溝口敦 — 著者のコラム一覧

溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

１９４２年７月５日生まれ。早大政経卒　徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第２５回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』（２０１１年）がベストセラーに。

溝口敦の「斬り込み時評」

コロナ禍で暴力団のシノギも壊滅上層部が今叫ぶべきは？

公開日：2020/05/19 06:00　更新日：2020/05/19 06:00

みかじめ料どころではない…（閑散とする東京・銀座の繁華街）／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　稲川会が今月、傘下の組員たちに「特殊詐欺への関与は厳禁」とする文書を配った、と朝日新聞（５月１４日夕刊）が報じた。

　文中には、特殊詐欺は落ち度のない高齢者を狙い撃ちする犯罪だとして、「個人的な生活資金を騙し取るもので有って、まことに卑劣」と書かれているという。

　…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

今すぐ登録ログイン

【連載】溝口敦の「斬り込み時評」

前の記事ついに「暴力詐欺団」という新語まで出てきたヤクザの凋落 2020/04/28 06:00
次の記事カタギに女房を寝取られたヤクザが逆上して襲撃する時代 2020/06/02 06:00

この連載の一覧を見る

■関連記事

■関連キーワード

新型コロナウイルス