巻頭特集
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「平和が困る」戦争屋たち 米朝決裂を期待する不穏な動き
北朝鮮が16日未明、韓国との南北閣僚級会談をドタキャンし、6月12日に予定されている米朝首脳会談までも中止する可能性を示唆。北朝鮮情勢をめぐるこのところの“融和ムード”に冷や水を浴びせた。表向きの理…
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岸井成格さんが闘った安倍政権の言論弾圧とメディアの堕落
「情けない!」――。昨年暮れ、最後となった出社の際、絞り出すような声で訴えたという。毎日新聞特別編集委員の岸井成格さんが15日、亡くなった。73歳だった。 岸井さんの逸話といえば、2016年3…
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拉致もトランプ頼み 安倍首相はなぜ北に直談判しないのか
北朝鮮問題は「日本及び国際社会の平和と安定に対するこれまでにない、重大かつ差し迫った脅威」――。15日の閣議で河野外相が報告した2018年版の外交青書の文言だ。北の核・ミサイル開発問題の解決に向け、…
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大宅賞作家も指摘…国家戦略特区の“権力私物化”“利権構造”
“腹心の友”が国家戦略特区で実現した加計学園の獣医学部新設をめぐり、安倍首相のウソやデタラメを裏付ける物証や証言がどんどん集まっている。にもかかわらず、野党は何を攻めあぐねているのか。安倍が出席した…
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動かぬ証拠にも「悪くない」 安倍首相のオツムは大丈夫か
「こんなに国民に平然とウソをつく政権は過去にない」。さすがに自民党のベテラン議員からも驚きの声が漏れているという。 学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題。10日に衆参両院で行われた柳…
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世界に取り残される安倍政権…歴史の節目「6.12」にご臨終
「加計学園の理事長は総理もいたバーベキュー、ゴルフで見かけましたし、学園関係者には官邸で3回お会いしました。総理には日に5回も10回もお会いしますが、加計の件を報告したことや指示を受けたことは一切、ご…
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膿は誰なのか 安倍首相が居座れば国はどんどん壊れていく
ガッチリ固めた隙のない官僚答弁だったことが逆に、いかがわしさを醸し出していた。 加計問題をめぐる10日の参考人招致で、柳瀬唯夫元首相秘書官は「記憶にない」と突っぱねてきた2015年4月の愛媛…
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注目の柳瀬招致 「話す中身」が事前に漏れるアホらしさ
ある程度、予想されていたとはいえ、予定調和の質疑に釈然としない思いを抱いた国民も多かったに違いない。学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、10日、国会で行われた柳瀬唯夫元首相秘書官(現経産審議官…
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北を散々政治利用 安倍首相に歴史の転換を任せていいのか
中韓蔑視のアベ外交のツケで宙に浮いていた日中韓首脳会談が9日、都内の迎賓館で開かれ、関係各国の注目を集めている。2年半ぶりの開催を後押ししたのは、皮肉にも安倍首相が敵視する北朝鮮をめぐる情勢の急転だ…
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安倍首相はなぜ水を差すのか 米朝和解ならば日本も変わる
米国のトランプ大統領が、4月に安倍首相と会談した際、在韓米軍の削減や撤退の可能性に言及していたことが分かった。これに対し、東アジアの軍事バランスが崩れることを懸念した安倍は、その場で反対の意向を伝え…
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何十年も暴言連発…麻生太郎を辞めさせられない摩訶不思議
さすがに、国民も耳を疑ったのではないか。麻生財務大臣の発言には、唖然とするしかない。 セクハラでクビになった財務省の福田淳一前次官について、これまでも「はめられて訴えられているんじゃないかと…
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しがみつく安倍首相 未だに「3選」「改憲」など寝言の仰天
焦燥感の表れなのだろう。この連休中、安倍首相が「総裁3選」への意欲を見せ、「改憲」への執念を示した。どちらも逆風なのは明らかなのに、強がりと寝言の連発には仰天するしかない。 3選に触れたのは…
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そろそろ国民は覚悟が必要 アベノミクス後の日本経済
日銀が4月27日に公表した「展望リポート」が話題になっている。13年に黒田総裁が就任して以来、しつこく記載を続けてきた物価2%目標の「達成時期」をついに削除したからだ。 「事実上のギブアップ宣…
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“圧力一辺倒外交”惨めな結末 金正恩に翻弄される安倍政権
南北会談は単なる形式的なセレモニーではない、と対外的にアピールする狙いもあるに違いない。 「完全な非核化により、核のない朝鮮半島の実現という共通の目標を確認した」 世界中が注目した韓国…
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南北首脳会談で浮き彫り “吠えるだけ”安倍首相の薄っぺら
「歴史的な和解」への第一歩としては十分だった。 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領のきのう(27日)の南北首脳会談。午前と午後たっぷり3時間、顔を突き合わせ、2人だけの散策でベ…
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安倍政権は嘘ばかり 国民が知りたい南北会談の裏と今後<3>
■北朝鮮の非核化、これが現実的なシナリオ 「平和実現に向けて段階的で歩調を合わせた措置を取るなら半島の非核化は実現できる」――。金正恩は中国の習近平国家主席との首脳会談で、こう断言した。 …
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安倍政権は嘘ばかり 国民が知りたい南北会談の裏と今後<2>
■「圧力」一辺倒で来て、今さら「拉致でお願い」の安倍外交の醜態 頭越しに金正恩との会談を決めたトランプ大統領の別荘にわざわざ出向き、「拉致問題を取り上げて」と懇願。南北会談直前の24日には文在…
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安倍政権は嘘ばかり 国民が知りたい南北会談の裏と今後<1>
両首脳とも満面の笑みで手を握り合った。27日、午前9時29分、予定より1分早く、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長がついに歩いて軍事境界線を越えた。板門店で出迎えた韓国の文在寅大統領と右手、左手と交互に…
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国民は解散・総選挙大歓迎 小沢一郎の主戦論こそ野党の道
立憲民主党の枝野幸男代表と自由党の小沢一郎代表の急接近が永田町をザワつかせている。 枝野は民主党時代、小沢の合流を拒んだ“反小沢”の急先鋒だった。それが一転、2人は会合や会食を重ねる仲になり…
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「類は友を呼ぶ」愚劣集団 みんなが安倍晋三の金太郎飴
どいつもこいつも、腐りきっている。セクハラ疑惑が報じられた財務省の福田事務次官が24日、辞任したが、閣議後の会見で麻生財務相が放った言葉には唖然とするほかない。 セクハラ疑惑について「週刊誌…