著者のコラム一覧

加来耕三歴史家・作家

昭和３３年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』（滋慶出版／つちや書店）『卑弥呼のサラダ水戸黄門のラーメン』（ポプラ社）ほか多数。

歴史検証この人物の光と影

旧千円札の伊藤博文は実力者に取り入って大出世を遂げた

公開日：2019/04/24 06:00　更新日：2019/04/24 06:00

（イラスト・中井結衣）（Ｃ）日刊ゲンダイ

　５年後の令和６（２０２４）年に、お札が一新されることが発表されました。思い出すのは、伊藤博文。現在の千円札の２代前は伊藤でした。

　彼が初代内閣総理大臣であったのは、ご存知のとおり。他人に取り入る才能があり、出世欲が旺盛であったため、首相の座に上り詰めることができた、とい…

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