巻頭特集
-
北朝鮮危機、W杯、次は五輪 危ない政権下のナショナリズム
ワールドカップ「日本―ベルギー戦」が、今夜(日本時間3日午前3時)行われる。 始まる前から、メディアは大ハシャギだ。民放各局は、朝からサッカー一色である。しかも、「日本いける!」「チャンスは…
-
いつまでも続くわけがない 安倍“目くらまし”政治の限界
「政治は結果だ」「選挙に勝てば何でも許される」という安倍1強政治に支配された今の日本を物語る試合展開だった。 サッカーW杯の1次リーグ最終試合のポーランド戦。西野ジャパンは1点リードを許しなが…
-
過労死法案採決の狡猾 日本代表の試合の日は気をつけろ!
28日は朝から深夜まで、テレビを中心にサッカーW杯の日本代表戦で一色、決勝トーナメントに進出できるのかどうかで日本中がヤキモキだったが、その裏で国会では、またもや強行採決のデタラメが繰り広げられた。…
-
なぜ、舌禍、暴言が続くのか安倍化という劣化が進む自民党
「岡田さん、ルールは守んなきゃ」 27日、党首討論を終えた安倍首相は衆院会派「無所属の会」の岡田克也代表にこう言い放った。この男の減らず口には開いた口が塞がらない。 先月30日以来とな…
-
なぜだ? “安倍内閣支持率”上昇 その裏の虚飾とカラクリ
各社の世論調査で内閣支持率が上昇している。森友・加計問題など安倍首相にまつわる疑惑は何ひとつ解明されず、国民世論も「納得できない」が多数を占めるのに、なぜ支持率が上がるのか。 自民党内からは…
-
安倍サマ独裁政党の政治ショー 自民党総裁選のアホらしさ
「総裁選9月20日軸」「野田聖子 準備開始」「石破茂 閉会日出馬表明も」――。秋に予定されている自民党総裁選のスケジュールがほぼ固まり、大新聞テレビが候補者の動きを一斉に報じている。 しかし、…
-
「北朝鮮情勢と基地問題」 命賭した翁長沖縄県知事の正論
一言一句、噛み締めるように絞り出された言葉に、胸を打たれた国民は多かったに違いない。23日、太平洋戦争末期の地上戦で犠牲となった住民らを悼む「慰霊の日」を迎えた沖縄県。73年前の沖縄戦で最後の激戦地…
-
なぜ、こんな政権が続くのか 虚無が覆う無法国家の会期末
「半端ないって!」と、日本中がサッカーW杯日本代表のまさかの1勝に酔いしれる中、国会会期が7月22日まで大幅延長された。 W杯決勝の7月16日まで国民が熱狂する裏で、安倍政権がデタラメ法案の強…
-
モリカケ潰しと国威発揚 安倍政権がほくそ笑む“W杯狂騒”
サッカーワールドカップ(W杯)のコロンビア戦でまさかの勝利を収めた日本代表に日本中が沸いている。とりわけ、テレビは朝から晩までサッカー一色。コロンビア戦の勝因分析や次のセネガル戦の予想に加え、決勝の…
-
その共通項は卑劣と破廉恥 安倍晋三と薄っぺらな仲間たち
類は友を呼び、同じ釜の飯を食らうわけである。 国家戦略特区を利用した加計学園の獣医学部新設を巡る疑惑が国会で審議されるようになって1年余り。国家戦略特区諮問会議の議長を務める安倍首相と加計孝…
-
安倍首相と加計理事長、共通する鉄面皮 国民はもう辟易
“腹心の友”がようやく出てきたと思ったら、疑惑払拭には程遠い、国民を愚弄するばかりの記者会見だった。 加計学園の加計孝太郎理事長が19日、一連の問題について初めて公の場で口を開いたのだが、愛…
-
「次は自分」と怯えるだけの首都圏民 脆さ露呈の地震大国
地震大国の日本では、いつ、どこで大きな地震が起きてもおかしくない。あらためて、そう考えさせられる。 18日午前7時58分ごろ、大阪府北部で震度6弱の地震が発生。気象庁によると、震源の深さは約…
-
本来ならばとっくに退陣 安倍しがみつき政権の延命費用
「対話のための対話には意味がない」の持論は、どこに行ったのか。一転、安倍首相が金正恩委員長との“直接対話”に躍起になっている。 土曜の朝から情報番組に出演した安倍は、「最終的には私自身が金正恩…
-
モリカケで終わった政権が「拉致で延命」の悪辣シナリオ
一体どの口が言うのか。安倍首相は「北朝鮮と直接向き合い、拉致問題を解決していく決意だ」と繰り返し、2004年以来の日朝首脳会談の実現に気勢を上げている。官邸に呼び込んだ拉致被害者家族を前に「拉致問題…
-
見返りの経済支援いくらになる? 危うい日朝首脳会談狂騒
歴史的な米朝首脳の初会談が終わった途端、にわかに拉致問題を協議する日朝首脳会談が、さも実現しそうなムードが漂い始めている。 火付け役は大手メディアだ。14日、読売新聞は朝刊1面トップで〈日朝…
-
懐疑的報道が目立つ米朝会談 ご破算になったらオシマイだ
「期限・具体策に触れず」(朝日新聞) 「共同声明 具体策盛らず」(毎日新聞) 「具体策示さず」(読売新聞) 「時期や検証 先送り」(日経新聞) 「北、検証なき半島非核化」(産経…
-
米朝会談をどう見るか 変化を望まない人々の批判と難クセ
12日の歴史的な米朝首脳会談。際立っていたのは、トランプ米大統領と金正恩北朝鮮労働党委員長が終始、互いを称賛する言葉ばかり発していたことだ。 共同声明の署名式で、金正恩が「今日のために努力し…
-
「米朝歴史的和解」の舞台裏と取り残された日本の命運<下>
60年以上も休戦状態にある朝鮮戦争の終結も、米朝会談のテーマだ。トランプは会談前、終戦宣言について「何らかの合意に署名できるかもしれない」と明言している。朝鮮戦争の終結は日本の安全保障を百八十度転換…
-
「米朝歴史的和解」の舞台裏と取り残された日本の命運<中>
2011年12月に父の金正日総書記が死去して権力を継承して以降、徹底した秘密主義を貫いてきた金正恩。その動静は、北朝鮮の国営メディアを通じてしか知り得ず、強権的で狂気の独裁者というイメージが定着して…
-
「米朝歴史的和解」の舞台裏と取り残された日本の命運<上>
世界中が固唾をのんで見守った。シンガポールのリゾート地、セントーサ島のカペラホテルで12日、史上初の米朝首脳会談がついに始まった。 トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が歴史的な対面を果た…