著者のコラム一覧
片岡健ノンフィクションライター

1971年、広島市生まれ。早稲田大学商学部卒業後、ノンフィクションのライターに。新旧様々な事件を取材し、新事実や冤罪を発見している。著作に『平成監獄面会記』、同書が漫画家・塚原洋一氏によりコミカライズされた『マンガ「獄中面会物語」』(共に笠倉出版社)、『もう一つの重罪 桶川ストーカー殺人事件「実行犯」告白手記』(リミアンドテッド)など。最新刊は2026年4月発行の『実録 死刑囚26人の素顔』(宝島SUGOI文庫)。

一家3人殺害「三崎事件」支援者の映画監督が生前語った「冤罪主張死刑囚の素顔」と「事件の実相」

公開日: 更新日:
生前の山際永三氏(2007年撮影=提供写真)

 1971年12月、神奈川県三浦市三崎町で商店経営者の一家3人が殺害された「三崎事件」では、寿司店を営む荒井政男死刑囚が逮捕され、一度は自白したが、その後2009年に東京拘置所で病死する(享年82)まで冤罪を訴えていた。現在、遺志を継いだ遺族が横浜地裁横須賀支部に再審請求中だ。

 昨年11月に死去した映画監督の山際永三氏(享年92)は生前、さまざまな冤罪事件を支援していた。荒井元死刑囚のことも冤罪と信じて応援しており、こう語っていた。

「荒政さん(愛称)は裁判の控訴審で控訴を棄却された時、裁判官に向かって『俺を殺す気か!』と叫んだり、目の前の紙を投げたりするなどバンカラ人でね。かと思えば、家族が孫を連れて面会に行くと、涙、涙で。率直で、庶民的な人だったね」

 そんな荒井元死刑囚がなぜ、三崎事件の犯人とされたのか… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,119文字/全文1,489文字)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体