ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報
CSファイナルステージで2位日本ハム相手にまさかの3連敗。一転、崖っぷちに追い込まれたソフトバンクに、さらなる激震が走るかもしれない。
今季、リーグトップの14勝を挙げ、最多勝を獲得したエースの有原航平(33)の去就を巡って、周囲が騒がしくなっているというのだ。
「有原は今年限りで年俸4億円プラス出来高の3年契約が満了します」と、ホークスOBがこう続ける。
「球団は下交渉を進めていますが、本人はかねてメジャー再挑戦のプランを温めていたと聞きました。日本ハム時代の2020年オフにポスティングシステムでレンジャーズに移籍。2年総額620万ドル(約6.5億円=当時レート)プラス出来高5万ドル(同約525万円)の契約を結んだが、メジャー2年間でわずか3勝に終わり、契約が満了した22年オフにソフトバンク入り。入団当時は、米国で不完全燃焼に終わったことから、日本で土台をつくり直したうえで、メジャーへの再挑戦を計画していたと聞きました。3年契約の満了を待たずに、再渡米を認めるサイドレターがある、とのウワサもあったほど。ソフトバンクはポスティングによるメジャー移籍を認めていませんが、12年には、レッドソックスでプレーしていた救援左腕の岡島秀樹を獲得。同年オフに岡島のメジャー再挑戦の意思を尊重する形で自由契約とした例がありますからね」
有原は順調にいけば来年中に海外FA権を取得するが、今年33歳を迎えたベテランにとって、メジャーにリベンジするタイミングは早いに越したことはない。
一方、昨年取得した国内FA権の行使を視野に入れている、との話も聞こえてくる。さる米特派員がこう言う。
「有原がいくら14勝を挙げてリーグ優勝に貢献したとはいえ、投高打低が顕著な日本で防御率は3.03にとどまった。メジャー時代には右肩動脈瘤でメスも入れている。チェンジアップ、カットボールなど七色の変化球を操るものの、今季のストレートの平均球速は147キロ程度。メジャーの投手と比べて、球速もキレも物足りないのが実情です。米球界在籍時は『変化球に頼り過ぎて、まともに勝負できない投手』と指摘する声もあった。今オフ、メジャーへ再挑戦するにしても、スプリット契約になるのではないか。ソフトバンクで年俸4億円をもらっていることを考えれば、契約を延長して年俸アップを勝ち取るか、国内FA権を行使して他球団へ移籍したほうが得策。本人も、日本でのプレー続行に気持ちが傾いている、との情報もあります」