巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大樹を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

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 それでも一軍に残った。

 8日に巨人オコエ瑠偉(27)と増田大輝(31)がオンラインカジノで賭けをしたとして、警視庁に賭博容疑で書類送検された一件。

 もともと二軍暮らしのオコエはともかく、阿部慎之助監督(46)は9日のヤクルト戦を前に、増田大を登録抹消しなかった。さる巨人OBがこう言った。

「一度は二軍に落として『禊』をさせるだろうと思われたが、やりませんでしたね。すでに12球団が申し合わせている上限に近い制裁金を支払っているし、もう気にするなということでしょう。増田大は終盤の勝負所で1点をもぎ取るために起用される代走の切り札。内野の守備固め、時には外野でスタメン出場することもあって、ジョーカーと便利屋を兼ねている。中心ではなくても、いないと困る選手。岡本が故障で長期離脱中なので、これ以上一軍の戦力を失いたくないという事情もあるのではないか」

 増田大は近大を中退後、一時は硬式野球を離れ、「とび職」を経験。独立リーグの四国・徳島を経て2015年に育成ドラフト1位で入団した苦労人だ。

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