真中・工藤の“舌戦”もなく 静かすぎる日本シリーズ「前哨戦」

両監督とも地味過ぎるのか？（Ｃ）日刊ゲンダイ

　ところが、今のヤクルト、ソフトバンクの両指揮官にはそうした「発信力」がない。真中監督が「予告先発はしない」と言えば、それを受けた工藤監督は「その話は監督会議で言うよ」と返すのが関の山。ヤクルトファンの吉川潮氏（作家）は、「それじゃあジャブにもならない」と苦笑いする。

「確かに両監督とも人が良さそうだし、就任１年目で指揮官としてのキャリアが乏しく、キャラクターも確立していない。無理にパフォーマンスをしろとは言いませんが、興行なんだから前哨戦は盛り上げなきゃいけませんよ。ヤクルトファンとしては、ソフトバンクの強力打線を抑える秘策などを聞きたい。それこそ、パフォーマンスでもいいから『柳田とは勝負しない。全部歩かせる』くらいのことは言ってほしいですね」

　日本シリーズは開幕するまでファンのアタマにはない。