巻頭特集
-
相次ぐ天災に後手後手 疫病神首相に防災を任せられるのか
真夜中の北海道を襲った6日の震度7の大地震。震源に近い厚真町では山肌がえぐり取られたように土砂崩れが起き、きょうも安否不明者の捜索が続いた。全295万戸が停電し、道内全域が完全復旧するには1週間以上…
-
結局大企業とグルなのだ 安倍政権では賃金は上がらない
大企業が儲かれば、そのうち利益が従業員に滴り落ちる――。アベノミクスのトリクルダウン理論は、やっぱり完全なる詐欺だった。 財務省が3日に発表した2017年度の法人企業統計。企業が蓄えた内部留…
-
世論調査では石破猛追 安倍「圧勝」報道には死角がある
いつも以上に滑舌は悪く、顔は曇りがち。声にも張りがなく、とてもじゃないが「圧勝」イケイケドンドンの総裁候補の姿にはホド遠かった。 3日、東京・千代田区のホテル「ニューオータニ」で開かれた総裁…
-
玉城氏がリード “安倍政治の縮図”沖縄県知事選の凄い攻防
安倍官邸は慌てているに違いない。自民党総裁選とほぼ同じタイミングで行われる沖縄県知事選(13日告示、30日投開票)が、凄い展開になっているからだ。 翁長雄志知事の死去にともなって行われる知事…
-
“逃げ恥”首相の薄汚い手口 ますます異様な自民党総裁選
「我々は代議士と言われるが、国民の気持ちを代弁し、議論するための侍だ」 8月31日、TBSラジオの番組に出演した自民党の石破茂元幹事長は、こう言って自民党総裁選での政策論争の必要性を強調した。…
-
安倍政治と無縁とは思えない 「老人は邪魔者」の社会風潮
長生きは悪なのか。まだまだ残暑が厳しい中、身も凍える事件だ。 岐阜市の「Y&M藤掛第一病院」でエアコンが故障した部屋に入院していた80代の男女5人が相次いで死亡。岐阜県警は熱中症で死亡した疑…
-
まだ3週間もある総裁選 報道規制と論戦回避はどう影響?
「気力、体力、十二分であるとの確信に至った」――などと、ようやく26日、総裁選への立候補を表明した安倍首相(63)。この自民党総裁選は、なにからなにまで、異常なことばかりだ。 現職の総理総裁が…
-
「外交の安倍」完全崩壊 米紙が暴いた日米蜜月の真相
どこが蜜月関係なのか。事あるごとに米国のトランプ大統領との緊密な関係をアピールしてきた安倍首相の大嘘が、また暴露された。 米紙ワシントン・ポスト(電子版)が、今年6月7日にホワイトハウスで行…
-
認めたくない外交的敗北 安倍内閣支持率微増の謎解き
数々の疑惑から逃げ回り、内政も外交もデタラメの安倍政権の内閣支持率が微増している。日経新聞とテレビ東京の世論調査(24~26日実施)では7月下旬の前回調査から3ポイント増の48%に上昇。産経新聞とF…
-
仰々しかった総裁選会見 安倍首相が維新を気取る気味悪さ
またもや「明治維新」である。 延ばしに延ばした自民党総裁選への出馬表明。安倍首相は26日、視察先の鹿児島県で、雄大な桜島をバックに立候補の決意を語った。地方での出馬表明は異例。地方票に重きを…
-
何から何まで前代未聞 自民党総裁選の不気味さと異様さ<4>
安倍政権の支持率は4割だ。しかも不支持率の方が高い。それなのに、事実上の首相を決める自民党総裁選で、自民党国会議員の7、8割が早々に安倍支持に流れる光景は、世論と乖離し過ぎて異様だ。「アベ様に歯向か…
-
何から何まで前代未聞 自民党総裁選の不気味さと異様さ<3>
国会議員票で安倍が7~8割を押さえたため、石破の頼みの綱は地方票だ。党員の中にはモリカケ問題などでの安倍の不誠実な対応に違和感を抱いている人も少なくない。国会議員のように「雪崩を打って安倍」とはなら…
-
何から何まで前代未聞 自民党総裁選の不気味さと異様さ<2>
「相手候補を壊滅させるくらいの圧勝しかない」。現時点で細田派(94人)や麻生派(59人)、岸田派(48人)、二階派(44人)などの主要派閥の支持を得ている安倍は国会議員票の7~8割を押さえたとされ、周…
-
何から何まで前代未聞 自民党総裁選の不気味さと異様さ<1>
「あと3年、自民党総裁、首相として日本の舵取りを担う決意だ」――。安倍首相は26日、訪問先の鹿児島県垂水市で記者のぶら下がり取材に応じ、9月の党総裁選(7日告示、20日投開票)への立候補を正式に表明し…
-
改憲も拉致も口先だけ 何年たっても薄っぺらな安倍首相
9月7日の自民党総裁選の告示に向け、圧倒的大勝で連続3選を目指す安倍首相が地方行脚を本格化させている。25日は安倍自身が宮崎県入り。26日は鹿児島県を訪れて正式に立候補を表明する。 安倍陣営…
-
賃金は?働き方は?消費増税は? 論争を避けている総裁選
安倍首相VS石破元幹事長の一騎打ちが濃厚な自民党総裁選は、憲法改正をめぐって既に激しい火花が散っている。安倍が、9条に自衛隊を明記した自民党案を秋の臨時国会にも提出したいという意向を示せば、石破は、…
-
地銀は悲鳴! アベノミクスこそ総裁選の争点にすべきだ
「このままアベノミクスを続けて本当にいいのか」――。総裁選の最大の争点は、アベノミクスなのではないか。5年続けた「異次元緩和」が、いよいよ限界に近づいてきたからだ。 大新聞テレビは伝えようとし…
-
民意は安倍NOで手ぐすね 沖縄県知事選で自民党は負ける
自民党は21日、総裁選挙管理委員会を開き、2012年以来、6年ぶりに行われる総裁選の日程を「9月7日告示、20日投開票」と正式に決めた。新聞・テレビは、3選を目指す安倍首相(総裁)が国会議員票の7割…
-
「徹底的に干す」 安倍周辺から流れる石破潰し報道の異様
連続2期6年までだったルールを変え、安倍首相が3選を目指す自民党総裁選の日程が「9月7日告示―同20日投開票」に決定。出馬表明を先送りしている安倍と石破茂元幹事長との事実上の一騎打ちは、決戦まで1カ…
-
安倍3選という息苦しさ 真綿で首を絞められる民主主義
平成最後の夏。そして平成最後の終戦記念日を迎え、この30年間や昭和の戦争、戦後社会を検証する特集番組が目立つが、今の安倍政権は後世の歴史にどう評価されるのだろうか。 ミステリー作家の綾辻行人…