巻頭特集
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石破を蹴散らせば独裁 4選もありうる自民党の安倍支配
「俺が出馬したとして、みんなは干されても本当にいいのか」 主戦論を唱える派閥の若手を、岸田文雄政調会長はこう言って諭したという。 岸田が9月の自民党総裁選への出馬断念を表明したことを受…
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杉田水脈のような議員は大勢いる “弱者排除”蔓延の戦慄
こんな主張を容認するようでは、自民党はヘイト政党として国際社会から白眼視されても仕方ない。 自民党の杉田水脈衆院議員の寄稿文に批判が殺到している。問題になっているのは、18日に発売された「新…
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カメラが捉えた 猛暑が覆い隠す「国民愚弄政権」の正体
「これが戦争の結末」。今年1月。フランシスコ・ローマ法王が、一枚の写真を印刷したカードを作り、広く世界に周知するよう指示していたと報じられた。写っていたのは、1945年に米軍の従軍カメラマンだった故ジ…
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安倍3選を許すのか 歴史の分岐点になる最も長くて暑い夏
通常国会が閉会し、安倍首相は長い長い夏休みに入った。すでに政界では、秋の総裁選で安倍が“3選”を果たすことが既定路線になっている。 それにしても、ここまで政権の腐敗、堕落、劣化があらわになっ…
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“三選”か“一寸先は闇”となるか…注目は小沢、小泉に船田元
通常国会の会期は22日までだが、20日事実上、閉幕した。そのフィナーレを飾ったのがカジノ法案の成立だ。国民の7割がカジノに反対しているのに、例によって与党は数の力で法案成立を押し切った。もはや見慣れ…
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被災者支援よりも博打法 会期末まで国民愚弄の安倍政権
22日(日曜)に会期末を迎える通常国会が事実上、20日閉幕する。世論の7割が成立を望まないカジノ法案を、傲慢な自公両党はゴリ押し。野党の徹底抗戦もむなしく、数に勝る与党の採決強行で成立。安倍政権は最…
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頭の中は被災者よりも総裁選 安倍首相「国家改造」の野望
延長国会は22日の会期末を目前にして、与野党の攻防が例年以上に激化している。数の力を武器に、被災地そっちのけでカジノだ、参院の選挙制度改正だ、と自公がやりたい放題の暴走だからなのだが、18日は参院の…
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朝から晩まで猛暑報道 採決強行の安倍政権はニンマリか
日本列島は蒸し風呂状態だ。この3連休で5000人超が熱中症とみられる症状で救急搬送され、14人が死亡。愛知県豊田市では17日、校外学習から戻った小学1年の男子児童が意識不明となり、亡くなった。医師は…
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今ごろ防災服で現地視察 カジノ優先政権に被災者の怒り
西日本を中心とした記録的な豪雨災害に見舞われた被災者らは、3連休最終日の16日も、気温40度近い酷暑の中で厳しい復旧作業を余儀なくされた。豪雨災害による死亡者は13府県で210人、安否不明者は4県で…
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防災にどれだけ本気? 安倍政権で「次は東京」という恐怖
もはや悲劇と言うほかないだろう。生活再建のメドが立たない中、殺人的な暑さに見舞われる被災地の惨状には目を覆うばかりである。平成に入って最悪の被害をもたらした西日本豪雨による死者は14府県で200人を…
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胴元は米国 「カジノで成長戦略」という安倍政権の大ボラ
「ギャンブルと人命と、どちらが大切なんだ」 怒号が飛んでも、与党はお構いなしだ。12日も13日も、参院の内閣委員会ではカジノ法案(カジノを含む統合型リゾート実施法案=IR実施法案)の審議が強…
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三選の狙いは国家改造 この政権では「防災」は二の次だ
市民生活への影響が長期化するのは避けられない見通しだ。広島や岡山など西日本を中心に175人もの死者を出した「平成30年7月豪雨」。自衛隊や警察、消防などは、11日も、気温30度を超える酷暑の中、80…
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平成が終わるから死刑執行 前夜の飲み会に見る政権の正体
誰が引き受けるのか、“争奪戦”が起きていた麻原彰晃の遺骨は、結局、四女の手に渡ることになりそうだ。代理人のブログを通じて、「実父の最後のメッセージなのではないかと受け入れることにする」とコメントを発…
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拡大する西日本大豪雨被害 鮮明になってきた政治の責任
9日、安倍首相が11日から予定していた欧州・中東への外遊を中止すると発表した。西日本を中心とする豪雨被害の全容もまだ分からない状況では、当然のことだ。なぜ、もっと早く中止を決めなかったのか。 …
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西日本豪雨被害拡大 政府はこの間、何をやっていたのか
死者・行方不明者が140人を超えた平成史上最悪の豪雨被害を目の当たりにし、SNS上では「遅すぎる」と非難囂々だ。安倍政権が8日午前9時、西日本を中心とした豪雨被害を受け、ようやく災害対策基本法に基づ…
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一挙7人処刑の衝撃 オウム死刑執行で残された謎と今後<下>
最盛期の信者1万人から大きく数を減らしたが、教祖がこの世を去っても、オウムはまだ数多くの“残党”が全国に潜んでいる。現在、オウムの後継団体は「Aleph(アレフ)」「ひかりの輪」「山田らの集団」と3…
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一挙7人処刑の衝撃 オウム死刑執行で残された謎と今後<上>
世界を震撼させた1995年3月の地下鉄サリン事件から23年。法務省はきのう(6日)、麻原彰晃(本名・松本智津夫)ら、オウム死刑囚7人の死刑を執行した。 しかし、一気に7人も処刑するのは異例の…
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怪しい補助金は他にも 検察よ、矛先は不正入学局長だけか
文科省の局長が、私立大学支援事業の対象校に選定されることの見返りに自分の子を入試で合格させてもらった受託収賄の疑いで逮捕された件に驚き、怒りを感じた国民は多かったのではないか。といっても、それは事件…
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これも安倍首相への忖度?田中均氏の苦言を黙殺のメディア
「記者会見をするのはこれが最後かなとも思うので、思いの丈を述べさせていただきたい」 発言の主は元外務審議官の田中均氏。北朝鮮の「ミスターX」と秘密交渉を重ね、2002年の小泉訪朝や拉致被害者帰…
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W杯の夢から覚めれば殺伐景色 安倍三選ムードという荒涼
日本代表がベルギーに2―3で逆転負けし、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の狂騒が終わった。3日早朝の東京・渋谷のスクランブル交差点は、いつものドンチャン騒ぎの様子は見られず、夢から覚めたよ…