日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明
それにしても思い切ったものだ。
CSファイナルステージで日本ハムを下し、日本シリーズ出場を果たしたソフトバンク。21日、三笠GMは23日のドラフト会議に小久保監督が出席しないことを明かした。
三笠GMは「(小久保監督は)日本シリーズの準備に集中してもらう」と話しており、1位指名が競合した場合は城島CBO(チーフベースボールオフィサー)がクジを引くという。
一方、日本ハムの新庄剛志監督(53)もドラフト会議への出席は乗り気ではない様子だ。20日のCSファイナル最終戦後、「今回はあまり関りが……。行きますけどね」と、歯切れが悪かった。
そもそもドラフト会議に監督が出席する義務はないものの、それが半ば慣例化されている。近年、欠席したのは2008年の阪神・真弓監督や11年の横浜(のちのDeNA)・尾花監督くらい。同年10月に就任したばかりの真弓監督は「秋季キャンプの視察をするため」で、尾花監督は球団売却に揺れる中での決断だった。
「ドラフト会議は今や、地上波で生中継が行われる球界の一大イベントですからね。交渉権を得た1位指名選手に、監督が生中継で直々のメッセージを送るのが番組のハイライトとなっている。これが球団社長など、『よく知らない背広のおじさん』ではあまり絵にならない。とはいえ、歴代監督の中には出席を渋っている者はいた。例えば、ドラフト時点で退団が決まっているケース。後任が発表されるまでは一応、監督とはいえ、本音を言えば『誰が指名されようがどうでもいい』でしょう。まして近年はメジャー球団やソフトバンクのように、現場と編成を明確に区分けしている球団が少なくない」