29年ぶり抜擢昇進…披露パーティーはコロナ禍時代に即して

公開日: 更新日:

 2月11日から新宿末広亭を振り出しに桂宮治の真打ち披露興行が始まった。落語芸術協会で先輩を飛び越しての抜擢昇進は、春風亭昇太以来29年ぶりで、以前から「逸材」との評判が高い。初日の翌日、宮治にインタビューした。

  ◇  ◇  ◇

「おかげさまで初日は大入り満員でした。ようやく始まったという感じで、これから40日間の長丁場です」

 まずは、真打ち昇進が決まったいきさつを伺おう。

「去年の正月に昇太会長から電話があり、いきなり『準備はできてるか』と言われまして。昇進の話は以前から出ていたのがわかってましたので、『あ、いよいよか』と。『準備はできてません』なんて口が裂けても言えないので、『はい、できてます』と答えました。それで3月の理事会で正式決定したわけです」

 ちょうどコロナの感染が広がり始めた頃である。

「披露興行は翌年2月と決まったので、それまでには収まって、披露目ができるだろうと楽観視してました。まさか年明けに再び緊急事態宣言が出るとは思ってもいませんで」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?