GRAPHIC
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「コケはなぜに美しい」大石善隆著
美しい花を咲かせるわけでもなく、その存在にさえ気がつかない人も多いコケが、今、静かなブームを呼んでいるという。その理由は、清楚で、みずみずしいその美しさにあるそうだ。さらにコケは、わび・さびに代表さ…
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「看板建築 昭和の商店と暮らし」萩野正和監修
看板建築とは、昭和初期、関東大震災からの復興時に東京で数多く建てられた商店建築の一様式。建物自体は和風建築だが、防火のため外壁の正面部分が銅板やモルタル、タイルなどで一枚看板のように装飾されているこ…
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「変わる廃墟展公認!変わる廃墟写真集」BACON監修
オリンピック招致後に、スクラップ&ビルドを繰り返してきた東京の街は、いよいよ本番を間近にして急速にその姿を変えつつある。一方で、日本全国には空き家が840万戸以上、住宅総数の13%以上になるほど増え…
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「男子部屋の記録」小野啓著
表紙を開くと、賃貸マンションや年季の入ったアパートなど、共同住宅の廊下の写真が数葉並ぶ。どんな町でも見ることができる日常の光景だ。本書のテーマは、そのずらりと並んだドアの向こう側の世界。そこには扉一…
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「それ行け!!珍バイクmini」ハンス・ケンプ著
ベトナムの街中を埋め尽くすバイクは、この国の代名詞にもなっている。ホーチミン市だけで200万台を超えるバイクが道路という道路を縦横無尽に走りまわるさまは、まるで激流のようでもあるが、その一台一台に目…
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「[北欧流]焚き火のある暮らし」エイヴィン・ベルク著 井上廣美訳
人間が火を使いこなせるようになったのは約50万年前。自在に扱えるようになると、火は人間の強力な武器となり、火を使いこなすことが、人間と動物との最初の明確な違いとなった。 オール電化が進み、家…
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「東京いちどは訪れたいお寺の名建築」小岩正樹監修 大浦春堂文
駅名にもなっている「護国寺」や「泉岳寺」「九品仏」をはじめ、東京にも多くの古刹があるが、信者や歴史好き、そして近所に住んででもいない限り、わざわざ足を向ける人はそう多くはないのではなかろうか。 …
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「昭和トワイライト百景」フリート横田著
時代は平成から令和へと移り、ますます遠くなっていく昭和だが、なぜか人々は昭和の風俗やモノに魅せられ続けている。本書も、東京とその周辺に残る昭和の風景を訪ね歩いたフォトルポルタージュ。 東京・…
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「おかしな生きもの写真館」ポール・ジョインソン・ヒックス、トム・サラム編著、岡田悠佳子ほか訳
表紙に写っている動物は、まるで雪原に頭からダイブして突き刺さり、身動きが取れなくなってしまったかのようなアカギツネ。雪の下のネズミの気配を察知して、捕獲しようとして失敗したところらしい。また別のペー…
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「長崎の痕」大石芳野著
1945年8月9日、人類史上2番目の原子爆弾が長崎に落とされた。当時の長崎の人口約21万人の3分の2にあたる約15万人もの市民が、瞬時に死傷。その後も原爆症で次々と亡くなり、原爆死没者は17万922…
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「恐竜の教科書」ダレン・ナイシュ、ポール・バレット著、小林快次ほか監訳 吉田三知世訳
現在は人類が我が物顔で暮らしている地球だが、かつてこの星に君臨していたのは恐竜たちだった。約2億3000万年前の三畳紀に出現して以来、約1億6000万年にわたって我が世の春を謳歌した恐竜たちは、66…
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「検証 平成建築史」内藤廣、日経アーキテクチュア著 日経アーキテクチュア編
時代は平成から令和へと移り、世の中はお祝いムードに包まれている。一方で、さまざまなジャンルで「失われた30年」とも呼ばれる平成時代を総括する動きも活発だ。本書もそうした一冊で、平成という時代が「建築…
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「台北・歴史建築探訪」片倉佳史著
台湾の台北市内に今も残る日本の統治時代(1895~1945年)の歴史的建築物を紹介するビジュアルブック。台湾在住の著者が、15年の歳月をかけて取材・調査した成果をまとめた力作だ。 日本統治時…
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「東京夜景」堀寿伸著
東京スカイツリーの地上350メートルの「天望デッキ」や地上450メートルの「天望回廊」からの眺めは、東京どころか関東平野一円を眼下に収める大パノラマ。夜ともなると、その眺めは歓楽街の瞬くネオンや、行…
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「世界のかわいい家」パイ インターナショナル編
今ではごくまれになってしまったが、かつては地方に行くと観光地でもないのに藁ぶき屋根の家に遭遇することがよくあった。それがまだ現役で使われている場合は、往々にして周囲の景色と相まって、一幅の絵画のよう…
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「MOONSHOTS」ピアーズ・ビゾニー著 佐藤 健寿監修
ちょうど50年前の夏、2人の宇宙飛行士が人類史上初めて、地球以外の天体に降り立った。アポロ11号のアームストロング船長と、オルドリン宇宙飛行士による月面着陸だ。アームストロング船長の「これは一人の人…
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「新装版谷崎潤一郎文学の着物を見る」大野らふ、中村圭子編著
耽美的な作品で今も根強い人気を誇る作家・谷崎潤一郎の代表作「細雪」は、着物を愛する女性たちのバイブルのような作品だという。何度も映画化や舞台化され、出演した女優たちの華やかな着物姿に引かれるからだ。…
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「ドライブイン探訪」橋本倫史著
ファミリーレストランやファストフード店に取って代わられ、姿を消しつつある全国のドライブインを巡るビジュアルルポルタージュ。 10年前、原付で日本各地を巡る旅をしていた著者は、九州の国道10号…
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「世界のキレイでこわいいきもの」パイ インターナショナル編 新宅広二監修・執筆
その美しさに見惚れて、うかつに手を出すと痛い目に遭いそうな生き物たちを世界各地から集めたポケット写真集。 動物の中でも好き嫌いがはっきり分かれるのが爬虫類だろう。好きな人には、あのひんやりと…
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「世界の美しい橋」パイ インターナショナル編
世界各国のえりすぐりの橋を収めたポケット写真集。 冒頭を飾るのはイタリア・ベネチアのカナル・グランデ(大運河)に架かる、かの有名なリアルト橋。大理石造りのこのアーチ橋は、ベネチア観光の目玉の…