神宮経験なしのソフトバンク 首脳陣が頼る川島の“データ”

公開日: 更新日:

 たかが球場、されど球場だ。

 12球団随一の選手層の厚さで、いまや「球界に敵なし」と言われているソフトバンク。そんな常勝球団が神宮球場に怯えているという。

 ヤクルトは今季、神宮球場で44勝22敗1分け。本拠地球場での貯金22は12球団トップの数字だ。ソフトバンクでさえ、ヤフオクドームでは41勝23敗3分け。貯金18でヤクルトには及ばなかった。

 ソフトバンクは今季、神宮球場で一度も試合をしていない。交流戦はヤフオクドームでの3試合のみ。球場に限れば、一方的なハンディとなりかねないのだ。

 そこで工藤監督ら首脳陣が頼りにしているのが川島慶三(32)だ。昨季7月に複数トレードでソフトバンクに移籍。08年からヤクルトでプレーしており、神宮球場を知り尽くす。日本シリーズが始まるまで、工藤監督は川島をそばに置いて、「マウンドの傾斜は? 打球の弾みやすさは?」なんて質問攻めにして対策を練るかもしれない。

 ただし、神宮球場のマウンドは今季からより硬くなり、人工芝も新調されている。川島の記憶がどこまでアテになるか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない