桂宮治 大いに語る
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二つ目に昇進した年にNHK新人演芸大賞受賞するも戸惑いが
2008年2月、31歳にして桂伸治に入門し、宮治という芸名で前座修業が始まる。 「30すぎて入門すると大変なのは師匠から聞いてました。『おまえより年下の先輩たちに指図されるんだよ』って。だから…
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結婚披露宴で「会社、辞めます」と宣言して落語家の道に
宮治は1976年10月、品川区武蔵小山で生まれ育った。本名、宮利之。生家は武蔵小山駅近くのビルで肉屋とステーキハウスを営む商家である。 「子供の頃からお芝居が好きで、新宿にあったコマ劇場の舞台…
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原点は桂枝雀師匠の「上燗屋」あの噺と出合わなかったら…
緊急事態宣言下の2月7日、真打ち披露パーティーを無事に終えた宮治の心境はどうだったのか。 「僕は、『やらないよりやったほうがいい。やらないで後悔するくらいなら、チャレンジして失敗したほうがいい…
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29年ぶり抜擢昇進…披露パーティーはコロナ禍時代に即して
2月11日から新宿末広亭を振り出しに桂宮治の真打ち披露興行が始まった。落語芸術協会で先輩を飛び越しての抜擢昇進は、春風亭昇太以来29年ぶりで、以前から「逸材」との評判が高い。初日の翌日、宮治にインタ…