「かに道楽」のデカい看板を“動かした”創業者の思い 全国41店舗中30店舗で

かに道楽道頓堀本店（Ｃ）日刊ゲンダイ

　ある裁判で大阪地裁までが「例を見ない奇抜性と新規性がある」と認めたように、世間の注目を集めることにかけては大成功している。

　それだけにデカい看板へのこだわりは強い。かつては「えび道楽」という店舗も運営していたが（1964～94年、現在の道頓堀中店）、ここにも大きな動くえびの看板があった。看板が故障した時は、丸く削った発泡スチロールを張り付け、「抱卵中のため動けません」と書いて難を逃れたという逸話もある。

　ちなみに、かにといえば冬が旬と思いきや、実はそうでもない。

「この時季は毎年生きたズワイガニをおすすめいたしております。1番人気は鮮度にこだわったお造りです」（担当者）

　6月22日は生ビール1杯をプレゼントする企画を実施するという。