GRAPHIC
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「Saudade」木村ゆり著
世界22カ国、50を超える街への旅を一冊に凝縮したフォト紀行。書名の「Saudade‥サウダージ」とは、ポルトガル語で「今は離れている愛する人や土地、大切な何かを恋い慕う思い」を表す言葉。その言葉通…
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「行ける工場夜景写真集」BACON監修
昼間は無機質で無表情な工場も、夜になるとライトアップされて、ガラッと印象が変わる。そんな工場夜景がブームとなって久しく、クルーズ船で海上から観賞するツアーなども人気を呼んでいる。 本書は、そ…
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「海外名作映画と巡る世界の絶景」インプレス編集部編
イタリア・ローマのスペイン広場やトレビの泉、コロッセウムなど、人気観光スポットには一年を通じて世界中から人々が集まり、賑わう。これほどまでに世界中から人々が集まるのは、その景観や歴史、由緒もさること…
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「上野 絶滅動物園」絶滅動物園プロジェクト企画・制作、佐々木シュウジ・文 武藤健二・写真
動物の写真集ではあるが、不穏な書名からもお察しの通り、ただかわいらしかったり、珍しいだけの動物たちの写真を編んでいるわけではない。日本を代表する東京都恩賜上野動物園で飼育・展示されている動物の中から…
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「幻島図鑑 不思議な島の物語」清水浩史著
30年以上にわたって海と島を巡る旅を続けてきた著者による「幻島」旅のフォトガイド紀行。幻島とは、「はかなげで(人口が少ない。もしくは無人、無人化)、希少性(珍しい名称・フォルム、希有な美しさ、知られ…
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「人権の世界地図」アンドリュー・フェイガン著、長島隆監訳、長島隆ほか共訳
「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利について平等である」(第1条)とうたう世界人権宣言が国連総会で採択されてから70年が過ぎた。 その間、近年のLGBTの人たちへの…
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「ビジュアルストーリー世界の秘密都市」ジュリアン・ビークロフト著 大島聡子訳
古来、人間はより良い暮らしを求めて移動を繰り返してきた。しかし、誰もが理想郷にたどり着けたわけではない。むしろ、宗教的迫害を逃れたり、過酷な自然環境と向き合う中、何とか生き延びるための場所を探し続け…
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「コケはなぜに美しい」大石善隆著
美しい花を咲かせるわけでもなく、その存在にさえ気がつかない人も多いコケが、今、静かなブームを呼んでいるという。その理由は、清楚で、みずみずしいその美しさにあるそうだ。さらにコケは、わび・さびに代表さ…
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「看板建築 昭和の商店と暮らし」萩野正和監修
看板建築とは、昭和初期、関東大震災からの復興時に東京で数多く建てられた商店建築の一様式。建物自体は和風建築だが、防火のため外壁の正面部分が銅板やモルタル、タイルなどで一枚看板のように装飾されているこ…
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「変わる廃墟展公認!変わる廃墟写真集」BACON監修
オリンピック招致後に、スクラップ&ビルドを繰り返してきた東京の街は、いよいよ本番を間近にして急速にその姿を変えつつある。一方で、日本全国には空き家が840万戸以上、住宅総数の13%以上になるほど増え…
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「男子部屋の記録」小野啓著
表紙を開くと、賃貸マンションや年季の入ったアパートなど、共同住宅の廊下の写真が数葉並ぶ。どんな町でも見ることができる日常の光景だ。本書のテーマは、そのずらりと並んだドアの向こう側の世界。そこには扉一…
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「それ行け!!珍バイクmini」ハンス・ケンプ著
ベトナムの街中を埋め尽くすバイクは、この国の代名詞にもなっている。ホーチミン市だけで200万台を超えるバイクが道路という道路を縦横無尽に走りまわるさまは、まるで激流のようでもあるが、その一台一台に目…
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「[北欧流]焚き火のある暮らし」エイヴィン・ベルク著 井上廣美訳
人間が火を使いこなせるようになったのは約50万年前。自在に扱えるようになると、火は人間の強力な武器となり、火を使いこなすことが、人間と動物との最初の明確な違いとなった。 オール電化が進み、家…
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「東京いちどは訪れたいお寺の名建築」小岩正樹監修 大浦春堂文
駅名にもなっている「護国寺」や「泉岳寺」「九品仏」をはじめ、東京にも多くの古刹があるが、信者や歴史好き、そして近所に住んででもいない限り、わざわざ足を向ける人はそう多くはないのではなかろうか。 …
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「昭和トワイライト百景」フリート横田著
時代は平成から令和へと移り、ますます遠くなっていく昭和だが、なぜか人々は昭和の風俗やモノに魅せられ続けている。本書も、東京とその周辺に残る昭和の風景を訪ね歩いたフォトルポルタージュ。 東京・…
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「おかしな生きもの写真館」ポール・ジョインソン・ヒックス、トム・サラム編著、岡田悠佳子ほか訳
表紙に写っている動物は、まるで雪原に頭からダイブして突き刺さり、身動きが取れなくなってしまったかのようなアカギツネ。雪の下のネズミの気配を察知して、捕獲しようとして失敗したところらしい。また別のペー…
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「長崎の痕」大石芳野著
1945年8月9日、人類史上2番目の原子爆弾が長崎に落とされた。当時の長崎の人口約21万人の3分の2にあたる約15万人もの市民が、瞬時に死傷。その後も原爆症で次々と亡くなり、原爆死没者は17万922…
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「恐竜の教科書」ダレン・ナイシュ、ポール・バレット著、小林快次ほか監訳 吉田三知世訳
現在は人類が我が物顔で暮らしている地球だが、かつてこの星に君臨していたのは恐竜たちだった。約2億3000万年前の三畳紀に出現して以来、約1億6000万年にわたって我が世の春を謳歌した恐竜たちは、66…
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「検証 平成建築史」内藤廣、日経アーキテクチュア著 日経アーキテクチュア編
時代は平成から令和へと移り、世の中はお祝いムードに包まれている。一方で、さまざまなジャンルで「失われた30年」とも呼ばれる平成時代を総括する動きも活発だ。本書もそうした一冊で、平成という時代が「建築…
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「台北・歴史建築探訪」片倉佳史著
台湾の台北市内に今も残る日本の統治時代(1895~1945年)の歴史的建築物を紹介するビジュアルブック。台湾在住の著者が、15年の歳月をかけて取材・調査した成果をまとめた力作だ。 日本統治時…