これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人
【第3回:年金の「繰り上げ受給」は得か損か・前編】年金の「繰り上げ受給」を選択したCさんの場合
「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。
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「年金は何歳から受け取るのがお得か?」
こうした議論をしばしば見かける。年金の受給開始は原則65歳からだが、申請すれば60~64歳の間から受給できる。また65歳にこだわらず、75歳までは受給開始を先送りすることもできる。
65歳を起点としてそれより早く受給することを「繰り上げ受給」、遅らせることを「繰り下げ受給」と呼ぶ。 繰り上げ受給は65歳から1ヶ月早まるごとに0.4%ずつ減額となり、一度受給を開始すれば受給額は上がらない。一方で、繰り下げ受給は受給額相応の住民税や社会保険料の負担増などがデメリットである。
では繰り上げと繰り下げ、どちらが「お得」なのか。

















