巻頭特集
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ダンマリは通じない 安倍内閣の息の根止める片山さつき
〈安倍総理初のご参加で大変な盛り上がり!〉〈若手と総理とのお写真撮ったり忙しく楽しい!〉――。今年7月、気象庁が異例の警戒を呼びかけた西日本豪雨の最中、衆院議員宿舎で行われた自民党議員の酒席宴会「赤坂…
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麻生節は格差を煽る炎上商法 「働けない高齢者」の命運
またやっちまったレベルの失言ではなく、確信犯なのではないか――。麻生財務相が23日の閣議後の会見で口にし、野党が問題視しているこの発言のことだ。 「飲み倒して運動も全然しない人の医療費を、健康…
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安倍政権は内心“大歓迎” 狂ったトランプの「核」軍拡
「我々は誰よりも多くのカネを持っている。人々が目を覚ますまで(核戦力を)強化する」 米国のトランプ大統領の“暴走”が止まらない。 20日に中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱をブチ…
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核軍拡と貿易戦争 とんでもない時代になる「平成」の次
国際社会が一気にキナ臭くなってきた。震源地は劣勢が伝えられる米国の中間選挙(11月6日投開票)に向けて、「米国第一主義」をわめき立てるトランプ大統領である。およそ8000億ドルに上る対中貿易赤字をヤ…
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「不況を招くなら止めろ」が正論 くすぶる消費増税延期説
これも国の中枢の劣化の表れだ。安倍首相が予定通りに来年10月に消費税率を10%に引き上げる方針を表明。増税に伴う景気対策を指示して以降、その具体策がメディアを賑わせているが、愚にもつかない弥縫策だら…
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世界経済“暗転”の予兆 消費増税下支えより景気対策が先だ
19日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落。終値は前日比126円08銭安の2万2532円08銭となり、下げ幅が一時、400円を超えて約1カ月半ぶりの安値を付ける場面もあった。 …
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安倍改造内閣 増税対応と閣僚醜聞で臨時国会は火ダルマ
24日に召集される臨時国会で安倍政権は万事休すだ。会期は12月10日までの48日間となる見通しで、24日に安倍晋三首相の所信表明演説と麻生太郎財務相の財政演説が行われ、25日から訪中する安倍が帰国し…
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鉄面皮の東電元幹部 この国を闊歩する厚顔無恥の輩たち
「一切聞いていない。説明も受けていない」――。語気を強めて元部下の証言を全面否定だ。 「東日本壊滅」の危機さえあった過酷事故から7年半。福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された…
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社会保障カットばかり “ボッタクリ”消費増税に庶民の反乱
安倍首相が15日の臨時閣議で来年10月の消費税率10%への引き上げを正式表明したことを受け、テレビニュースやワイドショーがこぞってこの話題で喧々囂々だ。税率アップの方向性こそ2012年の法改正で決ま…
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「消費増税」「小手先対応」何から何までデタラメの極み
この政権に任せていたら、どれだけ増税しても足りやしない。バラマキと公務員の昇給、米国のご機嫌取りに使われるのがオチだ。 安倍首相が15日、臨時閣議で消費税を19年10月から予定通り10%に引…
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早すぎる「消費増税」表明 1年がかりで国民懐柔の悪だくみ
来年10月、予定通り、消費税率を10%にアップすることを安倍内閣が15日閣議決定した。 日銀の黒田総裁は、「景気への影響は極めて小さい」などとコメントしているが、よくも無責任なことを口にでき…
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カジノ参入ゴリ押しも発覚 「トランプと蜜月」の危うさ
友人のためなら学校もカジノもつくってやる。その心意気はいいとしても、ポケットマネーでやって欲しいものだ。 米国の調査報道サイト「プロパブリカ」が10日、安倍首相が昨年2月に訪米した際、トラン…
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改憲を隠れ蓑に進行 「人生100年」という弱者切り捨て
「人生100年時代」を生き残れるのは、老後資産に余裕のある一握り。大半はヨボヨボになるまで働くか、サッサと死ぬほかない――。安倍首相が掲げる「全世代型社会保障改革」。改革とは名ばかりで、壮絶な庶民イジ…
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“平成の2大愚策” 難題放置の豊洲移転と3兆円東京五輪
問題山積、トラブル噴出の豊洲市場が11日、開場した。2016年8月に小池都知事が築地市場から豊洲移転の延期を表明し、今年7月に「安全・安心宣言」を出すまで2年あまりの時間があったが、混乱に拍車を掛け…
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目に余る懇願だけの無策 拉致問題は自国で解決することだ
「戦後日本外交の総決算」を総裁選で掲げ、組閣後の記者会見で「安倍内閣の総力を結集して最も重要な課題である拉致問題の早期解決を成し遂げる決意だ」と表明した安倍首相。 膠着状態を打開するために「次…
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疑惑テンコ盛りなのに 攻めきれない加計疑惑に国民の嘆息
いつまで、コンニャク問答を続けるつもりなのか。 「記憶にない」「記録がない」「聞いていない」「知らない」「見ていない」――。安倍首相の“腹心の友”の会見は、今回もナイナイ尽くしでらちが明かない…
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どうなる? 玉城デニー沖縄県知事と菅義偉の“最終攻防”
米軍普天間飛行場の辺野古移設問題を抱える沖縄が新たな一歩を踏み出した。安倍政権のゴリ押しに徹底抗戦した翁長雄志前知事の遺志を継いだ前衆院議員の玉城デニー知事が就任。初会見で「米軍普天間飛行場の一日も…
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なぜ庶民は怒らないのか 「死ぬまで働け」という安倍政治
「1億総活躍」「働き方改革」「全世代型社会保障」――。薄っぺらいスローガンの下、この国は有史以来初めて、誰もが70歳まで賃金労働者として働く社会に突入しようとしている。 政府は5日、首相官邸で…
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“国民挑発”改造で支持率下落 世論に見放された政権の末路
安倍首相は愕然としたことだろう。通常なら政権浮揚につながるとされる内閣改造で、支持率が上がらなかったのだ。 各社の世論調査は改造当日の2日と3日に実施され、内閣支持率は共同通信が前回9月の調…
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大マスコミもケチョンケチョン 改造内閣は「自爆テロ」
まっとうな反応だろう。第4次安倍改造内閣と自民党執行部の役員人事を報じた3日の大新聞の論評は総じてケチョンケチョンだった。 〈こんな内向きの人事では、政治や行政への信頼を取り戻し、難しい政策…
