加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

剣術を“道”の高次まで 剣豪・塚原卜伝の精進と求道の日々

公開日: 更新日:

 剣豪・塚原卜伝――時代劇ファンはこの名を聞いて、宮本武蔵との一場面を思い出すのではないでしょうか。

 老境の卜伝を、武蔵が背後から木刀で一撃。ところが卜伝は、鍋の蓋で木刀を受け止めたという挿話です。

 実はこれ、創り話です。武蔵は卜伝の死後に生まれており、2人がめぐり合えるはずがありません。講釈師による創作です。

 卜伝は長享3(1489)年2月、常陸国鹿島(現・茨城県鹿嶋市)に、鹿島神宮の神官・吉川(卜部)加賀入道覚賢の次男として生まれました。初名は朝孝。幼くして塚原土佐守安幹の養子となり、新右衛門高幹と改名しました。卜伝は号です。

 若き卜伝は、家伝の名流・鹿島中古流(古流とも)を学び、“鹿島の太刀”の秘伝を継承。他方、養父の安幹からは飯篠長威斎家直にはじまる神道流(正しくは天真正伝香取神道流)を伝授されました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    芦名星さん突然の訃報に…“破局”の憶測と質素な暮らしぶり

  2. 2

    芦名星さん謎だらけの突然死“遺作グラビア”現場では笑い声

  3. 3

    岡部大「エール」で弟子役を好演 菅首相以上の“秋田の星”

  4. 4

    岡部大がブレークか 代役MCにドラマ出演、CMも隠れた人気

  5. 5

    大坂なおみ全米2度目Vで稼ぎは? “BLM”貫き米財界が熱視線

  6. 6

    菅首相の父は豪放磊落な地元の名士 まったく違うタイプ

  7. 7

    大坂なおみ驚きの“アゲマン効果”…恋人ラッパーは超有名に

  8. 8

    芦名星さん、三浦春馬さん…俳優を追い込む韓国との類似点

  9. 9

    「エール」音の妹と裕一の弟子が急接近…「露営の歌」秘話

  10. 10

    石破茂氏だけじゃなかった…菅新首相の露骨な「岸田潰し」

もっと見る