政府ぐるみ 問われる菅首相の人間性
逃げ足だけは速いポンコツだ。菅政権の休業要請を守らない飲食店への圧力方針は撤回の連続。規制官庁を通じて銀行や酒屋を脅し、「自粛警察」を演じさせようとしたのだからタチが悪い。 酒を出す店へのロ…
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ここまでダメだと破滅的結末 無政府状態で五輪突入の恐怖
この国は呪われているのかと思うほど最悪シナリオが次々に現実になっているが、全ては菅政権の無能無策ゆえんだ。4回目の緊急事態宣言が発令された東京都の14日の新型コロナウイルス新規感染者数は1149人。…
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政府ぐるみの違法ドーカツ 「西村暴言総辞職」が現実味
新型コロナウイルス対策で休業などの要請に応じない飲食店に対し、政府が金融機関や酒類販売業者を使って圧力をかけようとした問題は根が深い。 世論だけでなく、与党内からも批判が噴出して、金融機関か…
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全てが狂った菅シナリオ 五輪大コケ必至で総選挙先送り
政府は12日、新型コロナウイルスの感染再拡大が続く東京都に対し、特別措置法に基づく4度目の緊急事態宣言を発令した。 期間は8月22日までの6週間。感染リスクが高いとみている飲酒の規制を強化す…
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居酒屋締め付け発言の西村大臣 耐えがたい軽さと舌先三寸
「#西村康稔の更迭を要求します」「#西村康稔大臣の議員辞職を求めます」――。SNS上には更迭や辞任を求める声が渦巻いている。 新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、12日から再開する4度目の…
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政治的完全敗北 もう誰も首相の言うことなんか聞きゃしない
五輪ファミリーと“お仲間”関係の“忖度”国内メディアとは大違いで、海外メディアは容赦ない。 東京に4度目の緊急事態宣言が発令されることになり、23日開会の東京五輪が宣言下の実施のうえ、大部分…
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なぜ辞めないのか 首相1人の意固地で国は未曾有の大混乱
いったい、何回、同じ失敗を繰り返せば気が済むのか。東京都に4回目の「緊急事態宣言」が発令されることが決まった。しかも、今回は7月12日から8月22日まで42日間という長丁場だ。これで夏休みは台無し。…
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五輪開催の意義は「菅首相がポンコツである証」を示すこと
新型コロナウイルスの感染再拡大がいよいよ本格化してきた。東京都の7日の新規感染者数は920人。18日連続で前週の同じ曜日を上回った。3回目の緊急事態宣言が4都府県に発令された4月下旬よりもヒドい状況…
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選挙全敗の菅首相 このまま衆院選突入とは自民党もいい度胸
やはり嫌われ方はハンパじゃなかった。都議選で改めて露呈した菅首相の人気のなさ。ひたすら「安心安全」を唱え、開催基準となる数値や目安は何ひとつ説明せず、国民の不安の声に耳をふさぐ東京五輪ゴリ押し。「目…
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まだあきらめないのか 菅首相の選択肢は五輪中止か総辞職
「こんなに負けるのか」。自民党内では“惨敗”に衝撃が走っているらしいが、この政治状況の中で「勝てる」と予想し、楽観視していた方がどうかしているとしか思えない。 4日投開票された東京都議選。自民…
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民意は歴然「五輪NO」菅隠しでも自民惨敗の分析と今後<下>
最重要選挙の都議選で1993年以来、8回連続となる「全員当選」を何とか死守した公明党。至上命令の候補者23人の全勝までは、大苦戦を強いられた。 山口那津男代表は告示日から連日フル稼働。選挙戦…
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民意は歴然「五輪NO」菅隠しでも自民惨敗の分析と今後<中>
2013年、17年に続いて支持を広げた共産党は19議席に勢力を伸ばした。3度目の躍進を支えた原動力は公約にハッキリと掲げた「五輪中止」だ。コロナ禍で街頭演説への動員が難しいことから、電話による投票依…
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民意は歴然「五輪NO」菅隠しでも自民惨敗の分析と今後<上>
自民党総裁の菅首相は雲隠れ、東京都の小池知事は入院。秋までに実施される衆院選の前哨戦に位置付けられ、4日投開票された都議選は「選挙の顔」が表舞台に姿を見せない異様な戦いだった。自公が過半数を取り戻し…