金子勝の「天下の逆襲」
-

トランプ関税でボロボロ 日本は「攻めと守り」を重視すべし
7月3日に公示された参院選では、多くの新聞が「減税か給付か」を争点として報じているが、結果、減税ポピュリズムと外国人排斥の極右勢力の台頭を招いている。 確かに食料品の物価上昇は凄まじい勢いで…
-

壊れ始めた世界秩序 日本の最優先課題は「自給」だ
世界は一気にきなくさくなっている。全ては、トランプ米大統領の一貫性のない思いつきの言動のせいである。問題は、世界の秩序が壊れ始めているということだ。 カナダで行われたG7の会合でトランプは途…
-

コメ騒動の原因は農政失敗と日本人の貧困化にある
5キロ2000円の備蓄米に徹夜してまで群がる人々と、テレビカメラの前で改革派を気取ってみせる小泉進次郎農相──、どこかで見た覚えがある光景だ。父親譲りの「劇場型政治」が繰り返されている。 し…
-

小泉進次郎農相の「コメ高騰」対策は詰めが甘い
江藤農相が更迭され、小泉進次郎衆院議員が就任した。石破首相は当初、江藤氏をかばっていたのに更迭した。本来、任命責任を問われてしかるべきで明らかな失点だ。 しかし、石破は参院選前に政権浮揚の最…
-

要注意…赤字国債依存型の消費税減税は国の破綻を招く
立憲民主党が食品の消費税率をゼロにする案を打ち出したことで参院選の争点が消費税減税の是非から、そのあり方に変わりつつある。自民党も参院選で勝てないと踏めば、ギリギリのタイミングで踏み切らざるを得ない…
-

「トランプ関税」で大恐慌前夜…今まさに50年周期の「カタストロフ」が訪れている
トランプ関税が2日に公表されたが、対中関税を145%に引き上げるとともに、関税の上乗せは90日間一時停止された。株暴落や米国債の投げ売りが起きるなど金融市場は異様に不安定化し、さながら大恐慌前夜の様…
-

「増税」のそぶりなし…沈黙する財務省の狙いは「インフレ課税路線」だ
トランプ米大統領の関税の方針がぶれるたびに金融市場が振り回されている。 深刻なのはトランプが自動車関税を課せば「自動車一本足打法」の日本は、たちまち貿易赤字が拡大してしまうことだ。円や株が急…
-

根拠薄弱、ウソだらけの「財務省陰謀論」
財務省陰謀論が流布している。トランプ同様の陰謀論だ。財務省は安倍政権にボロボロにされてかつての面影はない。人事権を握られ忖度官僚ばかりになった結果、公文書を改竄もした。財務省陰謀論や財務省解体論は根…
-

フェイク飛び交うトランプ米国は「対岸の火事」ではない
トランプ政権誕生から1カ月が過ぎた。トランプ大統領の打ち出す政策は国際秩序の破壊そのものだ。米国にはヨーロッパ諸国との不干渉を是とするモンロー主義という伝統思想があるが、トランプのそれは全く違う。「…
-

高額療養費負担引き上げで「命の値段」に格差が生じかねない
高額療養費の負担引き上げが検討されているが、高度医療が必要ながん患者の反発で、見直しを迫られている。 元々、高額療養費制度というのは、高額療養費の一定割合の自己負担分を健康保険が面倒を見る制…
-

先が読めないトランプの政策に政府日銀は打つ手なし
トランプ政権が今月20日に発足した。トランプが暗殺と逮捕に怯える自己保身の塊になっていることは明らかだ。真っ先にケネディ暗殺の機密文書を公開した。そして新型コロナ対策の失敗を取り繕うために再びWHO…
-

「白か黒か」の二分論で本質をゴマカす論法に注意を
トランプ次期米大統領の正式就任を前に、インスタグラムとフェイスブックを運営するメタがファクトチェックをやめるというニュースがあった。 X(旧ツイッター)を買収したイーロン・マスク氏が凍結され…
-

「知識経済化」を阻んだアベノミクスがイノベーションを潰した
日本メディアの劣化には目を覆わんばかりだ。いまだに金持ち優遇の基礎控除引き上げの減税を無批判に垂れ流している。為替は一時1ドル=157円台にまで円安が進み、11月の企業物価指数は前年同月比3.7%の…
-

「マイナ保険証」の強制が日本のITを立ち遅らせている
歴史に残る愚策と言うほかない。マイナ保険証への一本化の強制のことだ。保団連の調査によれば、約7割の医療機関がトラブルを抱えているという。トラブルだらけで、JNNの世論調査でも約6割の国民がマイナ保険…
-

おぞましい結果をもたらした兵庫県知事選 疑惑追及の手を緩めてはダメだ
兵庫県知事選はおぞましい結果だった。これを看過すれば民主主義の危機が訪れるだろう。権力者、独裁者はやりたい放題が可能になるからだ。 公益通報した職員に対して斎藤側近たちが犯人捜しを始めて、パ…
-

トランプ返り咲きで「3つの悪」が暴走…問われる日本の民主主義
トランプが次期米国大統領になった。これから3つの悪が暴走するだろう。1つは米国内外の分断、2つ目はSNSを通じたフェイクファシズムの蔓延、3つ目は投機マネーや暗号資産などによる仮想金融資本主義の暴走…
-

衆院選で自公が過半数割れも…野党は「本当の勝利」ではない
10月27日の総選挙で、自公の過半数割れになった。一方、立憲民主党と国民民主党が大幅に議席を増やした。与野党伯仲の政治になる。まずは与党も野党も首相指名をめぐって活発な駆け引きを行っている。だが、野…
-

石破首相の「非公認」「比例重複禁止」にゴマカされてはタメだ
いよいよ衆院選が始まった。石破首相は今、メディアで裏金議員の公認を焦点にして問題に取り組んでいるかのように演出している。安倍派と石破の戦いが面白おかしく報じられているが、ちょっと待て。 石破…
-

石破新政権は弱点続出必至も…「野田立憲」では勝てない
9月27日に行われた自民党総裁選で石破元幹事長が新総裁に選ばれた。今回の総裁選は次期衆院選の“顔”を決めることが最大の目的だった。決選投票が「小泉進次郎vs石破」だったら小泉に、「高市早苗VS石破」…
-

「4代目」進次郎の答弁能力は、まるで江戸時代の歌舞伎役者だ
自民党総裁選がスタートした。下馬評では小泉進次郎元環境相が最有力だという。9人も立候補したことで議員票が分散。一般党員票の比重が大きくなるため、党員から支持が厚い小泉と石破茂元幹事長による決選投票と…
